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学生生活に始まって10年程暮らした札幌を離れたのが1999年12月のこと、その後に同期の銭谷の結婚式に参列するために2004年に訪問して以来、丁度20年振りのことだった。
それに引っ張られて？良い機会だからと家内が「私も行くっ」という！ 何でも世話になった鍼灸学校の同窓の父上が最近亡くなったとのことで線香を上げに行くのだと。ふ〜ん。
我々は同じ時期同じ街に暮らしていたというのにベチャベチャと付き合うような関係は持っていなかった（ハードボイルドな関係だった）ので札幌に二人の思い出の場所というのは無い。ただ、思いある共通の場所というのは幾つもあって今回、札幌の街を二人並んで歩いたのは新鮮な体験だった。
三人の子らを置いて、セントレアから飛んだ。シン千歳空港からJRで移動し、以前の面影をすっかりと無くした札幌駅から北へ歩く。
�＿颪辰燭海箸呂覆い發里痢△修譴召譴�割に熱心に通った映画館「蠍座」へ。当館は2014年12月30日に閉館したが（じき十年！）、今の姿が気になって立ち寄った。かつては北9西3タカノビル地下一階がその住所だったが、ビルの所有者は変わった様でビル名だけが違っていた。が、その場所に立つと当時の気配を生々しく思い出すことができた。地下への閉じられた扉を目にして、それぞれに思うところがあった。びちゃびちゃの雪道、吹雪の帰路、金欠、空腹、将来への不安、「奇跡の海」、「日陰の二人」等々、等々。
�∨迷腓寮橘腓悄９盥算�代の自転車旅行で来道した1987年に撮って以来、実に37年振りに写真に納まった。太鼓の音が聞こえてきて、それに二人して吸い寄せられるようにクラーク像へ。その傍では偶然にも小樽商科大と北大との対面式が行われており、余りのその懐かしさにハートをグラグラと揺すぶられた、気がした。家内も大いに喜んだ。北大構内の道を北へ歩く。林業従事者の目からして、木々が実に太く大きい。20年で太った？ そこから東へ13条門、図らずも秀岳荘を目にし、入店する機会も持てた。フツ〜ゥのアウトドアショップに成り下がっていてガッカリ。目に入ったカレー屋にふらっと入り、タイ料理の昼食を摂った。
�２汎發陵０譴遼召澆任△辰拭屬△蕕咾�」でコーヒーを呑んだ。ダンディな店主は不在だったが、ここのコーヒーは変わらず美味しかった（ここで買ってきたコーヒー豆を挽いて淹れて今これを書いている）。
ここで家内と別れた。別れた、と書いてまた会えることが判って手を振れることの幸運を思った。引っ付いてみたり、離れたりの(5＋5)年間だったので。
年を喰うのも悪くないデスネ、とフツーの返信でゴメンナサイ。今回の再訪で、色々と発見があって楽しかったなぁ〜。特に、人間。
はじめまして。
そう秀岳荘が改装されて何年か経つけど、
社会に生き残るためには致し方ないけれど、
あのごちゃごちゃしたお店の中に、宝物がいっぱいあったように思える以前の姿が懐かしく思う1人です。
こんばんは。25年も前になりますが、秀岳荘やI C Iのクライミングコーナーで、使い方のよくわからないギアが格安で置いてあるのを拾い上げるのが好きでした。もう、そんな時代ぢゃないんですね。遊びごころ、とでもいいましょうか、そんな余裕が。
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