職場と自宅を結ぶ範囲は毎日自転車で通る馴染み深い風景になる。この範囲に、食料、日用品、散髪屋、書店、食堂、喫茶の、チェーン店ではない馴染みができればのぞましい。これは運です。
今回は、大都市名古屋の中心地に近いのに、古くからの商店街の残骸が残っているストリートが運良く通勤路にあることを家を決めたあとに知り、強運を感じています。高齢で、もうあと10年も続かないかもしれない店主たちや、この商店街に個人商店を開業しようとやってきた若い主人たちと交流して、2020年代の名古屋の一角を記憶したい。
時代は変わるし、僕も通りすがりの人だ。首根っこをつままれて、この町にひょいと運ばれ、住み着いたネコみたいなものだ。でも、日々の小さなことをできるだけ記憶したい。
写真は、昭和28年頃の車道、代官町、筒井町の商店街の名古屋タイムス(10年ほど前に廃刊)の記事を再録した、往年の名古屋商店街解説本(図書館で借りてきた)。この図の内、数件はまだ営業しています。味噌煮込みうどん屋と、食堂、刃物店、酒屋、米穀店では、買い物して油売ってきました。
やっぱ名古屋は高齢者経営の古くからの喫茶店が多くて、ドア開けると結構満席。近所の老若男女がオアシスにしている。店も全然潰れない。コロナでもしぶとい。となりのばあちゃん同士の会話をなんとなく聞くのがたのしい。
こんにちは!
私も名古屋は好きで以前は週イチで通っていました。
都会っぽいのに田舎っぽい、この妙な雰囲気が大好き。
今も仕事で御社とは名古屋城挟んだ反対側あたりに行く度に
あっちこっちウロウロしては楽しい道迷いしております。
週イチで通った!若いときにはそういうこともあるかもしれない。知らない町、少し知っている町、それぞれに発見は次々ありますね。お城の北西側が馴染みってことになるのかな。まだ僕には未知の領域です。
今晩は
自分も以前 4年程暮らしてました。
暮らして居たのは 南区でしたが
ま…、デカイ田舎(名古屋の方々m(_ _)m)
でも 良かったです。
特に 近くの飲み屋さん…、
親父さんがドラゴンズの大ファンですので、特に 巨人に勝つと
殆ど メチャクチャ安く飲めました("⌒∇⌒")
南区、未だに未踏です。みなみ区、みなと区、みどり区、全部Mで、まだまだ区別がつかない!みんなイナカイナカ言うけど、人が多くて道路が広くて車が多くて巨大都市ですわね。
yoneyamaさん、こんばんわ。
学生時代の友人の名古屋人が、
名古屋は大きな田舎だからしぶといよ。。と
言っていたのですが、
なにがしぶといのかはその時はよくわからなかったの
ですが、旧い地元の店や人が多いから、
再開発も少なく、こんな不景気の時でも強いのかなと。。
今になって思います。
名古屋には縁がないのですが、住むなら大須あたりに
住んでみたいです。(*´▽`*)
僕も20年前に名古屋へ初めて住んだとき、在住の山岳部の先輩(原真氏)から「大いなるイナカ、名古屋へようこそ」と言われたのが忘れられません。
でも、イナカという言葉の意味は時代によってかなり違うように思います。
「旧い地元の店や人が多い」のは、大空襲でも焼け残った区域が多少あり、それはそもそも、もともと大都市だったためだし(地方都市空爆では壊滅)、大型ショッピングモールや全国チエーン店が軒を連ねる風景は、昔は憧れだったろうけど、いまでは典型的な地方都市郊外の風景になりました。
広い都市部を持つ、16世紀以来の平野都市、という意味では、日本三大平野都市にゆるぎはありません。最も大きな山から流れてくる最も大きな川の作った沖積平野、という点では、東京と役割を替えても全く支障はないでしょう。よそ者の目線としては。
大須も盛衰には歴史があり、江戸〜戦後にかけては観音様はじめ人の集まるルートだったけど、1970年頃以降かなり人が通らなくなり休眠、90年代終わりに再開発を免れたレトロな路地裏が見直されて返り咲き、いまではやや悪乗りしすぎてチャラい原宿みたいな店も多すぎる感じをうけるほどです。2000年頃、4年間、大須近くの古い長屋の一角を借りて住んでいました。向かいのオバちゃんがコワかった。
yoneyamaさん。代官町という名前は城下町であったことの名残りですね。そこで地元のおばちゃんの名古屋ことば(名古屋弁と言ったら河村市長に叱られる)を聞いて理解できるとはyoneyamaさんは名古屋に精通していますね。名古屋が大都会ながら田舎と言われるのはあの名古屋ことばのせいかもしれませんね。そう言ったら、また、河村市長に叱られるかも。
地元のオバちゃんと行っても2020年現在の老人は、若い頃TVを見て都会に憧れた世代ですから、もう名古屋弁は使いません。若い人なのに標準語が話せない人もいる青森県人の底力とは全然違います。名古屋ことばを自然に使っていたのは、20年前に住んでいたときにあった老人たち(金さん銀さん)でした。もういないんですよ。河村氏のは、芸のようなものだとおもいます。時間はあっという間に過ぎ、20年、30年はすぐですね。老人のイメージは遠く、鏡をみればそこにいる。
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