烏帽子岳、野口五郎岳、水晶岳、鷲羽岳、槍ヶ岳、燕岳（裏銀座〜表銀座）

2018年07月14日(土) 〜 2018年07月17日(火)

• GPS: 58:31
• 距離: 58.7km
• 登り: 5,573m
• 下り: 5,342m

コースタイム

1日目

• 山行: 4:53
• 休憩: 1:43
• 合計: 6:36

6:04 高瀬ダム濁沢登山口
8:19 8:24 三角点
9:30 10:50 烏帽子小屋
11:16 11:16 烏帽子岳山頂分岐
11:29 11:46 烏帽子岳
11:56 11:57 烏帽子岳山頂分岐
12:36 12:36 烏帽子小屋
12:40 烏帽子ひょうたん池

2日目

• 山行: 9:24
• 休憩: 1:22
• 合計: 10:46

2:17 烏帽子ひょうたん池
4:24 4:25 野口五郎小屋
4:34 4:41 野口五郎岳
5:04 5:04 真砂岳
5:09 5:11 真砂岳分岐
6:05 6:05 東沢乗越
6:39 6:53 水晶小屋
7:19 7:20 水晶岳
7:47 8:00 水晶小屋
8:23 8:24 ワリモ北分岐
8:42 8:44 ワリモ岳
9:08 9:13 鷲羽岳
9:57 10:25 三俣山荘
11:02 11:02 三俣峠
11:13 11:18 三俣蓮華岳
11:38 11:38 丸山
12:01 12:01 中道分岐
12:23 12:26 双六岳
12:51 12:51 双六岳中道分岐
12:53 12:53 双六岳巻道分岐
13:03 双六小屋

3日目

• 山行: 8:59
• 休憩: 4:14
• 合計: 13:13

2:44 双六小屋
3:13 3:15 樅沢岳
5:41 5:45 千丈乗越
6:37 6:38 槍ヶ岳山荘
6:52 7:10 槍ヶ岳
7:17 7:37 槍ヶ岳山荘
8:03 8:08 ヒュッテ大槍
9:12 9:20 水俣乗越
10:13 10:43 ヒュッテ西岳
11:09 11:14 赤岩岳
12:04 12:04 貧乏沢下降点
12:28 13:24 大天井ヒュッテ
14:01 15:44 大天荘
15:49 15:51 大天井岳
15:57 大天荘

4日目

• 山行: 3:53
• 休憩: 1:11
• 合計: 5:04

3:40 大天荘
3:53 3:57 槍ヶ岳・大天井岳、常念岳分岐
3:58 3:58 小林喜作レリーフ
4:52 4:54 大下りの頭
5:07 5:07 蛙岩
5:30 6:01 燕山荘
6:09 6:09 いるか岩
6:19 6:19 めがね岩
6:23 6:35 燕岳
6:36 6:36 めがね岩
6:44 6:50 いるか岩
6:55 6:55 燕山荘
7:01 7:02 ベンチ
7:12 7:13 合戦山(合戦沢ノ頭)
7:19 7:28 合戦小屋
7:38 7:40 富士見ベンチ
7:54 7:54 第３ベンチ
8:10 8:13 第２ベンチ
8:25 8:25 第１ベンチ
8:43 8:43 中房温泉登山口
8:44 ゴール地点

天候

快晴

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー 自家用車

・穂高駐車場：かなりの台数が停めれそうですが、三連休初日の朝4時でほぼ満杯でした。
・穂高駅〜信濃大町駅：ムーンライト信州81号：全車指定席です。あらかじめ、購入しておく必要があります。
・信濃大町駅〜高瀬ダム：タクシーで行きます。4人で乗れば1人約2000円です。ただ、連休等でないと乗合も難しいのでしょうか。
・中房温泉〜穂高駐車場：乗合バスで1700円です。

コース状況／危険箇所等

○ルート関係
■裏銀座登山口〜烏帽子小屋：急登ですが、階段上の登山道で登りやすいです。
■烏帽子小屋〜烏帽子岳：烏帽子岳手前に鎖がありますが、特に問題ありません。
■烏帽子小屋〜野口五郎岳：三ッ岳の先の雪渓も溶けており、夏道です。
■野口五郎岳〜水晶小屋：東沢乗越手前に大岩がゴロゴロした箇所があり、歩きにくいところもありますが、問題ありません。水晶小屋手前の登りはザレていて、若干歩きにくいです。
■水晶小屋〜水晶岳：水晶岳手前に階段がありますが、足場はしっかりしています。
■水晶小屋〜ワリモ北分岐：快適な登山道で歩きやすいです。
■ワリモ北分岐〜鷲羽岳：ワリモ岳付近に鎖がありますが、足場はしっかりしています。
■鷲羽岳〜三俣山荘：ザレた斜面を下ります。滑らないように注意しました。
■三俣山荘〜三俣蓮華岳：テン場付近に雪渓が残っていますが、傾斜はありませんのでツボで問題ありません。
■三俣蓮華岳〜双六岳：快適な登山道。
■双六岳〜双六小屋：稜線コースの最後に雪渓が残っています。通行禁止の明示があります。
■双六小屋〜槍ヶ岳山荘：西鎌尾根の途中に数箇所雪渓が残っています。雪が多いとしはアイゼンが必要に思われます。左俣岳の先の鎖場の1箇所目の岩は磨かれており、特に下りで通るといやらしい感じがします。
■槍ヶ岳山荘〜槍ヶ岳：混雑していなかったので、サクッと上がれました。朝食後の登山者が降りた時間が狙い目かもしれません。
■槍ヶ岳山荘〜西岳ヒュッテ：ハシゴ・階段が多く、暑いと体力を消耗します。道自体はしっかりしています。
■西岳ヒュッテ〜大天荘：表銀座の名前に偽りはないという雰囲気の整備された登山道です。
■大天荘〜燕岳：歩きやすい稜線です。一部ハシゴがありますが、しっかりしています。
■燕山荘〜中房温泉：整備されており安心感がありますが、人が多いので、すれ違いに時間がかかることがありそうです。

☆山小屋等の関係
・烏帽子小屋：軽食はカレーかカップ麺（600円お湯付き）のみで、カップ麺は赤色の味のみということでした。ペットボトル飲料は500円、水は1L200円で、情報ほど消毒臭はありませんでした。テン場：800円。
・野口五郎小屋：通過のため立ち寄らず。
・水晶小屋：トイレは非常に綺麗でした。
・三俣山荘：小屋入口の左手2Fにカフェレストランがあります。ここは食事メニューが充実しています。水は小屋入口横の蛇口から出て、無料です。
・双六小屋：ここも軽食メニューが充実しています。水はトイレ横の蛇口から出て、無料のようです。生ビール1000円、ペットボトル飲料等500円、テン場：1000円。
・槍ヶ岳山荘：焼きたてのパンが食べれます。缶飲料300円。
・ヒュッテ大槍：通過のみで立ち寄らず。
・西岳ヒュッテ：ペットボトル飲料：500円。
・大天井ヒュッテ：昼食営業があります。カレー、うどん等。ペットボトル飲料は500円。またカップ麺等の味は色々選べそうで、値段はお湯付き500円〜。
・大天荘：水は1L200円。夕食はテント泊だと2700円。テン場1000円。生ビール800円。ここもランチ営業をやっているようで、カレーが人気のようです。

その他周辺情報

穂高温泉郷・しゃくなげ温泉：安曇野市民以外は７００円。ご飯も食べれます。施設は綺麗でした。

写真

7/14 4:37

穂高駐車場に車を駐車後、徒歩で穂高駅へ。
ムーンライト信州81号で信濃大町駅まで行きます。（全車指定席なので要予約）

7/14 5:56

高瀬ダムに到着。タクシーはうまいこと乗合ができました。
予約していただいていた方に感謝です。
なお、途中のゲートで登山届の提出が必要なので、印刷しておくと便利です。ここで、4日で中房温泉まで降りる計画を提出すると、少し驚かれ若干不安に。

7/14 6:04

定番の吊り橋を渡ります。

7/14 6:07

濁沢のテント場の横を通過します。

7/14 6:14

橋が架かっています。

7/14 6:18

お馴染みの裏銀座登山口よりスタートです。
表銀座まで行けるか？不安ながらもスタート。

7/14 6:21

工事現場の階段っぽい階段がしばらく続きます。
ずっと急登です。

7/14 7:16

番号が少しずつ減っていくので励みになります。

7/14 7:50

少しずつ開けてきました。しかし、日差しが強烈に照りつけ、とても暑いです。

7/14 9:20

稜線に近づくと、ミヤマキンポウゲが咲いていました。

7/14 9:21

7/14 9:22

7/14 9:23

あっという間に？烏帽子小屋に。写真は小屋手前の標柱です。

7/14 9:23

大町方面は雲海の下です。

7/14 9:24

ウサギギク。向日葵っぽいです。

7/14 9:26

チシマギキョウの群生。

7/14 10:22

烏帽子小屋から少し野口五郎側に進んだところにテン場があります。設営後、休憩します。（暑すぎて、若干熱中症っぽくなってしまいました）

7/14 10:56

コマクサが結構咲いています。

7/14 11:00

烏帽子小屋から少し進むとはるか下に高瀬ダムが見えます。

7/14 11:02

体調回復後、烏帽子岳へ。

7/14 11:23

鎖場ですが、下りの方が歩きづらいですが、問題はなかったです。

7/14 11:26

烏帽子岳頂上。この後、灼熱地獄のテン場で夕方まで過ごすのはキツイので、小屋で飲み物を購入したり、カップめんを食べたりして、過ごしました。

7/14 11:27

烏帽子岳より、翌日に歩く三ッ岳方面の稜線。

7/14 11:27

赤牛岳方面。

7/15 4:12

翌日、三ッ岳の先で日の出。

7/15 4:15

野口五郎岳手前で明るくなってきました。

7/15 4:19

静かな野口五郎小屋。

7/15 4:29

野口五郎岳頂上。

7/15 4:32

槍ヶ岳が見えてきました。西鎌尾根は険しそう…

7/15 4:32

笠ヶ岳のどっしりした山容。

7/15 4:36

水晶岳へ向かう稜線。

7/15 5:13

真砂岳〜東沢乗越付近にはお花の群生がありました。

7/15 6:00

東沢乗越。この先の上りは結構きついです。

7/15 7:07

水晶岳手前に雷鳥さんが！今回の縦走で唯一の遭遇です。

7/15 7:14

水晶岳ピーク。混んでいたので、30秒で退散。

7/15 7:34

遠くに白山が見えます。

7/15 7:57

水晶小屋より、鷲羽岳への稜線。

7/15 8:09

お花畑が広がります。

7/15 8:37

ワリモ岳付近から鷲羽岳方向。ここからさらに下って登り返します。かなりキツいです。。

7/15 9:04

鷲羽岳ピーク。

7/15 9:05

鷲羽からの槍ヶ岳。だんだん存在感が増してきます。

7/15 9:05

歩いてきた裏銀座の稜線を振り返ります。

7/15 9:06

鷲羽池。

7/15 9:51

三俣山荘に到着。

7/15 10:06

2Fの展望レストランで、オムライスをいただきました。

7/15 10:25

休憩後、三俣蓮華岳を目指します。
雪渓がちょびっとありますが、傾斜もなく、問題ありません。

7/15 11:02

このあたりもお花がいっぱい咲いています。

7/15 11:11

三俣蓮華岳ピーク。

7/15 11:14

槍ヶ岳から表銀座、大天井岳方面。手前の硫黄尾根とのコントラストも綺麗です。

7/15 11:29

ヨツバシオガマ。

7/15 12:20

双六岳ピーク。鷲羽岳＆水晶岳のパノラマは最高です。

7/15 12:29

槍ヶ岳へ続く稜線。
この後、稜線コースを進めるという話を？聞き、そのまま向かいますが、雪渓が若干残っており、雪渓の淵の露出した夏道を拾い降りました。本来は春道ルートに行くべきだったようです。

7/15 14:02

双六池のテン場に到着。結構混雑していますが、なんとかフラットなところを見つけ設営しました。

7/15 16:20

テント設営後、生ビールとカルビ丼をいただきます。

7/16 4:22

翌日、硫黄乗越の先で白んできました。槍ヶ岳が素晴らしい。

7/16 4:53

西鎌尾根には所々雪渓がありますが、ステップがあり、問題ありませんでした。

7/16 5:13

左俣岳の先あたりに痩せた尾根があり、鎖を登るところが数箇所あります。

7/16 5:39

千丈沢乗越に到着。ここからの登りがキツかったです。

7/16 6:14

千丈沢乗越の先に小さな槍が左手に見えてきます。

7/16 6:29

槍ヶ岳が見えてきました。

7/16 6:41

登りが空いていたので、早速取り付きます。

7/16 6:50

あっという間に、頂上へ。360°の展望は最高です。

7/16 6:50

穂高へと続く稜線。

7/16 6:50

歩いてきた裏銀座方面。

7/16 6:51

雲海の先には富士山も見えました。

7/16 6:51

槍沢全景。雪もだいぶ減りました。

7/16 6:51

北鎌尾根のアップ。いつか行ってみたいです。

7/16 6:59

下りにかかります。槍ヶ岳山荘の立派なこと…

7/16 7:02

ハシゴ・鎖がありますが、高度感はあまり感じませんでした。

7/16 7:23

槍ヶ岳山荘で定番のパンをいただきます。焼きたてで美味しいです。

7/16 7:33

芸術的な雲。

7/16 7:57

東鎌尾根からの槍ヶ岳。

7/16 8:46

東鎌尾根には階段、ハシゴ、鎖が数箇所あり、アップダウンが多く体力を消耗します。

7/16 9:25

ニッコウキスゲ。表銀座縦走路の至る所に咲いていました。

7/16 10:39

ヘトヘトになりながら西岳ヒュッテへ。ここで小休止します。

7/16 10:55

ハクサンフウロ。

7/16 11:17

表銀座の稜線からの槍ヶ岳。

7/16 11:54

ビックリ平。名前の由来は不明です。ここから少し下ると、上り返しが待っています。

7/16 12:39

毎日、暑くて、体力の消耗が激しく、大天井ヒュッテになんとか到着。キーマカレーで大休止。

7/16 13:17

綺麗な大天井ヒュッテ。暑いのでここで泊りたくもなりましたが、意を決して大天荘へ。

7/16 14:53

大天荘に到着し、すぐにテントを設営します。ここのテン場は眺めが最高です。また携帯も通じます（ただし、安曇野を望む稜線に出ないと電波状況が安定しません）

7/16 15:44

休憩後、大天井岳をピストンしました。

7/16 15:46

安曇野の街を見下ろします。

7/16 17:24

この日は、小屋の夕食を注文しました。2700円なり。（ビールは別で800円）

7/16 17:59

テン場から槍ヶ岳〜穂高の稜線がよく見えました。

7/17 4:40

翌日、大下りの頭へ向かう手前で明るくなってきました。

7/17 4:48

燕岳へ続く稜線。

7/17 5:24

コマクサがいっぱい咲いています。

7/17 5:57

休憩後、燕岳へ。今回の縦走のフィナーレです。

7/17 5:57

燕山荘に到着。トイレを借りました。

7/17 6:19

あっという間に頂上につきました。

7/17 6:18

北に目を向けると、針ノ木岳〜鹿島槍ヶ岳方面が見えます。

7/17 6:18

燕岳からは裏銀座をぐるっと振り返ることができ、縦走の最後を締めくくるのにベストだと思います。

7/17 6:19

笠ヶ岳のアップ。見る方向で形が違って見えます。

7/17 6:20

東西両鎌尾根と槍ヶ岳。

7/17 6:38

いるか岩。たしかにかなりそれらしい形の岩です。

7/17 6:53

合戦尾根を使い下山します。

7/17 7:15

7時すぎでしたが、既にスイカが売っていたので、即購入し、5分で完食。

7/17 8:19

長い縦走もあと少し…

7/17 8:37

中房温泉に到着しました。
長い縦走でしたが、なんとか到着できて本当によかったです。

撮影機器：

OLYMPUS Tough TG-620 オリンパス

装備

個人装備

長袖シャツ ソフトシェル タイツ ズボン 雨具 日よけ帽子 着替え 靴 ザック ザックカバー 行動食 非常食 飲料 地図（地形図） コンパス ヘッドランプ 予備電池 GPS 筆記用具 ファーストエイドキット 常備薬 日焼け止め ロールペーパー 保険証 携帯 時計 サングラス タオル ストック ナイフ カメラ テント シュラフ

感想

posurf

少し前から温めていた計画で、1度裏銀座を縦走したいと思っていましたが、裏銀座を縦走するには、必ずタクシー等を使う必要が出てきて登山口へのアクセスは良くないため、費用が嵩むので、どう行くか悩んでいましたが、表銀座をつなぎ、中房温泉に降りると費用もそれほどかからずに効率よくいけそうだったので、ここの3連休に狙いを定め行ってきました。
前日は午後に休みを取り、移動。新潟経由で山形から約450km移動し、安曇野で車中泊。朝4時に穂高駐車場につきました。しかし、大混雑でビビりました。
ムーンライト信州81号→タクシーを乗り継ぎなんとか高瀬ダムへ。初日のブナ立て尾根は登っている最中はそんなに感じませんでしたが、暑さが半端なく、熱中症気味になってしまいました。しかし、大朝日岳に行った際の反省を生かし、小屋で冷たい飲み物を購入し後頭部の血管を冷やすことでなんとか体調を戻しました。
翌日・翌々日ともに、行程がかなり長かったので、涼しい中にある程度進むべく早立ちしてなんとか予定通りの行程を進むことができました。4日間ともに快晴で素晴らしい山行となりました。

コメント

takadive

すごい
超ロングルートですね〜
しかもテン泊
お疲れ様でした〜🎶

posurf

Re: すごい
takadiveさんこんにちは！
天気が良かったので、一度やってみたかった裏から表を完歩できました！
最後の表銀座からは、高瀬ダムのスタート地点から振り返れるので感慨もひとしおのルートでした。