|
|
|
ディスク・ユニオンが名古屋にやって来たこの喜びを、どう表現すればいいか。【2021.10.1『ディスクユニオン名古屋店』オープン!】
そもそも、村上春樹氏程ではないにせよジャズレコード蒐集を趣味の一つとする岐阜に住まう私にとって、ディスク・ユニオンが名古屋にやって来たというのは、どれ程のものか。例えるならば工芸品愛好家の富山県人にとって、東京国立近代美術館工芸館が「国立工芸館」として隣県である石川は金沢に移転オープンした喜び位のレベルである、か。解んないか。
家内実家ある栃木を盆暮れに帰省する度毎、上京を盛り込んでは御茶ノ水ディスク・ユニオンに馳せ参じることを楽しみにしていたものが、私にとっては『東京が、名古屋に来た』感のある出来事なのである。いや、未だ書き足りない。ただ、G-mailのプロモーション部分に入っていた情報に気付くのが遅れて、オープン早々には駆け付けられなかったが、まぁいい。
岐阜各務原から高速バスで名古屋は栄に乗り込んで、ウロウロしてみればありました、DUが。名古屋の地にっ!
DUは、かつての幾つかのジャズレコード店主がそうであったように、客を値踏みするようなガラの悪い態度を一切取ることなく、行き届いた社員教育によって極めて鷹揚な応接を呉れて試聴も自由、入荷レコードを客の横から挿入する際にも「こちらもご覧くださいね」などと仰る程の丁寧さなのである。
前日の土曜出勤で稼いだ日当分を、エイヤッと投じてしまえとばかりにレコードを漁った。
11時入店で14時半の退店。ジャズ専門の店舗ではなく、ジャズコーナーは限られた範囲だったのでナメていたところ結果、全てを見る体力が続かなかった。私も歳だなぁ。若い頃なら専門店ですら棚全部チェックしないことには店を出なかったほどなのに。はぁ〜、疲れた。
レコードとCD合わせて26枚にして15,470圓也。私が如何に安物買いのコレクターかが判ろうというものよ。
いや、そうではなくこの25年程の間にレコード、CDの値段は格段に下がったのである。実感としてはCDは800圓、レコードについては1500圓!程の値引き率ではないか。思うに、これまでの購買層であった団塊の世代が一転、片付け(終活)に入って需要と供給のバランスが崩れたからではなかろうか、というのが私の見立てである。
以下、雑感。
名古屋の中古レコード屋では掘っても決して出てこない類のレコードやCDが(zootのデュクレテトムソン盤(仏)が14万で出ていた!が、購入には至らなかった)、稀な上にお安く出ているのだから鼻息も荒くなるというものである。
これでは世間相場知らずの名古屋ローカル強気値付けで押していた「バナナレコード」は苦戦を強いられること必死だらう。まっこと厳しい時代である。
各ディスクについては改めて何か書き付けたい。
ディスクユニオンが名古屋にオープンしたことの喜びがすごく伝わってきます。
僕は主にロックですが、最近では町田店に中古LPやCDを漁りに行きます、同じく安物買いです。
たとえ買わなくても、見たい時に見に行ける距離にレコード店があるのは、やはり良いですよね
良い音楽ライフを!
今晩は。DU、良いですよね。少なくともジャズに関しては質、量、値付けについて世界に冠たるセコハン屋だと思っています。町田店がお近くとは裏山しいです。
でも青春の都市遊びは、やっぱり、古書店、古レコードめぐり、映画館、ラーメン屋です。
26枚も買ったら、ほぼ同業者の仕入れ?お買い物は楽しい。
米山さんが雪まみれになっている間に行ってきました。
なーんと、昼休みに行ける射程ですか。札幌時代の都市遊びは贅沢なことに古書店、古レコード巡りに映画館、そして秀岳荘でした。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する