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いまじゃ職人を6人に増やしても注文3ヶ月待ちの、突然の大繁盛というのです。
ゴローは、最初に付き合ったころ、職人が3人いて、皮バッグも作ってて、なかなか繁盛してました。
その後、5年ほど前にバッグの相談で行ったら、「それはもうやってない」と、おじさんは元気なかった。職人も減り出していた。1年半前は、たしかおじさんともう1人になった。
それが一挙に6人!
たぶん、どこかの山雑誌がオーダー山靴をとりあげ、それが広がったのでしょう。
記事によると、山ガールが、希少で、しっかりした造りのオーダーの皮製山靴に、動き出したそうな。
巣鴨の「ゴロー」だけでない。足立の「中山製靴」も廃業を検討していたところから浮上、特別な注文に応じてきた神田のICI石井も、このブームにもまれ出しているそうな。
これだけのブームで職人不足ですから、とてもとても大変な入手難になっていると想像します。
いまでは、軽快な足入れ感や防水・保温性からいって、プラスチックや強化化学繊維の山靴に、かなりいいものも出ています。価格もいろいろ。機能も用途も多彩。手入れも、保管も楽。
そんななかで、重くてメンテが必要な皮製登山靴が再注目されてきた。なによりも山靴職人と専門店がそれで息をつなげるのは、愛用者として、うれしいです。
昔は東京の山道具店は、オーダー山靴を競っていました。ICIなどは、靴屋から山道具店に拡張した店でした。専門店も、山友社たかはし、トップ靴の店など、東京にも昔は良い山靴の店がいろいろありました。80年代までにほとんど消えて行った。
ブームでも何でも、真面目に山を体験したくて、皮靴を選んでいるのならば賛成です。昔の「若者はみな山へ行く」みたいな時代も、似たり寄ったりのところがあったし。
でも、ブランド品の延長のような感覚で、個人の足型に合わせたオーダー靴を入手して、ブームが去ったら、靴底も張り替えないような使用のままで、手放したりお蔵入りさせるのでは、山靴がかわいそうな気もする。
いまのブームがどうもファッションに流れているような気が依然としてしていて、一抹の不安を覚えてもいます。
ただ記事によると、この人気は、皮の山靴の良さに惹かれた新しいユーザーも牽引役になっているようです。
そもそも若い男は、何をしているのか?! 「構造改革」なんて言葉にのせられて、雇用の制度を壊してしまい、若い人たちから安定した仕事先と収入を奪い、山やスキーの楽しみを奪ったのは、私の世代の大人たちでした。
東京の山靴の店と山靴職人は、最盛期からみて、ほんとにほんとに少なくなって、確実に消え去ろうとしていました。
いまの突然の大繁盛が、最後の一華にならないことを願いたい心境です。
おぉ〜薄皮一枚で凌いだって感じですか
tanigawaさん、こんばんは。
理由はさておき、兎に角 嬉しいニュースです。
今日は美味しく、お酒が飲めそうです。
もう私が山靴を新調する事は、ありませんが〜
それでも、とても明るく嬉しいニュースなのです。ren
私も皮の注文靴のファンです。
http://www.yamareco.com/modules/diary/8042-detail-26380
URL追記させて頂きました。
よかったー、これで修理をしてくれる店のない山靴をもって途方に暮れることもないのかな
いい情報をありがとうございます。
今の靴は少し大きくて、靴擦れを気にしながら
歩いているので、ちょっと覗きに行ってみよう
と思います!
ゴローって職人気質が泣かせますよね〜!
って、私は値段的に買えないでいますが
沢靴ではゴローといえば、高級品。
純毛のフェルトがフリクション抜群。
ここ一番!という沢にはゴローという仲間も多いです。
ただし、減りが早くて張替えもナカナカのお値段
しかし、仲間が張替えに出して帰ってきた靴を見ると、ただ底のフェルトを張り替えただけではなく、まるで新品かと思うほどにあっちこっち補修/補強されて帰ってくるのです。ほんとにびっくりするほど生地そのものから新しくなってたりします。
泣かせる 〜
オーダー品も既製品も同じお値段と聞いています。
他社の靴、他店で買った靴も張替えや補修をしてくれます。
もったいないほどの職人気質が嬉しいです!
ゴローと同様の職人気質をヘリテイジやアライテントにも感じていますよ
ちなみに私の場合、無雪期は沢靴です。
登山靴って冬しか履かないので良く分からないけど、暑くて足裏感覚もないので苦手です。
たとえば初冬の飯豊とかでも「アクアステルス忍者」。ラバーソールの沢靴です。
フリクション最高で軽快、足裏感覚抜群、クライミングもOK!
沢登りと冬以外はこれ!
アイゼンを忍ばせ、晩秋から初冬、残雪期のハイキングはこれに勝るものなし!と思い込んでいます
余談になりました。
ゴロー万歳
アラゲンさんへ。
ほんと、薄皮一枚で凌いだという感じ。
これからも修理はOKでしょうけれど、忙しい季節は修理期間がかなりかかりそう。
> 私のは『さ○いや』で買った奴ですが〜底2回替えてまだ使ってますもんね
おお、私の初代の山靴(1971年購入)も、さかいやでした。
5800円。日本皮革製の、クロームなめし。
ainakaren さんへ。
>兎に角 嬉しいニュースです。
そうですよね。何か、どんどん悲しくなっていくばかりだったいままでが、最後の数ミリで起死回生したような。
高田馬場のTOP靴の店も、後継者がおられれば、この時代を迎えられたかもしれません。
一時のトピックじゃなくて、この機会に新しいユーザー層に広がってほしいです。
bmさんへ。
>これで修理をしてくれる店のない山靴をもって途方に暮れることもないのかな。
私は、ここ1、2年は、店がどうなっちゃってるか、怖いものを見るような気持ちで、足を運んだりしてました。
シリーズで製作している冬靴を、山スキー靴に転用する改造のための、前コバの特注なども、おじさんは親身になって、相談にのってくれました。
ヤマレコは、goroのユーザー、多いですね。
BBCさんへ。
>今の靴は少し大きくて、靴擦れを気にしながら歩いているので、ちょっと覗きに行ってみよう
と思います!
店が残り、張り換えや補修をやってくれるだけでなく、技を受け継ぐ後継者らも、生き生きとやってるように
思います。
靴ずれですか。あそこのおじさんは、靴下の厚さや枚数、足の採寸には流儀があるので、意思疎通はうまくすすめられてください。
甲皮の縫いつけ位置から、やり直してくれるかもしれませんね。
gogo1528 さんへ。
すみません。ゴローの沢靴は、記憶にないです。
私は、沢靴は、ずっと軽量の秀山荘のです。
ですから、雪のある時期の山は、山靴か冬用の山靴です。
私の渓流シューズは、夏場用。
>職人気質が泣かせますよね〜!
山靴の底の張り換えは、おっしゃるように新品のようになって返ってきます。
修理や張り換えを、これからもやってもらえそうだ、と思うだけでも、ちょっとほっとしてます。
こんばんは。
お店にとってはいいことですよね。
でも、刹那的なものではないかなと思います。
他のものと比べて絶対にいいか?自分の目的にあった道具選びが重要な気がします。私もオーダーを使ってますが、安定感はあるけど、重さが負担にもなってるのは事実。オーダーに憧れて、承知したうえで使ってるので不満はないですが。
大多数の人が手入れもしない気がします。
K_guminさんへ。
皮の山靴にくらべて、強化繊維系の新しい靴がかなりよくなってきてますから、自分の好みや使用方法に合ったものを選択するのがいいですね。私も、冬用は強化繊維系の、皮も表に使った、靴です。
皮の山靴がいい点は、以前に新しいタイプの靴にあった底剥がれや、一部破損、プラ部分の劣化による一気の解体等々の心配が、ほとんどないことです。
別の言い方をすれば、自分で耐久性や劣化の具合を把握しながら、つきあえる。独特の信頼性があります。
それと、年間の使用日数と手入れにもよりますが、底を3回は張り換えられる。10年前後はもつ。経済的。
劣っている点をあげると、いっぱいあるけれど、決定的なことはワンタッチ・アイゼンの装着性(オーダーで対応)と、冬の保温性くらいかな。女性の場合は、足入れの固さや重さもマイナス評価にされちゃうかもしれません。
>刹那的なものではないかなと思います。
これを機会に、体験した人の2、3割でもいいから、皮靴を使い続ける人が増えて、世代がつながってくれることを願っています。
そうしたら、お店も世代をつないで、残っていけるし、店も増えるかもしれない。
足に合う靴が無くて困ってました。次に買うならゴローにしようとおもっていましたが、4ヶ月待ちと聞いて探していたところ中山製靴に辿り着きました。近所だったこともあり、自転車で行ってきました。
驚いたのは、あそこは店舗じゃなく工房。父親世代のおじいさんと同世代の息子がやってる町工場
コーヒーを御馳走になりながら、足型を採寸。こりゃ合う靴ないでしょう。なんて言われながら、2時間くらい楽しく過ごしました。あの、赤い革靴の色に一目惚れ。
待つこと一ヶ月。出来上がった靴を試してみたら、くるぶしが痛い。
するとその場で直してくれました。
先週、台風のなか八ヶ岳にのぼりましたが、心配していた防水性能も問題無かったです。
ただ、踵に痛みがあったので、早速中山製靴に行きました。
ああだこうだ話し合い、直してもらう事に。
今度はその場でとはいかない大手術みたいで預けてきました。
自分の足に合うには時間がかかりそうですが、楽しみながら、付き合えるいい関係になりそうです^_^
D-tra125さん、ソフトな造りの山靴とはちがって、しっかりした革靴は、合わないところがあると、その部位が際だって、アピールしてきますね。
しかし、良く合ってくれば足と一体化するし、生の足の方も、皮と調和してくるように感じます。
はき続けるうち、足の方も合ってくるのかな。
そうなると、手放せないし、底を張りかえながら、使い続けられますね。
D-tra125さんの靴も、自分の足に合うように、職人さんとD-tra125さんの双方から、仕上げの作業を続けているというところでしょうか。
堅めのしっかりした山靴は、最初は自己主張が強いと思うので、補正はしながら、じっくりなじませて、というところですね。
ちょうど先日、知り合いの初心者男子と山に行ったら、
初心者なのに、
「ネットで調べたら、登山靴は行き着く所はゴローだっていうから」と買ったそうです。
ギアのスペックだけ上げて、
自分の体のスペックは上がらない、
体力の無い人で、ガッカリしました。
果たして、10年後も履き続けるほど、
単なるブームじゃなく山を好きになるのかな?
colorfulさん、登山をするときに、まず道具から入るという進み方は、以前にもずいぶんありました。それは、しばしば、登山としてはオーバースペックだったり、合理性を欠いていたりすることもしばしばでした。
夏山に、純毛の厚手ニッカーズボンや、ピッケルを持っていったり、縦走登山に、岩登り用の重登山靴を使ったり。
でも、山に入り、人にモノを見せるのではなく、山と向き合う楽しみ方を見つけるなかで、それぞれに自分流の登山を見いだしていくのでは、と思ったりします。
すべては、体験です。そこから、自分を見直す機会を得ることもあるでしょう。
最近の山靴のように、履きやすくもなければ、やわな造りではないので、ゴローの山靴は自分のものにするには、手間がかかる。
その方が、いろんな体験を通じて、自分にあったやり方で山に向きあうときが来ることを願っています。
ブーティエルを6年〜7年履いています。わたしは二足目でやはり「どうせ買うなら…」とオーダーしましたよ。
物欲から揃えるのもアリかな、と思います。授業料払ってあれこれ夢想し、使ってみて自分の登山スタイルを構築し、取捨選択をしていく。
しかし革靴は重い!たぶん最近のハイテクシューズとは歩き方が違うのでは?
振り子の要領で前に振りだし歩くようにしています。
nal さん、このお店は、しっかり長く履ける山靴を作ってますよね。私は、底を張り直しながら、使っています。
ただ最近、私の足の方が弱くなったのか、指先の爪の下に内出血する頻度が高くなってきました。それと、ここの山靴のほかに、冬山および山スキーに使う山靴(皮と他の素材の組み合わせ)、そして割としっかりした部類の軽山靴とを導入しました。
足入れは、これら新しい素材の山靴が、1、2歩長じています。
本革でがっしりしたgoroの山靴は、アイゼンを使うときなどは使っていますが、足入れは率直に言って、いまの私には堅いです。
それにしても、防水性はいまもしっかりしているし、耐久性という点ではこの山靴は、ピカイチです。
こういう状況や感覚を見ながら、季節や対象の山の具合に応じて、山靴は状況に合うものを履いて行こうと思います。
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