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果ての見えない片付けに、きのうは気分転換で、老母をレンタカーに乗せてお墓参り二軒分と、お父さんの入院見舞いに。レンタカーは近頃ガソリンスタンドでやっていて、一日2525圓。お年寄りは長く歩けないから車に乗るよりしかたない。お盆は入院の騒ぎでお墓参りできなかった、ちょうどお彼岸だし。父方の墓は僕ならば家から歩いても行ける縄手の対岸少々上流の禅寺だが、母方はちょっと遠い。梓川左岸の、10年ほど前に路線バスも廃止になった郊外(梓川村)だ。車で30分、あるきで2時間半位か。
母(1929年滿洲生まれ)の父は満鉄勤務で敗戦時にソ連に拐われて行方不明になったままだ。母の母は、母(16)、その兄(18)、妹二人(14、4)を連れ、内地まで辛酸なる逃避行して、夫の故郷に帰ったが、寄る辺無き安曇野で一家は過酷な戦後を過ごした。1984年に母の母がなくなると、その先祖ゆかりの土地近くの墓地に墓を建てた。墓には知らない子の名もある。母の妹や弟にあたり、幼いころに死んで、滿洲に埋めてきたという。ここに墓を建てた母の兄は数年前亡くなったが、その家族がこの墓ではないところに葬ってしまい、連絡も無いそうで、いまやこの墓にくるのは、母だけなのだ。僕が連れてこないと母はもうここには来られない。
10年ほど前は友人が車で堀金村の産直市に連れてきてくれたけど、その友人ももう免許返納で養老院へ行ってしまったそうだ。久しぶりに野菜を買いたいというので堀金村の産直市場へ。お墓から真っ直ぐ車で北へ行ったところだ。
やはり買い物は楽しい。母は自宅での食材は生協に宅配で頼んでいるけど、同じものばかりになってしまって飽きてしまう。このところずっと一緒に晩ご飯を作って食べているからその気持はわかる。自由に動いて買い物ができるって素晴らしいことなんだ。母はりんごと、青唐辛子。それから、かき揚げの天ぷらとおせんべいを買った。
エンドレスな片付けの気分転換にと連れ出したが、母はすっかり疲れてしまったようだ。長く車に乗ると何故か疲れてしまう。
庭のクリが落ち始めたので、虫に食われるよりさきに拾ってもち米でクリおこわにした。お父さんは、見舞いに行くたび、クリは日に三回見回って、虫に食われる前に拾えよ、と繰り返す。晩御飯の品数をたくさん作ってやると、母はよく食べる。1人じゃ面倒くさくてあまりたくさん食べなくなるという。
こんな毎日で、せっかく松本に戻ったけど、山登りに行く雰囲気じゃありません。仕事で、御嶽山だけはもう5回くらい行きましたけど。
父母の晩年に思いがけず孝行できてうれしいです。きょうは一輪車4杯分の要らないお皿を埋め立てゴミにおいてきました。
自分の親、そのまた親など家族の過去の事、興味を深く読ませていただきました
私もこの頃、すごく興味あり、聞きたいと思うのですが、遠い過去の事を知っている人が少なくなりつつあります
妻は母親が健在で(89歳)やはりこの半年に何回も実家へ行っては片づけをしています
何十年もの古いものが大量に出てきて、庭いっぱいに廃品の山ができています
でも、母、妹、弟と共に4人で久しぶりにゆっくり話もでき楽しかったといっています
私はモノをためないようにしているので、不用品は少ないですが、日曜大工工具、木材の切れ端等はなかなか捨てられませんね
何かに利用できるかもと考えてしまします。
これも自分以外には不用品か!!!
ヤスさんの奥様も同じ境遇ですね。永遠に元気でお付き合いできるはずもないのに何かが起こらないときっかけがないものです。今回お父さんは幸い生還しましたが、溜め込んでいたモノを全て片付ける気持ちになったそうなので、これを機会にやっています。
木材の切れ端は、宝ですからね。他人にはゴミですね。
yoneyamaさん、こんばんは。
実家の片付け、他人事ではありません。
でも今はまだ手が付けられません。姉は毎週のように実家に行ってくれていますし、私も月に1〜2回は行くようにしていますが、片付けが出来るようになったら大変でしょう・・・今はそれが出来ないことが一時の幸せだと思っています。
山は割り切って行くしかないと決めて居ますが
親の死と実家の片付けは全人類の課題です。でも年寄りが、もう片付けてもいいよというまで待つのが大変だけど大事ですね。
片付けというよりゴミ捨てなんです。片付いていくと爽快感があって、結構中毒になるんですよ。
親の入院お見舞い、受診付き添いのアレコレに共感です。
私も明日受診お付き合いです。本人達に検査結果や治療方針聞いてもトンチンカンで、医者が治療が出来ないとかなんとか言われたとか?私のお見立てでは、そんな不治の病いや余命いくばくとかではないはずだし本人呑気にしてるし。明日、直接対決してきます。親旅行に連れて行くにもすぐ疲れたとかなので墓参り帰りに実家に手作りケーキ持って行きました。あの食べっぷりならしばらく大丈夫かと。
老人はボーッとしているようでも要所は正気ですからね。僕も早くそうなりたいです。
私も同じような日々を過ごしています。
うちの場合は父が在宅時はもう何十年物の壊れているものとかもう使わない物を捨てようとすると
そうめったにどんどん捨てるな、
と言うので困っていました。
物が無い時代の人たちは物を大事にしますが、
貯めこみ過ぎるのも考え物ですね。
開かずの土蔵の中もいったいどうなっているんでしょう〜
私はきょうだいは多い方ですが、皆家を出ているので、
私も一人っ子みたいな時期もあり、
遠くにいて何かあってもすぐに帰省できないきょうだいもいて、
今思うと若いうちは遠くへ出ていても
いずれは親の近くにいるのがいいのかなと思います。
yoneyamaさんもようやく地元に戻れてほんとによかったですね。
今夜は栗ご飯を炊きました。皮剥きに40分もかかりました。
本人が納得しないものは捨てなくてもいいと思うんだよね。死んだ後に片付ければ。今回お父さんは一回死んだ気になったので大丈夫だったのです。栗剥きにはくりくり坊主。前に話したっけ。家族で話ししながら皮むくの、楽しいね。
yoneyamaさん、こんにちは。
お母さんのお父さんですが、この夏、厚生労働省で多く発表されたシベリア抑留者名簿にはお名前はないですか?うちの母の祖父は名前の読みが難しく、通常の発表よりかなりずれて郵便が届きました。ロシアでの死亡診断等の写しです。ネットからもあいうえお順で検索可能ですので、調べてみられるといいと思います。
今年になって尚新しい名簿が出るんですね。人の一生なんて、本人を知る人がいなくなったらそれまでですね。本人を知る人が生きている間は逆に言えば生きながらえているとも言える。厚生省サイト見て見ます、ありがとうございます。
yoneyamaさん おはようございます
私もこれやってます。一人で。
今はずいぶん片付いたけど。
100リットルのごみ袋500袋以上捨てたし、ハンマーとノコギリでゴミ家財を破壊したり。
大変ですよね、お互いがんばりましょうwww。
うーむ同世代。ゴミ分別が細かすぎて、月に一度しかないチャンスが出張だったりして進まないです。木材ベニア家具なんかは壊して庭で晒して風化させてます。前はウラにカマドがあったから火炊けたのになあ。まだ続いてますか?結構楽しんでいますよ。
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