考えてございます。思ってございます。と、ございますをまちがえて遣うヘン丁寧な語尾を使う人が、公務員に多いです。県庁の各種会議で担当の人が説明するようなシーンでは、10秒に一回は連発で出ます。
ございますは、ある、ありますの丁寧語で、いる、いますの丁寧語としては使えないのではないかな。
承知してございます、好評を得てございます、とらえてございます、食べてございます、よろこんでございます、怒り狂ってございます、眠ってございます、喫煙してございます、飲酒してございます、登ってございます。はヘンでございます。「ございます」と、動詞+現在進行形の「います」が同じ「います」で似ているから、「ござ」を挿入すりゃ丁寧そうになるんで引っ張られてしまうのかな。
「こちらに示してございます」は、「ここに示してあります」の意味ならOKだけど「ここに示しています」の意味ではヘンでスレスレか。
県知事も自信満々に使うし、国から説明に来た中央省庁の役人も使っている、ああ、国会でも・・・。
役所方言みたいだけど、とりあえず丁寧そうに話したいけど分かりやすく話したくないときに便利みたい(地元説明会とか)。もともと物事を分かりやすく自分の言葉で話すことが全く期待されない業界ですし。しかしそういうパターン語にからめとられた言葉というのは人に伝わらないものなのですね。真剣に人に論を問うて納得してもらおうという態度の人なら使わない語尾でしょう。ございますだけが耳に残りました。
「させていただく」語も厭ですねえ。
「ご説明させて頂きます」
に、すんごく違和感を感じてございます(笑)
馬鹿丁寧という言葉はありますが、度を越すと誠意を感じなくなるから不思議ですね。
yoneyamaさん、こんばんわ。
最近の企業の不祥事における記者会見とかも
違和感ありありですが、国語の使い方というより、
事なかれ主義の発露みたいなのが癪に障ります。
そのうち、
「わが社のおデータがご改ざんされた件につきまして、御陳謝させていただきましてございます」とか、言い出しかねないかな。。それはさすがにないか。
政治家の言い回しもけっこうブチっときます。
言葉は変わるものではありますが、真面目な人たちが良かれと思って誤用しているのは痛々しいです。その表現は平成37年くらいには既得権を得ているかもしれませんね。お礼とお詫びは、心があれば言葉はどうでも通じるものですが、心がないと、こういうへんな言葉になりがちですね。
「ご」の使い方も変な人いますね。
おご飯・・・「御飯」→御御飯?
ご報告・・・自分が報告する場合は、「ご」は不要かと
報告を受ける場合は、ご報告でいいような
「ご報告ありがとうございます。」とか。
おご飯?
チンギスハン、フビライハンの後に分裂した帝国がオゴタイハン、チャガタイハン、キプチャクハン、イルハンに分かれました。
敬語、丁寧語は、荒ぶる社会の悪意から身を守るための防護服だと僕は思うのだけど、欠陥防護服ではかえってまずいと思います。過剰に恐れすぎなのでしょうか。
「拝見させていただく」に至ってはもう、何をかいわんや。
「させていただく」は言わないほうがもはや爽やかでいいね。
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