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どの店も、山の古書が一定のコーナーを占めています。蔵書家の山岳部OBが亡くなって、ウチに流れ込んで以来、僕のうちには、古書店並みの山岳古書コーナーがあり、もう欲しい本には滅多にお目にかかりませんが、10年ほど前までは神田や札幌や名古屋の古書店に熱心に通ったものです。
山岳書の他にも古書店では郷土の古い本が手に入るので暇さえあれば足を運びます。
なぜ松本はとくに古本屋が多いのか?多分、旧制高校があったことが大きいと思います。いろんな地方都市に住んで、大学がある町というのは若い人がブラブラ歩いていて、大した金は使わなくても小商いの店が増えて、とても雰囲気が良くなります。一時期日本中で、大学を人里離れた山奥に移転させていましたが、あれはもったいない。大学は町の真ん中に置いて若者にブラブラしてもらわなくては町は空虚になってしまうと僕は思います。
今日は永井荷風の断腸亭日乗二冊を600円で買い求めました。
いい考えです。若い人がいなきゃ、活気も出ね〜し
豊橋にいるとき、すぐ隣、市役所だったんだから行政に物言ってほしかったな〜^^
yoneちゃん、楽しそうで、なによりです
豊橋は、愛知大が町の中にあるからまだいいと思います。大学の場所問題は、市役所じゃないですよ。お訪ね違いのご意見開陳訪問者には、ほとほと苦労したことがあります。行政にいいたいことだけ言うんじゃなくて自分でやらなきゃいけませんよね。
yoneyama さん、初めまして。『冒険登山のすすめ』読ませていただきました。とても面白かったです。
ダケカンバの樹皮をバーベキューで試してみたところ、良く燃えて、好評でした。
私も古本屋で山の本をよく買います。また新刊が出ると、だいたい買ってしまいます。
今年、雲取山荘に泊まった時、古い山の本や雑誌がたくさん置いてあり、何日か泊まって読んでみたくなりました。
yoneyama さんの今後のご活躍をお祈りいたします。
本の感想ありがとうございます。
山小屋、旅先で読む本はなぜあんなにはかどるのでしょうね。旅先のようすを見ずにもったいないとも思われますがそれは短い時間でむしろ集中して済む気もします。
ヨネさん、こんにちは。
古本は最近はネットで簡単に手に入りますが、やはり古書店で「探して見つける」のは楽しいものです。店員に脚立を持って来させて、天井近くに珍本を見つけた時は思わず頬が緩んでしまいます。
「断腸亭日乗」とはまたシブイですね。一昨日BSで「墨東奇譚」を観たばかりです。
ネットではじめて古本を探した時、便利だとは思いましたが、そのうち、味気ねえ!!と思うようになりました。過程が大事なんですよね!
この時代の文体は、おもわず拝借したくなる表現に溢れています。「何らの滑稽ぞや」なんつって。
大阪在住ですが、古書店は減る一方です。
今度北アの帰りに探検してみようかと思います。
情報ありがとうございました。
yoneyama氏のコーナーですが、大阪の古書店についてひとこと。
大阪と言えば浪花の「天牛書店」がありました。私の書棚にはこの店のラベルの貼られた本が50冊はあると思います。ほとんどを学生時代に今はない道頓堀店で手に入れたものです。織田作之助の「夫婦善哉」にも登場する店です。個人的な「思い出」でスミマせん。
大阪は馴染みがない町なのですが、減っているのですか。ブックオフには本当に古い本が無いんですよね。80年代以降の本が多くて。
きょうも新しく一軒見つけてしまいました。ボロ屋の長屋みたいなところで。
天牛書房、まだまだ健在ですよ。
服部緑地本店が、我がもっとも愛する古書店です。
Yoneyama氏のブログに再三の割り込みで恐縮です。
私の知っている天牛書店は40年前、法善寺水掛け不動の側にあった店です。確か3階まであった気がします。階段にも古本が山と積まれていました。司馬遼太郎が店主に「安すぎる」とクレームをつけたことでも有名です。
最近の大阪出張では便利がいいから北の阪急古書街へよく足を運びます。かつて古本屋はおっさんのテリトリーのようでしたが、ここは女学生も好む小ざっぱりした店が多く集まっています。
「古本屋」。いいですね、思わずふらっと入ってしまいます。
yoneyamaさん、こんばんわ。
市中に溢れるどうでもいい本は古本になってもあまり値打ちはありませんが、原資料、原本のようにあまり世間に出回らないような本は、値打ちのある人には値打ちがあって、そういうのを求める人が多く集まる街には自然と古書店が多いですね。京都でも京大近くにはそんな古書店が多く古書店巡りで一日遊べたりします。
yoneyamaさん宅の本棚には山関係のそんな資料やら本やらがたくさんあるでしょうから、引退したら古本屋さんでも始めたらどうですか。松本で古本屋が増えたのは団塊の世代が引退してそんな感じで店を構えたのでは・・・とみましたが。さて。
整然ときれいにならんだお店もあれば、ゆらゆらゆれる高さ1.6mほどの平積みタワーの峡谷をすり抜ける、地震アウトの店もあり、おもしろいです。でも一軒、長くやっていたのにこの一週間店を開けていないところもあり。
古本屋の多い街、いいですね!
通って何度も吟味して買う一冊の本は良いものです。
そうやって買った「智恵子抄」、未だに本棚にあります。装丁が良い塩梅の赤で素敵。以前勤務してた特養で、本好きのじいちゃんばあちゃんと回し読みしてました〜。そういう味のある本は、ブックオフじゃ見つかりませんね。
僕も晩年は養老院で、若い姉さんと渋い本の回し読みしたいものです。「霧の山稜」とか。
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