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半年ほど前にハマった前回のロシアと同じく、構成体(州)の名と位置を白地図で全て暗記し、ネット上から州別の短文まとめ、州旗、地図画像などコピペして70ページほどの小冊子を編集します。盗作だらけなので決して公開、出版できませんが、自分のまとめ用ノートとしてコピペは速いしきれいです。出典は観光案内サイトやちょっとニッチな民族サイトが混交なので文体が不統一でヘンです。文章は自分の文体になおして整えますが、ツメは甘々。旗や図や表はタイヘン便利です。
この過程で、ワードに張り込むエクセル表の方法、二段組、三段組レイアウトの中に画像を美しく配置する方法、校正など、ワードソフトレイアウトの達人になって来ました。30年ほど前、初めて買ったマックで自分の山行記録をこうしてレイアウトして小冊子に作ったのを思い出しました。DTPソフトなんてありました。それが便利にできるようになって紙でなくなったのがヤマレコです。
以前は海岸沿いや五大湖沿いの10大都市ほどしか知らなかったけれど、広大な合衆国の中に詳しい脳内座標軸ができました。ニュースで「アメリカ中西部の〇〇の暴動で・・・」などと聞くと、ほぼそこの地理的状況や歴史背景がピシャっと出るようになりました。
ポイントは
●アメリカ独特の先住民語由来の州名、地名から、イロコイ、アルゴンキン、スー族などのかつての居住範囲がわかるようになった。
●南北戦争1861の戦線ラインと両勢力の対比を地図で見るうち、今に残る影響を読み取るようになった。
●合衆国は「新しい国」とはいえ、独立戦争1776年の遺構や故事などは地名や位置と合致させると面白い。初期の東部都市の命名は英国王関係の名の由来で面白い。
●山のない中西部は、ミシシッピ川の膨大な支流と、都市との位置関係で捉える。州境は、それに加えてフランスから購入した際の政治的事情など。
●州都はマイナーな都市ばかりで、州最大都市と別のところがほとんど。これ全部憶えたらアメリカ博士です。
●数多いる超有名人のゆかりの都市がNYやLAばかりでないことを知ると面白い。アメリカ人と言ったって、たいへん多彩。
歴史を知らない人文地理には興味がわかない。アメリカは歴史が浅くてつまらないという思い込みが、これまでのアメリカ無知だった。
きっかけは送別の宴で濃いラムを飲んで、ラムといえば奴隷船、ストーンズのBROWN SUGER、ドレイク船長、ガレオン船、冷酷なイギリス人・・・、ときました。
yoneyamaさん。今日は。
米国の州の州都、例えば、ニューヨーク州の州都はオールバニで、人口が最多のニューヨーク市ではない。経済や人口の中心都市が州都でないのは他の州も同じ。新しく出来た民主国家ですから、経済や人口の中心地に政治の中心の州都を決めたら、州の他の地域から不平が出るから、不平が出ないように経済や人口の中心都市をはずしたのかなと推測します。首都ワシントンも同様です。日本の東京のように経済も政治もと一極集中にならないのは、国土が広く民主的で新しく出来た国のせいなのだと推測します。
州都と最大都市のズレの問題ですね。以下、私も推測の域なんですが。「新しい国」という先入観でアメリカは語られますが、18世紀の「新しい国」の常識なんですね。新天地であることと、国王がいないことが独自性なのかな。それでも、敢えて人のいない町に行政中心を作るのは難しそうです。どうやって数多の候補から絞るのか。しかもそれが米国州の多数派。何か「民主主義の理想」のようなものと関係が有るのか。おなじ時代でも中南米は違う。
ワシントンは南北戦争ライン上にあるんですね。今回始めて知りました。でも首都決定はもっとずっと前。休戦協定ラインではない。そこがまた楽しみな「なぜ?」。「なぜそこが首都に選ばれたのか」は結構地理的な理由が大きくて面白いのです。
yoneyamaさん
勝手な推測を言ってすみません。
米国の州都の決定にはいろいろな経緯があるようです。
下記のURLを参考に
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B7%9E%E9%83%BD
リンク先のNYとLAに関する限り、当時は妥当だったが、その後の動的状況で規模が変わったという例ですね。これだけの激変は誰にも想像できないだろうなあ。でもこの2つは例外的な気もしますね。ますます答えが簡単でなくて、少し安心しました。
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