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その��
昨年、自宅から在住市の最高峰を往復するトライアルを数度行ったことがある。
秋の夕刻、満月の昇る夜に向けて歩き出して一時間で薄暮の山頂に到達、街灯りが綺麗だった。ヘッドランプを携行してはいるものの敢えてそれを使用せずに、月明かりのみで自宅まで辿り着く試行で、荒い路面の登山道部分では摺り足で進んだ。何とかカンとか自宅まで戻ってこられた時には、こういうのも経験上やっておくもんだなと感じた。面白がれもした。
以下、かつてのパートナーであったk下の話。
積雪期南アの縦走時夕刻に、翌日日中から天候悪化が判っている状況下で朝までは天候は持ちそうだ、せば歩いて進んでおくか、幸いにして月夜だ、とのことで同行者e原と稜線の夜間歩行を敢行したとのことで(おっ、ヤマレコで探すとちゃんとあるや〜ん)その際の感想は、
「何や、むっちゃ気持ち良かったでぇ」
とのこと。
その��
日本人初の8000メートル峰全14座の登頂者である竹内洋岳氏のかつての岳人誌記事に、月光を浴びてアタックする際その月明かりが「ボワ〜ン」と非常なる温もりを持って感ぜられる件があって興味を惹かれた。
それというのはきっと、入浴時に石鹸を付けた手で両頬をシュシュシュシュシュと200回擦った後に、その頬を指先でチョイッと触れた際に「ポワワワ〜ン」となる"あの"感覚とそっくりなものと想像する。
こちらもまた気持ち良い。むっちゃ、でもないけど。
月明かり雪灯り無風の夜に北アの稜線を歩いたことあります。日中ホワイトアウトより、よほど気分良いです。雷鳥がトコトコ道案内してくれましてねえ。
現役山行で？ でも雪庇の出る稜線とか岩稜では大変そうですね。白山のノッペリ稜線をそんなで歩いて見たい。
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