イグルーは雪さえあればどこでも作れるのですが、天井を積むところに慣れが必要です。内側に内傾させて積むには踏み固めて作った密度の重いブロックでは不安定で、すぐ崩れます。実際やってみないとわかりにくいのですが、要は硬くて密度が小さくてなるべく長い直方体のブロックが踏み固めなくてもサクサク採れる天然の雪層を見つけるのが鍵です。そういう雪は風が強いところの風成雪や雪庇、あるいは新雪の下の深い層にあります。イグルー作りには雪の質を見る目がいるのです。
この前作った場所は標高が低かったので、そういう良い雪層が見つからず、天井部分を塞ぐのに苦労しました。それで編み出したウラ技です。
天井部分、ブロックを内傾させるのに苦労した時、針葉樹(杉や樅やエゾマツやトドマツ)の下枝(1mほど)を切って、天井にかぶせ、その上に多少密度が重くてもブロックを載せると、だれでも作れます。樹林限界を越えるような、風に叩かれた雪がある場所なら、簡単に天井用ブロックが採れますので大丈夫です。そういうヘルプレスな場所ほど、イグルーが本領発揮です。疲労凍死を避けるために、是非身に付けて欲しい技術です。雪山行くならスコップとノコギリは必携装備です。大した重さじゃありません。
以下の記録参照
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-162694.html
図1天井が作れず、煙突化している失敗イグルー
図2天井にタンネの枝を五,六本橋掛けしてその上に雪ブロック載せたところ
図3内部。天井はタンネ張り
岳じんにはこっちを載せてほしかったですね
岳人書いたあとに発見しました。日々進化なのです。イグルー20年やって初めて気づいたのです。
いつでも、エスキモーになれそうです。
この家なら、エコだし、ローンの心配もないし、隣近所が嫌ならいつでも引っ越しできますね。
まろくみさん
防音効果もばっちりなので隣りの夫婦喧嘩も聞こえません。
yoneyamaさん、お早うございます。
チャンスがあればイグルーを作ってみたいと思います。
スコップのお勧めってありますか?
おー、ぜひやってみたいです。
とりあえず、テントも持って行って保険をかけつつチャレンジしようかな。
スノーソーは持っていないけど、大工道具の広歯ノコで代用というのもできそうですかね。
あ、来週の上高地ツアーで作ってみようかな
あと、イグルーのブロックの隙間って外から雪を被せるんですか?
だりはちさん
スコップはなるべく凹凸の無いものがブロックを切り易いのですが、最近のものはパッキングもしずらい凹凸モノが主流ですね。でもまあなんでもできます。
ビーさん
これは本当の話ですが、イグルー上達の近道は、テントを持って行かない事です。困難に当たって、テントがあるという逃げ場があると、やめる人が多いのです。それにせっかく作っても寒いとかいって泊まらない人も多いです。泊まってみないとどう作れば良いかの改善点はわからないのです。うまく作ればテントより温かいし快適なのですが、それには泊まってみて、どうすればもっとうまく快適に作れるかを知らなければできないのです。
スノーソウは、日本の山では要りません。硬い氷を時間かけて切る道具です。枝打ち用の薪切りノコギリが万能でいいです。今回の様に小屋掛け屋根張りもできます。焚き火も。ノコは使用後、錆びないよう油さしておきます。
ノコもスコップも記録の写真にありますので参考にどうぞ。
スキマは外から塞ぎます。粉雪詰めても駄目で、積んだブロックの外側の角などをノコで少しずつ拝借して、詰め込みます。風上側は念入りにしないと、粉雪吹き込みます。凄く風が強いようなら、もう一重外側にブロックを無造作に乗っけると、完璧です。ノコは個人装備で人数分あると仕事が速いです。
よねやまさん、イグルーが広がってきてますね、よかったよかった
実際に作ってみると色々わかりますよね。
鋸はホームセンターで売ってる物で、可能な限り長い物で十分ですし、
スコップはできるだけ平面で大きいものが便利なように私は感じました。
勝負は雪のブロックの上下の平坦さでしょうか?
できるだけ鋸で平面に切り出して、ブロックの接着部を密着させる。
雪質にもよると思いますが、私はそんな感じに思いました。
ちなみにイグルーの作り方は下記のリンクが参考になりますよね
http://hikeaomori.web.fc2.com/yama_centers/snow_center/ph_igloo_09_02.html
しかし、ズルだろうがなんだろうが全体が塞がればいいんですから、何でもありだと私も思いますよ
上高地でイグルー作ることになった隊員4号です
イメージとして半分は屋根、半分は掘り下げ、のような感じでしょうか?
まずはちっちゃいのを模型代わりにつくってみるといいのかなと思いましたが、いかがでしょう?
先週末の雪山で慣れないアイゼンを着ける時、yoneyamaさんのコメントにあったように、ザックに座ってやると落ち着いて出来て快適でした。
スコップもザックの中の甲羅側に入れると、パッキングが安定し、落ちたり引っ掛けたりなどのトラブルも無く良かったです
雪崩の埋没体験で1m位の穴を掘ったんですが、「イグルー作りたい 」と思いました。
日帰りだったので残念です。雪質を見極める、、、かなり経験要りそうですね。
発注してみました。
イグルー作って鍋やるんだ・・・
こまさん掘り下げは十分雪のあるところではできます、が少ないところではできません。小梨平では場所を選ばないとできないかも。
みなさん
イグルーはコロンブスのたまごです。頭の中に可能性おいといてください。
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