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食糧ストックの引き出しを開けたら出てきたので、そうだったと思いだし、山の献立に使えるか、テストしてみました。
この商品を作っている農業法人は、ここに。
http://www.nagano-mall.jp/list.cgi?id=G005900200009
凍りもちは、寒風で凍らせて餅の水分を抜いただけの保存食。
1年たっても、見かけはそのまま。
扱いに注意しないと粉々に壊れます。
戻すには、まず餅が浸るくらいにぬるま湯に3分入れます。
この間に、乾燥した餅がしっとり水分を含み、粘りがでます。
最初に水を使わないで味の付いたスープなどに入れちゃうと、表面に濃い糊成分がコーティングされて、内部まで水分が浸み渡りません。
餅が水分を吸ったところで、ぬるま湯を捨てて、熱湯を入れると、1分程度で水分を含んだ餅があたたかい、弾力を回復した餅に変わります。
ここから先は、私の場合はラーメンに入れて食べました。
きな粉餅や、あんころ餅にもできます。
問題は風味とノビ。
かなり普通の餅に接近はしますが、あの風味とノビはでません。
「餅らしい」というところ。
また戻す途中で砕けた破片が、どろどろにどんぶりに拡散します。
説明書きでは、
「おやつ、離乳食、非常食、登山食として」使えるとしているので、あくまで不意に使用するときの食品ということでしょうか。
とはいっても、水分が抜けている分、軽量化と保存性がはかられているし、冬の山でも凍ることはありません。
スープを用意して粥に入れたり、スープ粥として食べたりは出来そうです。
しかし、予定したメニューとして、どうせ持参するならば、普通のパック入り餅の方がおいしいですね。
まあ、テストですので。非常用としては使えそうです。
私の田舎では、「凍みもち」(実際には干し餅風)として、もう少し固く干し上げたものを、せんべいのように焼いたりして、利用していました。
信濃にもありましたか。津軽には色とりどりの干し餅がありました。僕も買ったまま冷蔵庫に放置になっていました。山でならおいしくいただけそうですね。
yoneyamaさん、山形村は松本市などを見下ろす位置にあるので、ご存じのエリアですね。
干し餅、凍み餅は東北は各地で保存食やおやつに製造されてますね。
大豆を煎ったのを混ぜ込んだり、ヨモギを混ぜたり。
子どものころは、干し餅を火鉢や電熱器で焼いて食べました。
この山形村の凍り餅は、湯で戻して、普通の餅に復元を期すところが、おもしろいなあと思います。
懐かしいですね。長野県の私のところでは、子供のころ冬のおやつの定番でした。砂糖をふって、お湯をかけるだけという簡単な食べ方でしたが(これ以外の食べ方をした記憶がない・・・)素朴な味を思い出します。凍り餅自体も家で作っていました。
zazamushiさん、初めまして。
zazamusiさんて、まさに長野のユーザーネームですね。
伊那谷方面とか。
凍り餅は、たぶんもっと広域に作られているのでは、と思ってましたが、やはり信州はあちこちで製造されてきたんですね。
私の田舎(福島盆地)は、松本周辺ほどには冬場の気温は下がらないので、自然には作れなかったのだと思います。乾かす程度でした。
確かに砂糖をふったり、あんこを添えたりしてもOKと、説明書きには書いています。
干してる風情を、一度、見たいです。
子供の頃よく秋田で食べた凍み餅(凍り餅)は、家の軒先に藁で5〜6個連ねてくくってつるし凍らせて干した赤とか緑とか色がついている餅で、この写真よりはもう少し薄く、食べ方は焼いてポリポリ食べていました。
このようにお湯でもどしたりしても食べるんですね、初めて知りました。
凍み餅・・・なんか懐かしい言葉の響きです。
ちなみに発音は凍り餅ではなく凍み餅「しみもぢ」でした。
あら、ライチさんも東北でしたか。ちょっと都会的な雰囲気を感じてたんですが。
福島では、あまり色付けせず、よもぎ、黒豆、大豆などの混ぜ物で種類と色どりを出していました。
>このようにお湯でもどしたりしても食べるんですね
この山形村の「凍りもち」は、アルファ米のように水分をほとんど抜いてしまっているのが特徴です。凍み豆腐のように。
そしてぬるま湯で水分を含ませると、また餅の弾力が回復します。アルファ米のように。
信州で昔から作られてきたものと同じなのか? それとも製品として、凍結乾燥に何か独自の製法があるのか? 私はわかりませんが、携行性、保存性、湯でもどる特性がある、おもしろいピン食だと思います。
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