先日、上高地線で新島々〜松本間の電車を借り切って古本市をやる企画がありました。ブックカフェや、各種イベントでおすすめ本を売り歩く活動をしている人は結構多く、また彼らの話もよく、とてもおもしろかった。嘘っぽい本、ネコの本、電車の本、筑摩野の本、絵本、ノンフィクション・・・取り揃えて。揺れる電車で立ち読みしたり座り読みしたりの、のんびりした催しでした。
松本は、もともと人口あたりの古書店数がかなり多く、とても楽しくぶらぶらしていますが、最近はブックカフェと云って、喫茶兼古本あるいは新刊書屋という店がかなり増えています。いいと思う本をお勧めする、本のお目利き店主が少量を対話付きで紹介します。まあ、八百屋の店頭で、このイモは値段のワリにうまいだよ、とか魚屋の店頭で、このアジは塩麹につけて焼くといいよ!というような会話をして、食べたくなって買うという感じです。
不思議なもので、この人が勧めるんなら全く無関心なジャンルでも買ってみようかなと思うもの。で、新しい世界にハマったり(登山とかも)。
ネットのように、探しているものを探し当てるのと違い、人や場との関わりで予期せぬものを掴む機会が、人は楽しいものです。人類学的に、わけのわからないものを交換し合うのが原始的な部族同士の初期の交易だったと、ええと、レヴィ・ストロースだっけ?が書いていたような。
学校で、会社で、いじめられたらどうすればよいですか?という問いに、誰かが、「本を読むことをお薦めします」と答えていました。いじめている相手にはその土俵では勝てない。でも、本を読む人はその上の階に上ってしまえば、それまでいじめていたやつなんかを山麓に見下ろすことになる。なんであんなことで思い悩んでいたのかって。本を読むことで、人は広い世界に目を開くことができる。どんな本を読めば良いかは、その時自分が欲する本、周りの人が勧める本だと思う。
https://twitter.com/shimashima1000
ヨネちゃん、おはよ、いい話、ありがとう
yoneyamaさん おはようございます。
ちょうどニュース(NHKローカル?)で、
古本電車の映像が流れました。
あれ?見たことある電車・・で、
朝の支度の手を止めて見ちゃいました。
素敵なイベントですね。
見たことあります?上高地線であのカラーは、一編成だけなんだそうで、鉄オによれば、モハ10型リバイバルカラーっつうんだそうですよ!今回、普段読まない詩集なんかもいいなあ、と思いましたね。
豊橋には国宝級の精文館と豊川堂が或るからね!
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