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https://www.yamareco.com/modules/diary/1946-detail-137379
ゲリピも参加のクレア・フィッシャー「ファースト・タイム・アウト」も聴き直した。これはやはり�，�名曲。此処では違うが、ドラマーであるエド・ショーネシーの作。この人のバスドラドラミングは個人的に好きだ。
ごく最近、ECMというレーベルのマーカス・シュトックハオゼン(tp)との双頭リーダー盤「Cosi Lontano....Quasi Dentro」も入手、聴けども現代音楽？故に少なくともスイングはしない。
この手の音楽に社会的意義を見出すのが個人的には苦しいのだが、熱狂的ECMレーベル支持者が世には存在すると聞くので需要はあるのだろう。
人はパンのみにて生くる者に非ず。
★ECM(Editions of Contemporary Music）レコードの音作りのコンセプトとして
"The Most Beautiful Sound Next To Silence"（「沈黙の次に美しい音」）がしばしば言及される。沈黙こそ最上。
この「Cosi....」日本盤解説書のレビュアーである小野好恵氏による解説に、ゲリピコッの小ネタが有ったので引用したい。
『ゲイリー・ピーコック(1936年生；あっ、ウチの親父と同年生だぁよ)は結局短期間でビル・エバンスの許を去り、翌'64年アルバート・アイラーとの歴史的名作「スピリチュアル・ユニティ」・・・・・・'66年頃までゲイリーの“前衛生活”は続くのだが、この直後彼は突然ジャズ界から姿を消してしまう。放浪の果てに彼が辿り着いたのは日本だった。ゲイリーは新宿区にアパートを借り（京都滞在前のことだろう)、毎日銭湯へ行くという隠者の生活を見つけたのだ。銭湯へ行ってみて日本人の水の文化が理解できたと彼は語っている。ゲイリーの日本生活は二年続くわけだが、この間渡辺貞夫や菊地雅章、富樫雅彦などと共演し、数枚のレコードを残す。彼は見事にリハビリに成功したのであり、硬直した前衛から自らの精神を解き放つ悟りを得たようだった。帰国後のゲイリーは大学で原子物理と生物学を学び（1972年以降なので、30代後半のはずだ）、同時にジャズ活動もゆったりとしたペースで再会する。・・・・』
テルマエ・ロマエみたいな話もあるが、日本人の水の文化が理解できた、とある。
もう一押し二押しで沢登りも手掛け、滝登りから薮漕ぎ、ヤツメウナギ泳法によるゴルジュ突破とゲリピーもより深く日本水文化に近接できていたかも知れないと思うと愉快である。
思い出したが台湾ではフランス人と沢登りを楽しんだことがある。
「滝もゴルジュも下るんぢゃねぇ、上ぼるもんじゃけぇ！【菅原文太、いや和泉唯信風に】」
しかし、沢登りの面白さが万国共通になるのは、22世紀の事だらうか。
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