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前の週から、閉店セールで大変賑わっていて、たくさんの昔からのお客がお店のおじさんおばさんに挨拶に訪れていました。
松本城前の大名町に70年前からある、お城の姿の古書店で、昭和23年に松本城の解体修理でお城が覆われて見えなくなった時、先代店主が、大工さんに注文してそっくりの天守を店の上に築いた。当時は今のような手抜き工事ではなくて、伝統工法でちゃんと木を組み漆喰を塗り、瓦を載せ、大工もノリノリで作ったとのこと。
この古書店には高校生の頃よく通いました。「本を安く買う店」ではなく「見たこともない面白い本をよく値打ちがわからないけどその値段で買う店」でした。高校生の時ドイツ語学習に熱を上げていて、1945年以前までドイツで使われていた「ひげ文字」の小さい本やドイツ語教本を買いました。その後、何かのインタビューで読んだ店主の話で「古書は安すぎる値段で売ってはいけない。本当に必要な人の手に渡らなくなってしまうから」とあったのが印象的でした。店も我慢、客も我慢して文化資産をつないでいくというものです。
3年前に松本に戻ってから、しばしば通い、古い郷土本や山岳資料(旧制松高山岳部の部報わらぢ)も買いました。おばさんと長話などもするようになり、閉店が近いと聞いてはいましたが、やっぱり残念。やはり後継者問題です。というよりこの町は古書店がよく残っている方です。自転車で町をぶらつくときの寄り所が一つ消えてしまった。これまで街歩きを楽しくしてくれてありがとう。
閉店半額セールで最後に買ったのはロシア語の初級者用辞書。ここ半年、なぜか40年ぶりにロシア語学習熱が沸き起こっていて、お店の記念に。Спасибо давно.
中身の価値ではなく、発行日と外観で値段を決めるチェーン店が幅を利かせる今ですが、ワンストップで廉価な品を求める我々には個人商店を存続させることは後継者の問題もありますが、できないのですね。所謂左翼系の本とエロ本が並んだ古本屋さんはもう見かけませんね。古本屋さんに2〜3冊本を売り、その日の晩飯とたばこを買って帰るなんて時代は終わってしまったのですね。
所謂左翼系の本とエロ本が並んだ古本屋さんありますね!松本の駅前通りに。よく話しかけてくるじっさまで、棚から本を手に取ると、それは値打ちもんだよなんてかんじで。エロ本を手にとったらどう来るのか興味深かったのですが、勇気がありませんでした。
松本駅から徒歩5分 三洋堂書店。
また、素敵な古本屋が閉店してしまいましたか。残念ですね。
まだ小娘と言って貰える年の頃、「しらないけど面白そうな本を背伸びして買う」のが嬉しかった時期がありました。
実家の近所にそういう古本屋がありまして、オストワルドの化学の学校、蝋燭の化学など買いました。付かず離れず20年、引越の度についてきてくれて、四十過ぎてしみじみと読み返してます。
昼メシを我慢して買った一冊が20年後の楽しさになるとは、思いもよりませんでした。
古本屋に感謝です。
borav64mさん、「左翼系とエロ本が並んだ古本屋」…ありましたね❗仕事帰りに一杯やって、池袋〜要町近辺をふらふらしてると、その手合いの本屋を良く見かけました。
いまではみんな廃業してしまい、コインランドリーになってしまいました。
20年モノのローソクの科学なら値打ちもんですね。本は捨てちゃいけませんね。死ぬまで持っていりゃ、遺族が古書店を呼んでくれます。まつこさんサイエンス派なんですね。
こんにちは
自分もこの本屋さんには高校生時代にちょいちょい行ってました
買うというより、山積みされた本を眺めるのが好きだったのだと思います
伊勢町にあった本屋さんも(というより、昔の伊勢町自体が)無くなってしまったし
どっちかというと昔の小汚い?感じの方がよかった・・・(観光事業的にはいいのですが)
閉まる前にいけばよかったです
山積みを眺めるのがお好きなら、大橋通りの松信堂書店と書肆秋櫻舎がおすすめです。背中の背負いものは手に持って、カニのヨコバイでお入りください。小汚くて、奥の方なんか何年も誰にも見られていないですよ、きっと。他のお客とはほぼ会わないので、ウィルスも問題なしです。
書肆秋櫻舎 長野県松本市中央3丁目4
松信堂書店 長野県松本市中央3丁目7−24 (午後しか開いてません)
ぐーぐるストリートで確認しました!
ありがとうございます
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