通りいっぺんの議員の説明では、いまは視聴者の方が国際事情に詳しい人が多いから、即、切り返されますね。
https://www.youtube.com/watch?v=L9WjGyo9AU8
このパロディ版の作者は、そこらの与党委員よりも、世界に明るい。海外でのボランティア活動などで、戦争の不条理を身をもって感じてきたからでしょうか。
テレビなどではパロディ版と紹介されてきました。でも、ヒゲの隊長の法案説明はそのまま全部音声に出したうえで、女子高生にきっちり批判・検討させるフェアな扱いをしています。
だから隊長さん本人も、テレビで、パロディ版の感想を「おもしろい!」「こういうのは、論議がひろがる」と話していました。
その点は、今週初めに、「火事場の火消し」の模型を使った説明で、意図が通じず、視聴者から、かえってひんしゅくを買った首相よりも、まだまし。
でも、それなら隊長、次回作では、高校生の指摘にきちっと答えてね。
それから、イラク派遣では21人の自衛隊員が、帰国後に自殺することになった「現地の現実」も語ってほしい。
奨学金を借りて、数百万のローン抱えて、卒業する学生が何割もいる昨今の日本で、入隊でローンをチャラにする「経済的徴兵制」というのも、なるほどな、と思いました。これって、アメリカ社会では、兵士の供給のルートとしても、実際に大きな供給源となってきています。
学生・青年は、思い切り山へ登って、普通の社会生活をおくってほしい。好きなことをいっぱい体験してほしい。異国の砂漠で倒れては、いかん。青年は、憲法を力に世界中で日本人らしく人間味のある貢献を、これからもしてほしい。
戦後70年、これまではそういう日本でした。
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前の日記に少し紹介しましたが、各学会での戦争法案反対決議がいます。日本社会医学学会も、「戦争は最大最悪の健康阻害要因」と決議を上げました。
決議提案者となった外科医の友人(元南極越冬隊員)から、26日、こんなメールが届きました。
日本社会医学会総会で、戦争法案反対の大会決議が挙がりました(7月26日久留米)。
名前通り社会に敏感な学会ですが、
「決議は思いつかなかった」「決議を出せてよかった」「格調高いい決議だ」「だしてくれてありがとう」
「会員から提案があって大会で決議を上げることができるいい学会だとおもった」など、声がかかりました。
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こんばんわ、tanigawaさん
自分もニュースで知って見ました。
この女子高生、テレビの情報番組やニュースなどでコメンテーターと言われている学者くずれや芸能人あがりよりよっぽどちゃんと知ってますね。
法案の裏側や問題点など与党説明だけでは分からないことが一杯あること分かり為になりました。
tabioさん、この動画問答、今朝の民報ワイドニュースでも取り上げられていました。
なかなか本格的な問答なので、問題のおおもとがよくつかめます。
安倍さんらが世論にここまで大きく孤立してしまったのは、この問答も典型的ですが、説明に虚構が多すぎたこともありますね。
戦後70年、日本はどこの国とも政府としては戦争しなかったし、そんな事態はなかった。
唯一、米軍が、ベトナムでも、中東でも、この70年間の半分以上のときを、戦争をしてすごしてきた。
そこで、日本が戦争当事国ではないのに、参戦するという「集団的自衛権」を、初めて合法化するというのが、今度の法案の核心点です。
学者らだけでなく、歴代の内閣法制局長官や内閣府スタッフらも、表だって声を上げて立ちあがっているところに、いまの尋常でない事態が示されています。
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いまの学生の一意見。SEALDs 大学三年生 芝田万奈さん
https://www.youtube.com/watch?v=WDbAd1CSDDk
taniさん今晩はです。
オソコメとなり申し訳ございません。
生活の中でも「今後はこの様にしたい」と提案すると「いやそれはおかしい」と異論・反対論がでて通常は機論がきっこうするのですが、この件は0.1対9.9位で「説明がおかしい」と率直に感じてしまいます。
やはりこのタイミングであの程度の説明で「懇切丁寧に・・・」とは言いがたい。迫力も緊迫感も必要性も伝わらない。
確実に伝わって来るのは理由はともかく「何とか形を整え通し成立したい」だけかな。
山へ持って行く道具や食料の選択には多くの理由や理論は深く追求しないが、法案は・・・
以上感想でした。
kintakunteさん、「説明がおかしい」「危うさを感じる」というのは、いまの首相を見ていて、みなさんが実感していることと思います。
だって、本音では憲法に照らしての「法的安定性」、そんなの関係ないと、言ってのけちゃってるんですから(首相補佐官)。国会の答弁が意味不明、はぐらかしが多いのは、「腹の中」ではストレートに決心していることが、憲法とあまりにかけ離れているからでしょう。
「戦争に行きたくない」という若者は「卑怯だ」、「自分だけ助かりたいのか」という安倍軍団の議員も出てきて、また注意を食らいました。
自民党でも、つい10年前までは、こんな議員は首相になんかなれなかったし、選挙で多くが淘汰されてきた。
安倍首相の、親父さんだって、外相当時、国会で「集団的自衛権は行使できない。法制局長官の答弁の通りです」と述べてきました。親父さんは、国会内でも各党と広い交友関係をもち、気さくで欲のない紳士でしたが、息子は「私は父親の遺伝子でなく、母方(祖父の岸首相)の遺伝子を受け継いだ」と、自慢してます。
こんな政権党が生まれて来てしまって、実は、私たちは、この国の大きな分岐点に対面させられているように感じています。
満州事変のときも、大半の日本人は、まさかこれが15年戦争の始まりとは、思っていなかった。
日本人の歴史の現実にたった知恵が、いま試されようとしているように感じます。
歴史に残る「インディアス破壊を弾劾する簡略なる陳述 」をはじめとするインディアス群書や北アメリカの先住民、ロシア中国の少数民族、アフリカの部族、そしてアイヌ民族を思うと軍隊は必要なのではないかと思います。しばらく前に40年来の友人と軍隊は必要か否かの激論を交わしました。南北問題も突き詰めると「生きるとは他者を殺すこと。」と私の捨て台詞で棚上げにしました。
borav64mさん、ここで問題になったのは、「日本が攻められたら守る」ということではありません。
それまで憲法上、できないと内閣も、政権党も言ってきた「集団的自衛権」でした。
これは、すべての新聞が書いてきたことです。だから、この新法の最初の本格的実施も、アフリカだったでしょう。
2年経っても、国民に意図が理解されていないところに、安倍さんのトリックがある。
なぜ、集団的自衛権が危ないのか? なぜ、これが違憲だと、憲法学者の大半が声をあげたのか?
この焦点を振り返ってみてください。
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