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立て札の案内には、「二股大根を備えて願掛けすれば、良縁成就」とな。
一同十数人、「そんな大根、用意してないよ!」
それもそのはず。肥料の塊が地中にあると、主根が二股に分岐・迂回してできるのが、二股大根。市場に出ることは、まず、なし。
ところが、そこで・・・。
私が、ザックから、兼ねて用意の貴重品、「二股大根」を取り出すと、一同、驚きの声と歓声。この大根は、菜園仲間から分けていただき、この日のために埋め直して収穫を調整してとっておいたもの。
「むかし道」を行き来するハイカーも足を止めて、セレモニーの成り行きを見守るギャラリーに。
一行のなかで3人が独身男女。
その1人、アジアのある国を往来してチャンスに恵まれなかったA君に、「二股大根」を渡すと、彼は大事そうに大根を抱えて(写真1枚目)、背後の石積みの崖をはしごで登りだした! 登りあがってトラバースもかなり斜度はきついが、なんとか地蔵尊の前へ(写真2枚目)。
ギャラリーが増えて、大声援! いったん滑って、あぶない!!!
なんとかお供えを終えて、大拍手。
一同勢揃いして、3人の良縁成就を願って、お参りしました。
この日は、朝から雨が上がり、読み通りの絶好のハイク日和に。
むかし道は、目立つ楓がちょうど紅葉の盛り。
一同で楽しい「観楓会」となりました。
縁結び地蔵尊、すごい場所にありますね。
この大変な道を乗り越えて無事に
お参り&二股大根を奉納されたので
きっとご利益があるでしょう。
ところで野菜が二股になるのは
そういう理由からなんですね。
二股のうえにひざが絡んでいたりと
セクシー系な野菜は
飾っておきたい時があります
写真の立て札の説明文には、「二股大根を供え、一心に祈れば・・・」と、あるんですね。
私たちは、大笑い、拍手喝采のあと、今度は厳粛に祈りをささげました。
うまく行ったら、来年また恩返しに行ってもらわないと。
こういう二股になる野菜のなかでは、大根がやはり艶っぽいですね。地中の肥やしを良く混ぜ散らばすのは、根菜づくりの基本ですが、逆境(肥やしの塊)が美しいラインを引き出すのかも。
それにしても、「なぜ二股大根なんだろう?」と道々考えましたけど、それはやはり、セクシーだから? かな。
「むかし道」の名所の1つです。
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