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い県の一つが長野県だと思います。他県にいると、出版のニュースその
ものに触れる機会が少ないので、現地へ行って「こんな本が出てた
の！」と初めて知ったりします。
で、そういうローカルな自然と山の本には、東京で出版されるものと
は違った、役立つ情報が収められたものがあったりします。
信濃毎日新聞社から１１月下旬に出た「信州ふるさと１２０山」は、
そういう点でなかなか良い資料になる本と思います。松本市内の書店
で、その場でめくって、これは使えそうだと思って購入してきました。
長野県山岳協会120山委員会著
定価 1890円（本体 1800円）
まず、紹介されている山が、いい。
世紀の愚行だった「平成の大合併」（市町村の強制合併）以前の
旧120 市町村ごとに、おらが山、を選定していて、東京で出るガイド
本にはない山が、いっぱい。
２つめに、その山がなぜイチオシか、地元の登山者が書いている推
薦文が添えられています。間近に、四季折々に接して感じた魅力が盛
り込まれていて、登りたくなるし、出かけた際の見どころがわかり
ます。
３つめに、登山口、アプローチ、季節はいつがいいか、行程、危険
度、などガイドブックとしての基本情報が、地元の方の気配りを含め
て、しっかりフォローされています。１２０もの山について、こうい
う「地元目線」のガイド本も、いままでになかったと思います。
全体を見て感じたのは、信州の山は、２０００ｍ前後の埋もれた魅
力的な山がいっぱいあるということ。そして、北ア、南ア、中アなど
の山々が、これらの地元の山からの山岳展望に、大きな魅力を加味し
ていることです。
高い山の意外な眺めと、隠れた名山の良さが、ともに感じられる山
域ということでしょうか。
信州の山はけっこう登ってきたと思っていたのですが、この本を見
て、それは目立つ表玄関の山に限られていたことを知りました。
以下に、紹介されている１２０山から、気になった山、登りたい山
を上げてみます。
☆印は、なるべく早い機会に行きたい山など。
毛無山（野沢温泉村、☆ブナ林とサンカヨウの大群落）／鍋倉山
（飯山市、登頂済）／高標山（木島平村）／一夜山（旧鬼無里村・
現長野市）／大峰山（坂城町）
独鈷山（旧丸子町・現上田市）／大笹峰（旧長門町・現長和町）／
烏帽子岳の眺望（旧北御牧村・現東御市）／榊山（旧臼田町・現佐久
市、☆日本で一番海から遠い地点がある山）／茂来山（旧佐久町・現
佐久穂町、登頂済）／御座山（南相木村）／
有明山（松川村）／鎌ヶ峰（旧奈川村・現松本市、☆積雪期のみ登
頂可能、道なし）／鉢盛山〔１〕（旧波田町・現松本市）、☆中信の
展望台／霧訪山（塩尻市）／坊主岳（旧楢川村・現塩尻市）☆なぞの
山域／茶臼山（旧日義村・現木曽町）全国にある茶臼山のなかで最高
峰／糸瀬山（大桑村）痩せ尾根／
経ヶ岳（南箕輪村）／守屋山（旧高遠町・現伊那市）登頂済／越百
山の眺望（飯島町）登頂済／陣馬形山（中川村）☆好展望の山／烏帽
子岳〔小八郎岳〕（松川町）☆南アを一望／鬼面山（豊丘村）☆伊那
山脈最高峰／二児山（大鹿村）☆展望の周遊コース開拓／池口岳（旧
南信濃村・現飯田市）☆南ア深南部／大川入山（旧浪合村・現阿智村）
☆中ア最南部／
87ページの黒斑山に私の一口コメントが実名で載っています。私も登っていない山が沢山あります。来年以降、ぼちぼち登る予定です。
tak1155です。こんにちわ
私もwakaさんの日記から知って、アマゾンか楽天でポチして（送料無料でした）入手済です。
信毎（tangawaさんにはわかるかなー？、出版元の新聞社のことです）の書籍はこちらでは手にできにくいと思ったものですから。
現地で調達なされたのですね、脱帽です。
図らずもヤマレコの生き字引のお一人wakaさんの本名、自らの告白で割れてしまいました。
すみません。他の投稿者のことで勝手に盛り上がっていて。こういうのを「横レス」というのでしょうか
シーラカンスの私には若者言葉がわからないのですが
ますます横にそれていてますね
2011.12.15
むかしむかし、信毎から出版の信州百山（三冊本）とか信州百名山とか、本がありましたが、その今日風改定バージョンアップ版という感じでしょうか。
信州2000ｍ峰の眺めのよさに、高校生のころあちこち出かけました。積雪期登山を高校生が一人で始めるのにも良い場だったと思います。遠くに見える3000ｍの名峰の近さ遠さで、地勢も頭にはいりました。
まだまだよい山がありそうです。今後の楽しみに。正月帰省したら本屋で探してみます。
wakaさんへ
＞黒斑山に私の一口コメントが実名で載っています
あれー、見てなかったので、いま家で確認したところです。
確かにwakaさん、バッチリ出てますね。
通った人ならではの、紹介と思います。
wakaさんの日記で紹介済みの本だったようで、すみません。
この本は、活用できそうです。
tak1155さん、初めまして（たぶんお初にコメン
ト交流ですね）。
＞信毎（tangawaさんにはわかるかなー？
もちろん、私はわかりますが、東京では新聞に詳
しい人も、略称で「しんまいでさ〜」とか突然、言
われては、通じないと思います。
新米？？？
「どうしんがさ〜」って突然、言われたら、北海
道外の人は、童心？？？ ですよね。
＞現地で調達なされたのですね
私は松本市に行くまで知らなかったのです。カミ
さんが、ネットか新聞広告などで、情報を得ていた
らしく、松本のパルコの本屋で現物を確かめて、
「これはいい！」と思いました。
各地に仕事や旅で行くときには、地元で出版されて
いる山や自然の本のあるコーナーを見るのが好きで
す。
yoneyamaさん。
＞むかしむかし、信毎から出版の信州百山（三冊本）
とか信州百名山とか、本がありました
そんなのもあったのですか。実は、追って日記に
アップするかもしれない松本城そばの古い、古い古
書店（ご主人は７０代で２代目）で、その手のを捜し
たのです。
別に気を惹かれたものは、あったのですが、それは
見なかった。
＞信州2000ｍ峰の眺めのよさに、高校生のころあちこ
ち出かけました。積雪期登山を高校生が一人で始める
のにも良い場だったと思います。
私も、信州の山のそのヨロコビを、ようやく知り始め
たところでした。
おもしろそうな山が、ある、ある。
ゆっくり１つ１つ、適切な時期を選んで、歩きたい
と思います。
ついでに、
全国の都道府県で、地元の自然や山についてのロー
カルな出版物が多
い県の一つが長野県だと思います。
と書きました。
思い込みかもしれませんが、限られた体験から順位
をつけてみると、次のように思います。
（単純に出版冊数ということではなく、その都道府県
の山と自然の本の充実度として・・・）
１位 北海道。ガイド、図鑑、生態調査、昔話など圧倒的に
多い。以前は、山の季刊誌も出ていました。
２位 長野県
３位 東京都。意外に少ない。もっと下位かも。
４位 富山県
５位 福島県、とくに会津地方が秀逸。
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