ヤマレコに記録と写真をアップしていますが、ブナ林には、きのこの撮影で入りました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-78500.html
今年は秋が遅く、山ブドウは無理と思っていました。けれど、実がついているうち、わずかな割合で、熟した山ブドウのツタが見つかり、ボール1杯分を初収穫してきました。(写真1枚目)
ジャム作りは、次の通りです。
1)まず、実から種とゼリー状のエキスを、取り出し、皮と別にします。
実の数が多いので、1時間以上はかかります。
2)種とエキスの部分を、ゴム手袋でぎゅうぎゅうに握りつぶします。種を分離させます。
3)目がやや粗い網で、種を濾し取り、ジュースを得ます。
2度目に目の細かい網を使うと、種子などをきれいに除けます。
(写真2枚目)
このジュースは、白ワインの原料と同様で、くすんだ緑色ないし薄茶色です。
4)最初に剥いておいたブドウの皮にジュースを加え、鍋で20分、煮立てます。皮は次第に砕けて、細かくなります。
ブドウの皮が気になるときは、混ぜる前にミキサーにかけて、細切れにするのも一つの方法です。舌触りがなめらかになります。
薄茶色の灰汁が出てきますが、気にしないで大丈夫。
5)砂糖を、鍋の材料の6割前後、好みで加えます。
山ブドウはとても酸っぱいので、少なすぎると、酸味がかなり強くなります。
6)煮詰めているうちに、ブドウの皮の濃い赤紫色に全体がどんどん染まります。
皮と種子周りのゼリーとから、とろみは十分に出てきますから、煮詰めすぎないで、できあがり。緩いようでも、冷やすと意外にしっかり、ねっとりしてきます。
山ブドウは、ゼリー化する成分がたっぷりです。
(写真3枚目)
昨年は、ハスカップの濃いジャムの味を超えると書きました。
今年の山ブドウには、2割ほど、青い実も加わりましたが、色、とろみ、強い酸味、印象鮮烈な味。とても良いジャムに仕上がりました。
山ブドウ狩りなど、昨年の記録は下記に。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-47371.html
http://trace.kinokoyama.net/fungi/field-rpt/090926-28okutone-field.htm
おお、うまそう。ぜひジャム友登録お願いします
bmwr1100rs さん、いやあ、申し訳ないけど、たった今、アイスクリームにのせて、味見してました。
これほどのコクがある個性的なジャム。みなさんもぜひ挑戦してください。
たとえば、ブルーベリーなどは、山ブドウにかなわないと思います。
採集では、山ブドウはこれから、葉が紅葉するので、かなり目立つようになります。
ただ実をつけるのは、10本に1本もないくらい。
そのうえ、ガケや樹上が多くて、ブドウの房を遠目に眺める場合がかなりあります。
クマも苦労してお腹につめこんでいると思います。
こんばんは
山ブドウジャムは本当に味が濃くて
美味しいですよね
両親に作ってあげたら
見事にハマッタらしく
せっせと山に採りに行っています
確かに、たかーい場所になりますが
一株採りやすいものがあれば
それだけでも結構
足りてしまいますよね
karamomoさん、今年も山ブドウの季節が始まりましたね。去年も、ご両親と自然の味の手作りを楽しまれてましたが、いよいよシーズン入りですね。
>一株採りやすいものがあれば
それだけでも結構
足りてしまいますよね
作業道や、登山道、林道を歩いていると、すぐそばに、房がいっぱいの山ブドウのツタが、見つかったします。経験上、毎年そのツタには実がなりますから、1、2本、見つけておけば、大丈夫ですね。
今年もいい秋をすごしましょう。
山ぶどうのジャム、大変な手間がかかるんですね。
山で見かけても手が届かないことが多いので
採ったことありません 。
今度見つけたら長い腕を伸ばして採ってみようと
思います。
sakusakuさん
>山で見かけても手が届かないことが多いので
採ったことありません
そうですよね。手が届く山ブドウは、実がなってるうち、そのまた3分の1もないかもしれません。
今度、そばで見かけたら、一番大粒で、濃い青紫の熟したやつを、頬張ってみてください。キューン!とくる酸味とわずかの、ほんのり甘み。
皮をかじると、舌が染められますが、ジャムのコクが想像できます。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する