先日紹介した「くう・ねる・のぐそ」という本を読んで以来、野糞の意味について考えています。これまでも山ではほとんどトイレの無い山ばかりでしたから、多分1000回はやっています。でも、正しいやり方を知りました。一番の収穫はトイレットペーパーを使っていた私は愚かだったと気がついた事です(著者の伊沢さんは一万回以上しています。山以外でも励んでいるからです)。
トイレットペーパーは糞よりも分解が進まず、見た目にも汚くなります。紙の無い糞ならば、自分も生態系の一部だなと思えます。昔富士山が垂れ流しをしていた頃、一番汚なく思えたのはこの白い紙の沢でした。
インドやネパールに長く行った人なら抵抗無いと思いますが、向こうの人はコップ一杯分の水で上手に尻を洗います。著者の伊沢さんの方法は手頃な葉で粗拭きして、仕上げに小瓶に入れた水で洗うというものです。冬は雪をバナナのような丸く尖った形のおにぎりにしておいてその先っちょで拭くというものです。冷たいから接触面をなるべく小さくするためです。
トイレットペーパーがなかなか分解せず、生態系の厄介ものになる点は、家庭の下水でもまったく変わりません。どこかで誰かがお金をかけてこの屎尿処理をしているのです。はたと気がついたのですが、自宅トイレはヲシュレットであり、この仕上げにほんの少し(10センチほど)いつも紙を使っていましたが、これは手で洗えばいいんじゃないかと。濡れた尻はそのまま下着を着てしまってもすぐ乾きます。これは山でも同じ。嫌なら手ぬぐいで拭けば良いのです。紙を使う事はありません。
指が糞に触れるのは初め抵抗があるかもしれません。しかしインドでは美しい大女優でもしている事ですし、こどものおむつを替えたり、看護婦さんだって、やる人は毎日やっていることです。密室の中ですから誰にもわかりません。誰にもわからないところでトイレットペーパーをガラガラ使うのは、さもしい事だとおもうのです。
ということで僕は最近トイレットペーパーを使わなくなりました。家族に無理に勧めてはいませんが、密かな誇りとなっています。
山の中で少ない水で尻を洗う稽古にもなります。
http://www.yamareco.com/modules/diary/826-detail-53796
子供の頃は、普通にしていたのですが
もちろんテイッシュなど持っておりません。
雪でも良くやりました。あれはこすらないと取れません。
白いテイシュ嫌ですね。あれを放置するのは
人間性が問題だと思います。(せめて隠してね。)
yoneyamaさん,こんにちは。
自然環境の保護に努めて? おられるのですね。
>トイレットペーパーがなかなか分解せず、生態系の厄介ものになる点は・・
登山者数も1100万人に迫る今日ですので、何処かの製紙企業が「雨水に溶けるペ−パ−」を製造して、登山専門店で販売すれば・・こんな事考えるのは私ぐらいか。
最も,yoneyamaさんの場合は
>最近トイレットペーパーを使わなくなりました・・
との様ですので、携帯用の「少量高圧洗浄器」の方が向いているのかな?
まあ、こう云う話題は「水」に流しましょう(関西風)
確かに使わない方法もあるんですね
女性は小の時でも紙を使う人が
多いのじゃないかしら?
山を利用する人みんなに
心に止めてもらいたい問題だと思いました
拍手です
"ふき"という葉っぱの
名前の由来は、拭くのに使ったからだと
耳にしました
昔の人の知恵は利用価値大かも?(^-^)
正論を正論として実践する人は、人として偉い。
・・と感じました。
できない人は、「足跡」だけは残さずに。
黄緑さま
雪でもやっていましたか。僕も何度か試みたのですが冷たくて挫折していました。来冬また研究してみます。
心肺レスキュさん
自然環境の保護に努めているのではありませんよ。人の力で制御できない自然環境の荒ぶる神を畏怖しているのです。
イチゴさん
フキはやっぱりそうでしょうね。お皿にもなるし、水汲みコップにもなるし。でもやっぱり拭き拭き用なんだなあ。
nbaさん
「正論」も「偉い」もよくわかりませんでしたが、ただの私の独り言ですから、あまり気にしないでください。
その本は私には読む"運"命だと思っておりますが当分先にしておきます
確かにインド人は左手と右手の区別を明確にしていますね。そういえばアラブでも水洗ですね。ドバイ国際空港に初めて行ったときトイレにホースがあったのにはビビりました。トイレットペーパーがあってホッとしたものです。
レスキューさんのコメントで思い出しましたが、40年近く前に「トイレットペーパーで出来たティッシュ」のアイデアを送りましたが盗用されました。当時はトイペはとけるのでOKだけどティッシュはダメだといういうことが山渓などの論調だったからです。しかし発売されたそのティッシュは売れなかったようですね。でも今もあるのかな?英単語を覚えるトイペとかのアイデアもだしましたが…没というか返事無し。…こういう会社は嫌いです。
コンセプトから言うと、葉っぱの模様のトイペでもダメですね?フキの模様とか、イチジクの葉っぱの模様とか…?
ただ、日常生活では私はウォシュレットの温水だけですよ。温風機能も使っていません。パンツが濡れるのは平気です。紙のカスがお尻につくのは非常に嫌なので使わないだけですが
そういう意味では私もトイペ使わない実践派です。
でも、山ではねぇ?相当修業をしなきゃ今の段階では無理ですね。正論じゃなくてすみません。
こんちは
よねやまさん、ずっとうんぺ使ってたなんて意外でした。
私は最初の春合宿以降はずっと葉っぱか雪でしたね。
雨や雪の中でちりし使ってウンコ拭くのメンドクサクないですか?
一度だけ、某先輩にそそのかされてオーバー手で拭きましたが、匂いが残るので雪の方がいいですね。
赤岩だとオオカメノキの葉っぱを愛用してました
里ではさすがに紙ですね。贅沢な暮らししています
追記
雪で尻拭いするときは、はじめの2回くらいは件のバナナ型で拭き取り&加水したあとは指で仕上げですね。バナナを繰り返し作って雪で尻を直接拭くより、4本ある指を尻と雪面往復させた方が素早く効率的です。
ついでに書いておくと、バナナ型よりオニギリ型の方が、角が2つあるので2回以上使えて効率的だし、持ち易く成型も容易だと思います
なんか、ヤマレコユーザと会った時に握手してもらえなくなりそうだなぁ
yoneyamaさんこんばんは!
1000回ですか!めちゃくちゃワイルドですね〜
先ずは家庭内での稽古をしっかり積んでからじゃないと
現場デビューは難しそう
幸い時間がたくさんあるので7月は予習してみますね
では良い週末を
ミュレンさんはいろいろ発明家なんですね。トイレで以前は水だけだったのですが不完全なことがありましたので紙で仕上げていました。水だけで済めばそれにこした事はないですが。密室でわからないけれど結構いろんなパターンの人がいるんですね。
この本2008年12月初版で、未だに再販されていないようです。貴重な本ですがやはり飛ぶようには売れていないようです。のんびりしていると無くなるかもしれませんよ。
イハラさん
握手は右手、尻フキは左手です。
ソウルさん
時間がたくさん。ケガ療養はわくわくしますね。予定していた事など、やらなくったってどうってことはなかったりということもわかったりして。自宅の庭で稽古に励んでみては!
あまりおおっぴらに言うのも恥ずかしいのですが
自分は昔から下のキレが非常に良く紙いらずです。
お腹を壊したとき以外は山でも里でも紙使いません。
ただこれ話してもあまり信じてもらえないのです。
信じてもらえないどころか汚いと罵られることもありますが拭いても何も付かないのですからどうしようもありません。
この体質には色々な場面でお世話になっています。
タナショーさん
うらやましいお尻をお持ちですね。ウチのネコより優秀です。うらやましい。とてもすばらしい才能なのに誰にも評価されず、信じてももらえず、はては不潔漢あつかいでは自慢もできませんね。ぜひ一読して、お尻に磨きをかけてください!
僕もなんとかそういう風に鍛えたいものです。
うぅ〜〜〜ん、コレは私にはツラいですねぇ〜
大変心に残る内容でしたが、
私には出来ないと思って最初拍手出来ませんでした。
tanakashoさんの才能が素晴らしい、本当に羨ましいです。
私は逆な方なので・・・
私はかつて数年間、インド料理屋でインド人たちと働いてまして、
実は訊いてみたいことだったんですが、
一度も訊くことはありませんでした・・・。
でもさすがに日本では職業柄、手は使ってなかったと思います・・・。
ナン生地を素手でこねますので
本人たちの希望と言うより、日本人経営者の意向で・・・、
まぁ私の推測ですけれど。
拍手ひとつで大袈裟な!
水玉さんの修行したインドカレーはうらやましいかぎりです。カレー食べるためだけでもインドに行きたい、と思うことしばしば。なんであんなにおいしいのでしょう。マサラ用意してもどうしてもあんなにおいしく家で作れません。やっぱり手間暇なのかな。インドカレー屋さんのカレーというのは毎日作り直しているのかな?何日かおいたほうがいいのかな?インドカレー店修行者に聞きたいことがたくさん。
ぼかあ構わないですよ、その手でナンをこねても。
長くなりますが、インドカレーについて書かせてください
最近は南インド料理もかなり人気が出ていますが、私が働いてきたお店は北インド料理店なのでそちらの話をしますと、
レストランで食べるカレーが美味しいのは、まず一つに高級料理だからです。
マハラジャのための宮廷料理、バター(ギー)やクリーム、
カシューナッツペーストを使ったカレー、
一般家庭にはないタンドール(窯)で焼くナンやチキン、シークカバブ。
私はウェイトレスだったのでそれらを修行したわけじゃないのですが(ナン焼きだけやりました)、
インド人女子と仲良くなりまして、家庭料理のカレーを教わりました。
コックさんのまかないもそちらのスタイルでした。
レストランのカレーと違ってとろみの全くないスープのカレーや、
サブジーと言う野菜のドライカレー。
私はホームテイストのインドカレーも大好きです。
家庭料理のは普通作ってすぐ食べますね、作るときも手早く30分ほどで。
スープのは、日本で言うとみそ汁に近いと思います。
だから毎食食べても「カレーばっか!」って感覚にもならないんだと思います。
作るのを見ていると、フィーリングでスパイスを鍋やフライパンに放り込んでいます。
長年作り続けて染み付いたセンスだと思います。
上手く行ったときの美味しさと来たら、もう麻薬のようですね。
しかし、時には上手く行かずあまり美味しくないときもありました
よく、インド料理屋の味は日によって変わるって聞きませんか?
コックさんから聞いた話しでは、インド(ネパール)では量をはかって作ると言うことはしなかったそうです。
日本人経営のお店で雇われているコックさんが日本でどうなのかわかりませんし、
現地の様子も昔とは変わったでしょうから今はわかりませんが。
水玉さん
やっぱり、同じカレーでも高級と家庭用とあるでしょうね、そりゃそうだよね。日本ではインドはなんでもカレー味だというけど、日本料理だってなんでもカツオ昆布だし味で醤油味噌ベースなのと同じですよね。うちも家庭用マサラ料理は適当になんとか作れるのです。ひよこ豆のマサラ味和えとかカリフラワのサブジとか。でもやっぱり高級インドカレーは難しい。謎なのが、ベジタリアンカレーは肉のだし味を使わずにどうしてあの旨味を出せるのか?ギーを使うだけでそんなに違うのかな?やっぱり高級料理はお店で食べることにします。
何度も書き込みすみません、心くすぐられるコメントなので
カレー味って言うのはマサラ・スパイス味だってことだと、私も思います。
外国人からすると日本料理は全部醤油味に感じるようなモンかと。
出汁の概念って日本独特の物だとも聞きますね。
私にインド料理を教えてくれたインド人女子はベジタリアンだったので
野菜だけでもコクのある工夫がされている物もありました。
ナスのペーストカレーはまるでミートソースのようで、
めんどくさいレシピなんですがとても美味しいカレーです。
インドでは豆がよく食べられるので、
チャナ(ひよこ豆)、ムーング(緑豆)、ラジマ(金時豆)辺りは
よくまかないで出ました。
アルゴビ(アルー=じゃがいも、ゴビ=カリフラワー)や
ほうれん草のサブジーもよく食べられます。
インド人女子は、野菜とスパイスを炒め合わせたあとに火を弱くし、
蓋をして30分ほどじっくり火を通すと美味しくなると言ってました。
そうするとほうれん草はトロっとして本当に美味しいです。
レストランで食べるお料理は、またまた日本料理で例えると握り寿司辺りかと思います。
職人さんに任せた方がいい類いのお料理かな〜と
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