目指せ上高地！裏銀座〜大キレット縦走（4泊5日テント装備）

2023年08月28日(月) 〜 2023年09月01日(金)

• GPS: 101:07
• 距離: 49.1km
• 登り: 5,568m
• 下り: 5,334m

コースタイム

1日目

• 山行: 5:50
• 休憩: 0:55
• 合計: 6:45

8:47 高瀬ダム濁沢登山口
8:57 8:57 高瀬ダム テント場
9:21 9:23 ブナ立尾根取付
10:03 10:05 権太落し
11:51 12:04 三角点
13:07 13:18 烏帽子小屋
13:32 13:32 前烏帽子岳
13:40 13:40 烏帽子岳山頂分岐
14:01 14:07 烏帽子岳
14:19 14:34 烏帽子岳山頂分岐
14:45 14:50 前烏帽子岳
15:01 15:02 烏帽子小屋
15:32 烏帽子ひょうたん池

2日目

• 山行: 9:40
• 休憩: 1:13
• 合計: 10:53

4:58 烏帽子ひょうたん池
6:08 6:09 三ツ岳
7:32 7:42 野口五郎小屋
7:57 8:10 野口五郎岳
8:32 8:33 真砂岳
8:37 8:37 真砂岳分岐
9:38 9:51 東沢乗越
10:42 10:42 水晶小屋
11:10 11:25 水晶岳
11:48 11:54 水晶小屋
12:25 12:26 ワリモ北分岐
12:44 12:44 ワリモ岳
13:25 13:38 鷲羽岳
15:51 三俣山荘

3日目

• 山行: 7:58
• 休憩: 2:34
• 合計: 10:32

3:57 三俣山荘
4:33 4:35 三俣峠
4:46 4:48 三俣蓮華岳
5:06 5:06 丸山
5:24 5:25 中道分岐
5:47 5:58 双六岳
6:13 7:06 中道分岐
7:32 7:32 双六岳中道分岐
7:36 7:37 双六岳巻道分岐
7:46 8:00 双六小屋
8:30 8:31 樅沢岳
9:00 9:00 硫黄乗越
9:35 9:35 左俣乗越
11:02 11:03 千丈乗越
12:13 12:51 槍ヶ岳山荘
13:32 14:02 槍ヶ岳
14:29 槍ヶ岳山荘

4日目

• 山行: 7:54
• 休憩: 1:35
• 合計: 9:29

4:34 槍ヶ岳山荘
4:44 4:45 飛騨乗越
5:00 5:01 大喰岳
5:31 5:33 中岳
6:07 6:07 天狗原分岐
6:23 6:23 南岳
6:30 6:52 南岳小屋
8:32 8:45 長谷川ピーク
10:24 10:24 北穂高小屋
10:32 10:32 北穂高小屋
10:33 10:33 北穂高岳
10:37 10:44 北穂高岳
10:57 11:19 北穂高小屋
11:24 11:25 北穂高岳
11:30 11:37 北穂高岳南峰
11:52 11:59 ドームの頭
13:36 13:48 涸沢岳
14:03 穂高岳山荘

5日目

• 山行: 5:44
• 休憩: 2:03
• 合計: 7:47

5:54 穂高岳山荘
6:34 6:41 穂高岳
6:49 7:02 南稜の頭
8:07 8:20 紀美子平
8:45 9:04 前穂高岳
9:39 9:46 紀美子平
10:00 10:01 雷鳥広場
10:25 10:40 岳沢パノラマ
10:55 11:24 カモシカの立場
11:56 12:10 岳沢小屋
12:49 12:50 見晴台
12:56 12:57 天然クーラー
13:21 13:22 岳沢湿原・岳沢登山口
13:30 13:30 日本山岳会上高地山岳研究所
13:34 13:36 河童橋
13:41 上高地バスターミナル

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

電車 バス タクシー 自家用車

◆駐車場
　松本駅周辺のコインパーキング
◆初日の移動
　・松本駅→信濃大町駅（電車）
　・信濃大町駅→七倉山荘（裏銀座登山バス）
　・七倉山荘→高瀬ダム登山口（タクシー）
◆最終日の移動
　・上高地→さわんど→新島々（バス乗継ぎ）
　・新島々駅→松本駅（電車）

コース状況／危険箇所等

◆大キレット、北穂涸沢間について
　・長谷川ピーク
　　　痩せ尾根を歩きながらピークを通過します
　　　ピークを過ぎたあたり、何か所か岩を巻く地点があります
　　　三点支持しにくく、この辺りは特に慎重に進みました
　・飛騨泣き
　　　急傾斜の登りです
　　　飛騨側を巻く地点がありますが断崖絶壁のため注意
　　　北穂山荘までは垂直に近い登りが続きます
　・奥壁バンド（北穂涸沢間）
　　　岩のピークを飛騨側から巻いて進みます
　　　大キレット同様不安定な岩場を通りますので、
　　　引き続き慎重に上り下りしました

※全体に言えることですが、落石や石を落とさないよう特に注意
　また、ルートが分かりにくくなっている場所もあります
　〇×や矢印のペーキマークを見落とさないよう進みました
※今回のコースでは滑落したら大事故につながる場所も多数あります
　行かれる際は慎重に判断してください

◆飲み水について
　裏銀座のルート上の山小屋で水不足が続いています
　縦走中は下記にて飲み水を確保しました　（野口五郎小屋、水晶小屋は未確認）
　・烏帽子小屋
　　雨水を塩素消毒したものを購入可能です（1リットル200円）
　　現時点で購入制限はありませんでした
　　（ペットボトルの飲料は別途購入可能でした）
　・三俣山荘
　　小屋前の水場は涸れてますが、テント場の水場は使えました
　　ただし、こちらもいつ涸れてもおかしくない状況です
　　利用する予定の方は事前に水場の状況をご確認ください
　　（ペットボトルの飲料は別途購入可能でした）

その他周辺情報

下山後の温泉は松本駅から車で約4分
湯の花銭湯、瑞祥を利用しました

写真

8/28 8:41

◆初日◆
松本から電車、バス、タクシーと乗り継いで高瀬ダムへ
タクシーはここまでしか来られませんのでここがスタート地点です

8/28 9:04

しばらく歩くと登山口です

8/28 11:49

ブナ立尾根、樹林帯の急登を1300mほど登ります
烏帽子小屋まであまり眺望もなく、登り一辺倒でテント装備のため結構大変です

8/28 13:17

烏帽子小屋に到着
テントの受付をして烏帽子岳へ

8/28 14:22

烏帽子岳の山容です
山小屋から山頂まで40〜50分程度
山頂近くにクサリ場があります

8/28 14:01

最初のピーク、烏帽子岳に着きました

8/28 21:52

烏帽子小屋の夜です
天気が良かったので星空を撮ってみました

8/29 5:23

◆2日目◆
朝日に照らされた裏銀座の稜線を歩きます
いい雰囲気ですね

8/29 7:25

野口五郎小屋です

8/29 7:57

野口五郎岳
槍ヶ岳もいい感じに見えるようになってきました

8/29 8:54

道中にライチョウもいました

8/29 9:59

水晶岳への登りが結構エグイ…

8/29 10:39

水晶小屋に到着

8/29 11:11

ザックをデポして水晶岳へ

8/29 11:11

黒部五郎岳や雲ノ平方面がきれいです

8/29 11:59

その後は鷲羽岳に向けて出発

8/29 13:24

ワリモ岳を通過しつつ、鷲羽岳に到着
ちょっと曇ってきてますがまだまだいい景色

8/29 13:39

鷲羽池、きれいですね

8/29 14:32

鷲羽岳を下り、三俣山荘に到着

8/29 15:52

鷲羽岳バックでいい感じのテント場です

8/29 16:58

テント場の水場です
細くなっていますがまだ使えました

8/30 4:47

◆3日目◆
早朝出発し、まずは三俣蓮華岳

8/30 5:07

双六岳への稜線のはるか遠くには笠ヶ岳

8/30 5:44

間もなくして双六岳です

8/30 5:45

双六岳山頂の天空の縦走路、後方には槍ヶ岳
絶景ポイントですね

8/30 7:51

双六小屋まで降りて

8/30 9:33

そのまま西鎌尾根を進みます

8/30 12:00

千丈乗越から先の登りがエグイですが
なんとか槍ヶ岳山荘に到着です

8/30 13:32

そして裏銀座の終点、槍ヶ岳です

8/30 13:31

槍ヶ岳山荘と後方に笠ヶ岳
なかなかの高度感

8/30 18:20

その後、夕暮れの槍ヶ岳です

8/30 17:54

前日に電話したら槍ヶ岳山荘の予約が空いていたので、この日だけは小屋泊です
白米がおいしいかった…

8/31 5:01

◆4日目◆
朝焼けの先の富士山はがきれいですね

8/31 5:26

まずは南岳に向かいます
大喰岳を通過しつつ中岳です

8/31 6:23

そして南岳を経て、南岳小屋に到着

8/31 6:56

南岳小屋で準備したら、大キレットに突入です

8/31 7:02

まずは一気に250m程下ります

8/31 7:21

岩場やハシゴなどを使って下りていきます

8/31 8:04

鞍部にて、手前に見えるのが長谷川ピークです
痩せ尾根尾の岩稜帯を登って行きます

8/31 8:27

長谷川ピークです
不安定な場所ですので早々に通過します

8/31 8:31

左右の切れ落ちた岩場のトラバースがあります
どちら側も滑りやすく、掴める場所や足場が少ないため特に注意しました

8/31 8:54

A沢のコル
この辺りは落ち着いて休憩できます

8/31 8:49

北穂山荘方面
垂直に近い壁です

8/31 9:33

登って行くと飛騨泣きと書かれたプレート

8/31 9:29

ここで飛騨側を巻きます、この通り断崖絶壁ですので要注意

8/31 10:01

北穂山荘に向けてもう一息
まだまだ登りますが、休憩できそうな場所もあります

8/31 10:32

ようやく北穂山荘に着きました…

8/31 10:37

北穂高岳山頂にて、大キレットを振り返ってみます
すごい高度感です…

8/31 11:33

続いて穂高岳山荘を目指します

8/31 11:52

北穂涸沢間も大キレット同様注意です
奥壁バンド付近の岩場です…

8/31 12:09

この辺りも足場が悪いので慎重に進みます

8/31 12:24

涸沢岳への登り返しです

8/31 13:27

この辺りもなかなかエグイ…

8/31 13:35

岩場を登り切り、ようやく山頂が見えてきました

8/31 13:41

涸沢岳到着

8/31 13:42

槍ヶ岳方面
すごい道を通ってきたものだと実感します

8/31 13:42

反対側は奥穂高岳です

8/31 14:02

穂高岳山荘に到着しました

9/1 4:27

ちょっと星空を撮ってみました

9/1 5:16

◆5日目（最終日）◆
いい天気になりそうです
テントを撤収したら出発します

9/1 5:55

奥穂高岳への登りです

9/1 6:28

そして奥穂高岳

9/1 6:30

焼岳やジャンダルムがいい感じ

9/1 6:32

こっちは槍ヶ岳方面
ここまで歩いて聞いた裏銀座もはるか遠くになりました

9/1 8:49

その後は最後のピーク、前穂高岳にも寄って行きます

9/1 10:06

そしてすさまじい急登を下って行き

9/1 12:04

岳沢小屋に到着

9/1 12:04

上高地も徐々に近づいてきました

9/1 13:19

引き続き長い道を歩き、登山道を抜けました
間もなく上高地です

9/1 13:34

ついに上高地、河童橋です
あの山頂から下りてきたんですよね…

9/1 13:34

そして焼岳方面も眺めつつ

9/1 14:09

山行の終点、上高地バスターミナル
長旅でしたが無事下山しました

撮影機器：

α7 IV ILCE-7M4 ボディ SONY

感想

masa7221

以前から考えていたルートですが、
高瀬ダム起点、裏銀座〜槍穂〜上高地までの縦走に行ってきました
今年から裏銀座登山バスが運行開始になったのもいいですね

裏銀座は道程が長く、一方で槍穂〜上高地は岩場が多く、
緊張感はありましたが、それぞれ違った雰囲気の山行を楽しめました
裏銀座は水不足の懸念がありますが、幸いうまくやりくりでき、
その後の槍穂縦走も慎重に進みながら無事終えることができました

テント装備で臨みましたので、疲れましたが今回もいい山行になりましたね