白神山地は、山頂の名前は少ないのに、マタギのつけた独特の名前の地形や、沢の名前が細かくあります。これらを網羅した決定版の地図がなかなか見つからず、これまで慣れない間は記録を読むのに苦労して来ました。このたびの地名データ入力機能で、これまで青森に来てから二年ほどでようやく僕の頭の中で整理された地名を全部提供します。ぼちぼちですが。
それで、以前からあった地名データベースに沢の名前を登録する際、線である沢をポイントで示すのにどこに点を打つべきか迷ったのですが、今回から、その沢の分岐(二股)の所に、「○○沢分岐」とすることにしました。
沢登りをする人の割合も、白神の沢に入る人の割合も、ヤマレコの中では多くはないかもしれませんが、ヤマレコはもはや日本を代表するデータベースになりそうなので 、未来のどなたかのために記しておきます。
あと、下山時おすすめ温泉と下山時おすすめ食堂は、率先して入力して行きます。
yoneyamaさんへ
>マタギのつけた独特の名前の地形や、沢の名前が細かくあります。これらを網羅した決定版の地図がなかなか見つからず、
これは、さすがの着眼点ですね。
試しに、朝日連峰の八久和川の上流部を見てみました。呂滝と、西俣、中俣(本流)の分岐は出てますが、遡行する際にチェックする滝などの要所や枝沢の名前は、他に入っていません。
今度の地名データ機能は、ポイントの地名のほか、説明文も入れることができます。
これはその沢に初めて入る人にとっては、かなり役立ちますね。
とくに、通称や、地方名があるだけの地域では、ありがたいものになると思います。
私は以前に、地形図とデータと山の展望が大好きのみなさんの集まりに参加していたことがあります。この分野の有名ソフトの作者も、何人か参加されていました。
そこでは、90年代半ばから後半の時期、まだデジタルのマップが黎明期にあった時期に、地形図にない山の名前や、登山道のポイントのデータを、地道に作成し、これをフォーラムのサイトにデータとしてアップされてきた方々が何人もいました。
ご存じのように、沢だけでなく、稜線のピークの地名データなども、25000地形図には一部しか載っていません。
当時の地名データは、ハンディGPSが日本で使われ出した時期に、さっそく利用されました。いまも登山者や同好の方の間で使われています。
以前のクラシックなGPSと異なり、いまのハンディGPSは地図表示をふくめて進歩はしましたが、デジタルな機能をささえるこうしたヒューマンな積み重ね、またそういう視点が、実はとても大事なんだと思います。
実際に、地図をプリントしたり、GPSにデータを取り込んで使う場合にも。
これらのデータと、このヤマレコとの連携が、一つ、今後は可能ですね。今後の課題として。
そのためには、地図・地名について登山者の視点にそくして充実をはかっていく人を、より増やしていく必要がありますね。
地名データの大切さがもっと知られ、活用される必要があります。
いぜんと比べてGPSを使う人は増えたので、底辺はひろがっていますから。
>ヤマレコはもはや日本を代表するデータベースになりそうなので 、未来のどなたかのために記しておきます。
yoneyamaさんの取り組みは、同じ志をもつ先輩や今後の参加者の方々のとりくみとともに、大事な役割を果たしていくと思います。きっといろいろな山の楽しみを体験している方々、地図好きの方々が、それぞれの方向からデータづくりに参加していくのではと思います。
地図にたいする姿勢としても、登山者として大事なことですね。
>>私は以前に、地形図とデータと山の展望が大好きのみなさんの集まりに参加していたことがあります。
ニフティーサーブのFYAMAPというところでしたか。90年代の初めころ、「山おたく」や「カシミール」が生み出されましたね。あのころに比べ、パソコン能力やGPS機器が別世界になりました。
ヤマレコは素人でも入力できて人出もありそうです。入力機能がきょう少しまた便利になっていました。マトヤンさんありがとうございました。
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