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一体、山登りって何なんだ?
何でエラい目してまで身体に負荷を掛ける?
時間とカネ掛けてまで。
何でプラ靴が見つからない?
好きな音楽聴いて、河原で火ぃ焚いて肉焼いてビールで流し込んでた方が楽に決まっている。
心が弱るや、ここまで思い詰めてしまう。
週末、病床で前号のrock&snow70の倉上慶大氏の「千日の瑠璃」の弩級記事や最新号71の大西良治君の台湾遡行記録を読むにつけ、気持ちが塞ぎ込んでしまった。
フリーやボルダリング能力と言った「ツール」を、目的にするのではなく本来の正当な用途として活用した結果のビックリドッキリ登攀記録に正直、溜飲が下がった。アンタ一体何様のつもりだ!との声も聞こえてきそうですが、命を賭した限界行為に対して、正当な評価をする一人でありたいと思うのみです、ハイ。
これ程までの極限的レベルの登場人物が(この日本に、短期間に二人も)現れることは、そうあることではない。あの”世界の”佐藤君ですらこの二人には顔色を失うほどなのだから。
この言葉は乱用すべき単語でないとの自戒から滅多に使用しないよう努めているのですがここでは敢えて声高らかに言いましょう。
『凄ぇ! マジスゲェ!』
明日にでも仕事で出かけた奥山で一人、思わず叫んでしまいそうだ。叫ばずにはいられない。
折角の好天の週末を、体調不良で潰してしまう。
夫婦共々フラフラの身体で、娘共を有名公園へ連れて行く。
日曜とあってかなりな人出だ。ここは無料なので岐阜の定番なのデス。
以前ほどではないにせよ、まだまだおりますスマホ睨んで子供全く眼中にないパパママ。
100組を下らない家族が、有機的繋がりを持つことなく狭い遊具間ですれ違いまくっている不可思議空間。
たまたま私が声掛けしたヒラメ顔の少年は「何?このオヂさん?」ってな顔をして向こうに泳ぎ去って行った。どうやら声掛け干渉しないことがルール、らしい。
繰り返すけれど、
「100組を下らない家族が、有機的繋がりを持つことなく狭い遊具間ですれ違いまくっている不可思議空間」
『す、凄ぇ。』
こんなことなら、FC岐阜の初勝利観戦に行っとくんだった。
これもまた、凄いこと?
今朝になって回復基調にあり、前向きな気持ちになれたのでこうして作文できている。
人間とは、かくも単純な生き物でごいす。
「千日の瑠璃」って丸山健二の小説読んだ。マジ凄えですよ。
世の中透明人間ばかりじゃないですから希望持ちましょう
発表当時は気付かず、読み返した当日に偶然にも以前yoneyamaさんが【読書備忘】田舎暮らしに殺されない法で紹介していた部分の抜出印刷物(内容が面白かったので刷ってカバンに入れておいた)を手に取って同名のルート名と気付いて少々驚きました。
押っ取り刀で書店に行きましたが、文庫無かった。
倉上氏も丸健好きだそうで、ジャズも嗜む好漢のようです。このモノ、只者ではアリマセン。
希望持ちましょうのクダリは、ホント家内そのものです。
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