夜9時すぎからは、空が晴れあげるとのこと。
よし、今夜から風乾だ。昨夜、ソミュール液に漬け込んで、冷蔵庫に入れておいた紅鮭(写真1枚目)をとりだし、ざっと水で洗い、2階のベランダに吊るしました。
3枚におろしたので、半身が2枚、中骨が1枚、頭2つ割が1セット、そして釧路から宅急便で届いたスルメイカも干しました。(写真2枚目が紅鮭)
空気はやや乾き加減に変わってきたようす。風がないのが残念ですが、まずまずの条件です。
一晩干して、明日は冷蔵庫にねかせ、明日の晩、晴天ならば、また干します。スモークのときだけでなく、この風乾のあいだに、鮭はぐっと味がよくなります。これは、アメ色に変わっていく様子や、香りがなじむ様子などからも、観察できます。
干し具合いによりますが、3日後くらいには、最初の燻煙にかかれそうです。干して、ねかせて、燻煙して。これを数日かけて、出来上がり。
早朝からやってくる鳥たちから鮭を守るために、干場の一角を金網で囲いました。
すごく手間がかかるのですね
ソミュール液に漬け込んだだけでも
なんだかおいしそうですね〜
鳥はおいしいものを探すのが上手ですよね。
手間はかかりますが、食べるみんながよろこぶ顔を思い浮かべると、はりあいがあります。それに、干し上がって少し肉が透明がかっていく鮭は、とてもきれいです。
日記には書きませんでしたが、鮭(魚一般)は、腹側のあばら骨のほかに、背側の肉にも、背骨から細い骨が伸びています。
これが、スモークサーモンを食べる時、短く切断されて肉にまじって食べにくいので、ソミュール液に漬け込む前に、1本ずつ抜いてやる必要があります。
私は。「銀の爪」という道具で抜いています。
http://trace.kinokoyama.net/farmer/strawberry/ichigo-hetatori020527.htm
渓流魚で、イワナやヤマメなどは、丸ごと燻製にして、食べるときに身をほぐすと、これらの骨は背骨ごととりわけることができます。薄くスライスして食べるスモーク・サーモンでは、この小骨ごと身が切断されます。それで、仕込み作業のときに、この骨抜き作業があるんです。
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