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数週前の毎日新聞土曜版の「今週の本棚」に、「手段からの解放」という本を中島岳志氏が紹介していた。
『「いま」という時間は、目的のための手段になり、その時々の楽しさが収奪される。私たちの「いま」は未来の植民地と化している』と。
マースケさんに岐阜駅で御膳ランチと昼酒を奢ってもらった前日2/8に掲載されたので、構内の三省堂書店で探したが無かった。
2/23日、岐阜駅に用事があって再度訪れたところありました、ありました。
未読なので内容に関しては書かないが、この本に関心を持ったのは三年前の今時期に、「手段と目的」と書いた文と通じるものがあるのかもという理由からだった。↓
https://www.yamareco.com/modules/diary/1946-detail-261722
著者は嗜好品【茶、珈琲、酒、煙草】という目的のない手段に注目して手段を、そして今という時代を炙り出している、そうだ。
『消費は物を受け取るのではなく、観念や情報を対象とする。消費者はコーヒーそのものを味わうのではなく、テレビや雑誌で人気のカフェにたたずむ自己を消費する』
【追記】3/15に概ね読了。昔習った数学の、背理法での証明を繰り返すかのような内容で、新聞解説以上に面白い本ではなかった。
全然関係ないけれど今日のニュース、ゼレンスキー大統領の毅然とした態度には感心した。礼節を失いているのがどちらなのかは一目瞭然。欧州同様に、弱腰の日本もウクライナ擁護の意思を表明してもらいたい。
戦争という手段、その目的が一国家の権益を得ることにあるとするなら、既に時代は変わったのだと思う。今は、宇宙船地球号を沈没させない事が最優先事項ではないのか?
自国の立場を忌憚なく表明していいという点が、対現米国大統領の唯一の美点なら、これを好機と3/3からの核兵器禁止条約の締結国会議に(被爆国として当然とるべき)賛成の立場をとったら、石破政権も拉致問題を前進させた小泉内閣のように記憶されるのではないか。
「米国は民主主義国の連帯から完全に離れつつある(3/2:廣瀬陽子教授)。」
3枚目写真:自分の分を食べた上で、ヒトのエサを食うプーチンと、ゼレンスキー両氏。
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