写真は、体幹を鍛える腰のリハビリ体操。
体を横向きにし、足を後ろ斜めに上げる運動。足首におもり付き。
9月7日の診察で、担当医師から、患部の左足に、64キロの全体重をかける動作がゆるされる「全荷重」の許可がおりました。
手術を受けた左足に、体の全体重=「全荷重」をかけることが許されるというのは、この怪我の完治へすすむ上で、一番大きな関門と思います。
折れた足の骨が、ここまで回復して、初めてわかったのですが、左右の足を交互に前に出して歩くというのは、なかなか、すごいことなんですね。
歩くには、左足、右足が交互に、一瞬だけ、自分の全体重をその1本の足で支えることができないと、なりたたない。
試しに、床の上で、松葉杖なしに歩こうとしてみて、患部の左足を前に出したあと、右足をあげることが、怖くてできなかった。くっついた骨が動かないかと心配で。
その逆の足でも、怖い。
いままでは、意識することなく、平地を歩くのはもちろん、駆け足まで平気だった。
ヒトの二足歩行って、すごいなと思いました。
普通に歩く場合は、必ず「一方の足が全体重を支える」という場面が、交互に繰り返される。
歩く速度が速まると、実際に片足ずつにかかる重み(衝撃力)は、さらに増してゆく。
それを無意識にやっちゃってる人間って、すごいなと思いました。
来週のリハビリからは、この二本足で歩く練習が始まります。
私の場合は、家の中の平らな範囲でも、まだごくゆっくりの歩行しかできません。両足に交互に全荷重がかかる階段や段差は、現段階ではできません。
歩行となると、戸外では、道路の路面の高低差や、他の通行者、車などの動きに対応した歩き方が求められます。これらも一歩から学んでゆくつもりです。
基盤となるのは、脚力アップなので、この面でも体幹を鍛えるリハビリ運動にとりくんでいます。
足・腰にかかわるこの種のケガでは、手術後、数ヶ月余りをおいて、挿入した金属プレートなどがうまく体と同化できずに、また手術になる場合もあります。
体づくり、筋力アップは、こういう心配を最小限に抑えるうえでも、基本条件になると思います。
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9月11日 追記
今日、「全荷重」開始後の初めてのリハビリを体験しました。
指導員に松葉杖を渡し、「さあ、歩いてください」と言われて、おずおずと一歩、二歩。
患部の左足に体重をかけるのは、ちょっと、どぎまぎ。
それが左右の歩幅の違いに出て、体が一足ごとに、上下、左右にふれました。
それでも、歩いて負荷をかないと、腰の骨と筋肉は育たない。
これから少しずつ、歩く距離を伸ばして行こうと思います。
リハビリに失敗すると当初以上のダメージがあると聞きます。
焦らず頑張ってください。
私はタニガワさんを心から応援します。
ガンバです。
bmさん、同じ病室にも、バイクで骨折と靱帯を傷めた人、アキレス腱が切れた人など、入院してきました。でも、腰と大腿骨の部位の骨折の場合は、もと通りに治癒できるかどうか、とくに日常の生活にもどれるかどうかが、確率で議論される状況だったので、その身になって、知って驚く状況でした。
医師は、私の場合、歩行が可能になるかどうか、痛みがおさまるかどうか、「1,2割台」の危険を示してきました。年齢のことを考え、私には自分のこととして、受けとめてきました。
その最初の関門が、治療とリハビリの開始から、二ヶ月程度の期間に、患部の痛みが発生するかどうか。かなり、はらはらしながら、日々を送ってきました。
回復の目安になる段階を1段、1段踏んできた今でも、この先は慎重に、そして転倒事故などがないように、過ごしていこうと思います。
今は、「全荷重」の段階に進むことができて、目指す回復過程のうち、山にたとえれば、やっと裾野あたりを、視界にとられたかな、と感じているところです。
タニさん我々世代、これから足の普通の骨折でもその後に大きく影響します。
それが大腿骨ですから、じっくりと時間を掛けてリハビリを頑張って下さい。
先ずは普通に歩けることですね。
kazikaさん、私は、自分がビルの階段であんな「滑落」事故を起こすなんて、まったく無警戒だったんです。その点がまず、この世代の一員として、大ミスでした。
その後、治療とリハビリの過程では、自分の運動機能や反射神経の現状について、深刻に見直す時を過ごしました。
治療やリハビリの効果についても、若い人のようにはいかないことも、病室内の何人もの事例で、思い知らされることがありました。
「先ずは普通に歩けること」。
今の私には、不安が先に立つ目標ですし、確実に到達できる問題でもないと思いますが、普通に歩くという次の目標に向かって、あせらずに頑張ってみたいと思います。
焦らずにリハビリしてください。陰ながら応援しています。
nightsさん、ありがとう。私のケガで、秋の行事には、申し訳ないことになってしまいましたね。
うまく進んでも、回復過程には2年ぐらいかかると思っています。そのうえ、どこまで治るかは、やってみないとわからない。じっくり構えてゆきます。
当面の目標は歩く! でしょうけど、スキーも行きましょうよ
アラゲンさん、スキーは5年ほど前に、四阿山で頸椎を傷め、まだそれが、少しですが尾をひいてます。
シールを使って、雪原の軽いワンデリングなら、やってみたいですね。
そのためにも、まず、しっかりした歩行の回復を目指します。
はじめまして、tanigawaさん。
わたしも2014年に大腿骨を骨折しました。
松葉杖無しで歩いていいよと言われても怖くてなかなか体重をかけることができませんでした。
会社にもいかなきゃいけないし、最後は入院していた病院の1階から屋上までを何度も往復し、熱を持って痛む脚を我慢しながら社会復帰向け努力しました。
3か月間リハビリをし、再び自分の足で歩くことができたときは初めて立った赤ん坊のようにうれしかったことを覚えています。
半年後くらいでしょうかボルトを抜くオペをしました。
それまでは歩くとゴリゴリした違和感があったのですが、ボルト抜いてからそれもなくなり痛みも減ってきました。
それが縁でマラソンや登山で足腰を鍛えようと思いました。
まだまだ辛いリハビリが続くと思いますが、きっとよくなります。応援してます!
black-birdさん、3年前に大腿骨骨折だったんですね。
登山とマラソンに励むきっかけになったというのは、回復の見本を見るようで、励みになります。そこに進むまでのリハビリは、かなり痛そうで、大変だったんですね。
私が、ここまで、ほとんど痛みなしで来れたのは、たまたまのことだったのかも知れません。痛みがでるかも、という不安は、いつも抱えながらのリハビリです。
治療が次のステップに進んだ段階で、骨折の様子、ボルト類の使い方、骨がつながったあとにボルト類を抜くかどうか、など、この治療は個人差が大きいですね。
私の場合は、挿入した金属類は、治癒したあとも抜かないで入れたままにすると、医師から説明を受けています。山もこのままで再開できるとも言われました。
併せて、もしも、痛みや違和感がでたら、手術で取り出すことも、選択肢には入れているそうです。63歳の年齢をを考慮して、負荷(今後の運動量)と痛みの有無などを見て行くということでしょう。
大腿骨や腰の部位の場合、ケガと治療の方法に見合って、治ったということも、人によっては幅があることになりますね。金具を抜くかどうかということが、今後の選択肢になる場合でも、良い形でその機会を迎えるようにしたいです。
そのためには、black-birdさんが頑張られたように、リハビリの時期に、本人が適切に頑張ることが、大事だと感じました。
私は、今後の選択肢でも、なるべく好ましいものをつかめるように、今は、体幹を鍛え、患部のしっかりした回復を図れるように、とりくんでいきたいと思います。
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