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MZ、昨年映画化もされたスウェーデンの国民的歌手、モニカ・ゼタールンドのことである。
「瑞典の美空ひばり」といっても強ち間違いではなかろう。Monica Z 何てカッチョイイ表記もある。
数多居並ぶジャズシンガーの中でもとりわけ好きなタイプで何よりその美貌が有無を言わせぬ求心力を持つ。
かつて乗った車にはツェッテルンド号と名付けたこともあった。只のスズキの軽自動車でしたが。
モニカといえばビルエバンスと共演したものが彼女の代表作としてだけでなくジャズボーカルの一枚にも挙げられる秀逸な作品である。たまに、聴く。
表記ディスクはジャズの観点からすれば埒外の作品だが、年末になると不思議とモーレツに聴きたくなる。年末の冷えた空気の京都の街で、ハラつく雪を見上げて市バスに乗って聴いたことも思い出される。
モニカのこの盤を挙げるレビューを一件しか見たことが無いが、何といいましょうか、晩年に差掛かり来し方を振り返って「波乱も含めてホント色々とあったケド、わたしの人生も中々悪くなかったわ」というのをオーケストラをバックに従えてつらつらと語っている風情に聴こえるのだ。スウェーデン語、皆目解らんケド。
世に言う名盤は数多あれど、名盤中の名盤となるとその条件に「1枚のディスク全曲が組曲風に聴き通せてしまい、それに飽かず、且つまた聴きたくなってしまう」というのが私の中にあって、Chet Baker「Sings」もそのカテゴリーに入る盤だ。
モニカのこの盤は、捨て曲無しの素晴らしさだが特に��からラストへの流れが絶品。ジャケットもイイ。インナースリーブの対の写真もまたヨイのよ。
私の棚にもその手の極めつけの名盤が数枚ばかりはある。
そう沢山有っても困る。
そこまで書かれると聞きたくなりますなあ。
ツェッテルンド号はドムネラス号の前？
ええと、ナミシオウスキーのfull nameがでてこない！
yone様
流石だぜ。いや、ツェッテルンド号の前が(アルネ・)ドムネラス号です。
三番目のは惜しい、ズビグニュー・ナミスオウスキー。敢闘賞をお送りします。
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