![]() |
![]() |
![]() |
晴天の寒い朝、この山へ出かけて撮影したのが、写真です。
槍ヶ岳は長野県・埼玉県の県境の十石峠の稜線にへばりつくようにして、槍の山頂部の3分の1ほどだけ、姿を現します。
槍ヶ岳と丸山をむすぶ「視線」は、蓼科山の北をかすめ、松本市の上空を抜けて、槍ヶ岳に達しています。
白い山並みは、左から、中岳、大喰岳、槍ケ岳。
槍ケ岳は、電力会社の鉄塔とまともに重なっていて、写真では見にくい。鋭角につき上がる三角形の稜線のうち、鉄塔の右に見える東鎌尾根をたどることができます。双眼鏡では、鉄塔を透かして、槍の山頂下の山肌部分も見ることができました。
撮影は2001年。望遠レンズ(400ミリ)に、古いテレコンバーター(1・5倍)を付け、腕の悪い私が撮影したため、ブレてぼんやりした画像になっています。すみません。
丸山からは、大気による光の屈折率が大きな条件のときには、北アの白い稜線が、手前の稜線から浮き上がるように良く見えるときがあり、写真も記録されています。
私が撮影したときも、カシミール3DのCG想定画像よりも、白い稜線がやや浮き上がって見えました。
超遠望の山の同定と撮影は、冬の楽しみの1つですが、手間と執念が必要なため、私はほどほどに楽しむ程度にしています。
興味のない人には何の意味もない写真ですが、これは凄い写真ですね。
目で見えても写真にはなかなかうまく写ってくれません。私も最近一眼レフを山に持って行きますが、tanigawaさんの言われる通り、良い写真を撮るには手間と執念、そしてお金ですかね。
kazuhi49さん、このテーマでコメントいただけて、うれしいです。まあ、山の楽しみにも、ほんとにいろいろあるということで。
奥多摩、奥武蔵から高尾、笹子など東京を大きく囲む近郊の山やまで、北アルプスが望めるところは、かなり限られています。
天気の条件では、冬型やそれに準ずる条件ではもちろんだめですが、晴れても気温が高いと、視程の延長線にもやが多くて、見えません。
天気が良くなる時も、悪くなるときも、その変わり目にあるときに、意外と見通しが開けたりします。
遠望は、登山の楽しみに、プラス・アルファを加えてくれると感じています。
>良い写真を撮るには手間と執念、そしてお金ですかね。
運だめしの私のようなものは、そういう楽しみがもう一つある、というくらいです。
デジタルの時代になって、コンパクトなものでもズーム機能がすごいですから、以前のような重荷などの苦労は減ったと思います。一眼もフィルムや感度、フィルターの手間から解放されました。
画像処理とその手間も、格段に軽減されました。
私はあまりいいものは写せていませんが、これからも少しずつ、遠望の楽しみをアップしていこうと思います。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する