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洗ったあと立つよう工夫した水切りかごに立て、ほかの作業中に、その脇の窓枠においてあった重い豆の瓶が手にあたって倒れて皿に当たり、ガチンと嫌な音がした。名古屋の大須の骨董市で、二枚組で買った。使いやすい明治の頃の印判の浜千鳥の柄のお気に入りで、一人暮らしの食宅のワンプレートに毎日使っているもの。多分、作られてから以降、僕が朝に晩に一番料理を盛っていると思う。
皿を割ったり欠いた日は、朝から心がそれに縛られる。
本を読んでも音楽を聞いても、自転車をこいでいても、その欠いた皿の一寸ほどのことが心の何処かに引っかかっている。
皿は勝手に割れたのではない。
優しさがそのときどこか、疎かになっていたせいなのだ。当たって壊れるような不安定なところに重い豆の瓶を配置していた迂闊さ、優しさの欠如。これをしばらく悔いるしか無い。
豆の瓶は位置を変えた。手痛い教訓だ。
欠けた群青のかけらを拾い集めた。なんとか美しく修復したい。
yoneちゃん、おはよ!誠、見習いたき心っす
あさましい、わが心・・・
ご愁傷様です。その”痛い”感じ、解る気がします。
本体にまではヒビ入っていない様なのでまだまだ使えますよ。私も同様の疵をヤスリ掛けだけして永く使用していました。
長年愛用されていたお皿が欠けてしまって
心も悔いているご様子ですね。
私も先日同様に小鉢をがちゃんと落としてしまって
真っ二つに割ってしまい、悔いていますが
もうこれまでよ、と捨てました。
その辺がyoneyamaさんはご立派ですね。
小諸の山岳マルシェさんで金継ぎをやってますが
それほどの割れ方では無いのでご自分で修理されそうな感じですね。
やはり一日中何をしていても皿のぶつかる残像が心に残って繰り返しました。
うちには結構この手の皿の修復ものが有ります。金継ぎは、自分でもできるのですが、マア今回はもっと小規模な感じになりそうです。浜千鳥ちゃんかわいそう。
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