新聞紙上で褒めちぎる記事を二件読んだ(2023,10.13/19)ことと、そこに「Chara以来の衝撃」(ったら1996年以来の27年振り?)何て書いてあるからして、27年前にCharaにノックアウトされた手前、観に行かざるをえまいて。
発券所でまたしても「シニア割はご希望でしょうか?」って言われてしまう。若い服着て、マスクしてたのに、帽子被っていたのに、のに、のに。60過ぎに見えるかよ? 声か? まぁ、いい。
肝心の内容については、あまり積極的に褒めちぎりたくなる程のものではなかった。少なくとも私にとっては。
確かに主演のアイナ・ジ・エンド氏の歌声には聴く者の心を震わすものがあって、今後要チェックなシンガーだった。声が。「異邦人」だの「さよなら」だの、バックに五月蝿さの無いカバー曲の歌唱が素晴らしかった。欲を言うなら「Swallowtail Butterfly〜あいのうた〜」を歌って欲しかった。子供時代を演じた女の子の音感にも、確かなものがあった(ギタリスト七尾との共演時、自宅でのカラオケ時)。喫茶店でプロデューサーに半ば強要されて歌って、説得力ある歌唱が成立していた。小説が先か、アイナが先か?
広瀬すずが登場し、黒木はるが松本まりかが吉瀬美智子が奥菜が江口がキャンベルが粗品が鈴木慶一がUAの息子が千原ジュニア、ではなく豊原が現れるというのに、私には何かが足りていない空腹を感じた。別段、満たされたい思いで映画なぞ観に行っているわけでもないのですが。宮本恒靖に似た松本北斗氏の、上手く演じられたあの煮え切らない感じがその思いに拍車をかけた。
IT企業社長の豹変振りに、過去映画「Focus」をみた!
地震直後、姉妹は橋の上で合流できた。そして姉は亡くなり妹は生きている設定については説明が欲しかった。共に大津波にさらわれたけれども妹はどこぞに流れ着いて生きながらえたと考えるのが妥当だろうか。
以前の帯広での名を捨て、新たな人生を踏み出した二人。イッコのラストは何を暗示するのか? 昨日、聴いたばかりの「dancer in the dark」のビョーク、とキリエ。
Charaも観たことと思う、きっと。先輩はどんな感想を持たれたことだらうか? 178分。
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