何せ、使用癖が付いていてポケットへの馴染みがいい。
ただ、古財布にはそれぞれ所有され時を経て獲得した性格(これを【運気】と言い換えてもいい)が付いてまわるというのがこれまで使ってみた私なりの見解で、一時使っていた素晴らしく馴染みの良い皮財布はどうにもお金の残らない江戸っ子財布で、気に入っていたものの止む無く使用を諦めた(前所有者に大変興味あり)。
そして今使用の財布の前任(「江戸っ子」の後任)は家内に買って貰ったモノだったのだが、小銭チャックを完全に締め切らないと締め具の位置関係で銭を落とすということがちょくちょくあって、額面ではなく「漏れる」というのは家の水まわり同様に忌々しき事態である。
で先月、手垢具合といい色艶といい生産国といいコンパクトさといい、ビンゴな財布をセコハン屋で見つけた。ただ、値付けが小憎らしく設定されており「数日して、気になって気になってしゃぁない」レベルだったら買いに来よう、とその場を立ち去った。
数日後、止むに止まれる程ではないにせよ、こちらの心理を気取るかのような値付けに逆に背中を押された形で購入の意思を固めて再訪、行って見たら既に売れていた!
ということは無く、裕三君の陰に隠れてありましたありました。グッチに比べれば大変お安いのでした。配置が巧いなぁ。
で今度のこの財布だが、壬生寺の御神籤式オマケで貰った金運小亀が効いたのか、はたまたこの財布の前所有者の金運によるものか判りかねるが、今のところいと好し。
京都壬生寺の金亀ですか。うちのお父ちゃん、小学六年敗戦の夏まで、壬生寺のすぐ近くに住んでいたんよ。戦に負けて信州に引き揚げたんどすけどな。
節分に引き続きスミマセン、壬生は壬生でも栃木の壬生町にあるお寺です。
yoneyamaさんなら京都の壬生でくるだろうなぁ、と予想済だったのでしたが未然に防ぐことあたわず。お詫びに本日「七帝柔道記外伝」送付しました。
引き上げまでの爺ちゃんはもしや志士志願どすか?
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