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https://www.yamareco.com/modules/diary/1946-detail-325740
今回記念館を訪問してやはり真価は寛次郎が作品をモノした作陶の場であり生活の場である京都のこの家にこそ観るべきモノがあると感じた。登り窯、創作の場、休息の部屋、猫、あちこちに据えられた椅子の数々が、京都の狭苦しい空間に実に上手く配されていた。作品群はユニークであり観どころある作風であるけれど、今回目の当たりにした生活と創作の歴史の染みた家屋を訪れてこそ、河井寛次郎という人となりを感じられるのだ、と理解した。柳宗悦も木製丸玉手すりに掴まって階段を上り下りしたのだろう、きっと。
京都は見所だらけでキリがない。一ところで満足したら欲張らず、去ろう。海外からの旅行者だらけの京都駅へ。
ともすれば海外からの旅行者に日本そのものの印象を与えてしまうこの現代的に過ぎる駅舎、かなりムムムな造りである。
【追記】二週と経たない2025.1.3に、京都駅を設計した原広司氏の訃報が新聞に掲載された。合掌。
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