購入した安プレーヤーが、残る人生を充てるに能う程のものでないことを装置、いや承知していたから。あれでは玩具である。あれではローエンド、である。
ハイエンド、とは言わないまでもそこそこの性能を備えたもので残る人生を彩りたい。贅沢な話ではある。
以下、「音猟師」(仮称)オーディオ店に足を踏みいれた話、である。
駐車してまず思う。ミライースでは役不足に過ぎた。隣に居るのがアルファロメオであり、はすかいに居座るがポルシェであり、お隣ですらボルボである。最低でも真向いのフォルクスワーゲンレベルで入店願います〜、か。いやソフトで、いや漢は中身で勝負したる。
目的はレコードプレーヤーであり、私としては張り込んで10萬は出し惜しみしまい、と腹括って入店した。
しかし、そのレベルでは「このコーナー辺りがお宜しいかと思います。」と言い放たれてしまった。
上見たらキリがないことは承知の上で見たれば、ミドルクラスですら30萬レベルである。
この店舗には、密閉空間大音量で試聴できる部屋が設えてあり、防音完璧音響効果最善という一体幾ら掛けてるの?とハテナマークが四っつは付きそうな程のハイエンドルームが存在した。
その部屋に、促されるまま入ってみた。
常連らしきポルシェマンが偉そうな格好でオーディオ真正面の御椅子に座って「ポチっ」とリモコンを押した刹那
『グヮワーンッ!!!!』
といった体の音の塊が、たまたま居合わせた私目掛けて脅しをかけた。
こんなのはは、初めてかもしれない。折良く私を嵌めた?
件のオッちゃんが手にしているのが音源の、件のディスクなのであろう。小澤征爾のライブ盤らしい。
私はクラシックに明るいわけではないのでそれがどのレベルのCDなのかは判りかねたが、何にしても凄かった。
そこに、交響楽団が居た、実際ライブがあった! 指揮棒を振る小澤氏の息遣いすら聴こえたのかもしれない。
CD、いやレコードがそもそも持ち合わせている音のデータというものを、リスナーである私が果たしてどれ程掬い上げられているのか?
ルディ・ヴァンゲルダ―が、菅野沖彦が、ロイ・デュナンがその円盤に封じ込めた真の『音』『サウンド』というものを。
録音技師が込めた真意を、心から汲み取りたい感じ取りたいと思うからこそ、高級オーディオに身銭を切るのが本意なのか。
う〜ん、私はそこまで思い込めない。
訪店したおかげで、どれを買おうか決める材料は貰えて帰宅した。
〆サバも、松輪だの何だのと拘るよりも、ノルウェー産で充分と思う質なので。
何に金を使うか。飲み食いか。はたまたお○奈か。雪崩を覚悟の雪山か。ひとそれぞれだが、死ぬ間際の航海(後悔)だけはしたくないものだ。
それにしても Seiji Ozawaは若いな。
失礼。
松本にもある。ポルシェマンがきそうなお店。二階には凄いオーディオルームがあるって、知り合いのロメオマンに聞いた。こんど冷やかしで行ってみますわ。
まっちゃんが拾萬圓とは相当な覚悟だな!
うちはスバルプレオマン。
ジムニー様プレオ様
何にお金を使うか、この日本でも最近は外車が増えたように思います。
この店舗、岐南近くの市内とお近くなので冷やかしてみてください。
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