|
タラの芽が摘みごろを迎えるのは、ソメイヨシノの満開の時期とよく相関します。
気象庁が生物季節観測から撤退してしまって、残念ですが、日本気象協会が全国各地の桜の開花・満開の予報を出していますので、そこからタラの芽の時期の予報をつくりました。
同じ地域でも標高が高くなると時期が遅れますが、だいたい、標高が40メートル高くなると、時期が1日遅れます。
2010年 桜の満開予想日とタラの芽の摘みごろ
市街地で桜が満開、
郊外でタラの芽が旬 標高400mの近郊の
山でタラの芽が旬
札幌市 5月7日 5月17日
盛岡市 4月25日 5月5日
山形市 4月17日 4月27日
青森市 4月28日 5月8日
福島市 4月9日 4月19日
前橋市 4月3日 4月13日
東京都心 3月29日 4月8日
八王子市 4月10日
長野市 4月11日 4月21日
甲府市 3月27日 4月6日
新潟市 4月12日 4月22日
高山市 4月18日 4月28日
和歌山市 3月29日 4月8日
京都市 3月30日 4月9日
広島市 3月30日 4月9日
松江市 4月3日 4月13日
桜の開花・満開予報は、日本気象協会3月10日発表(更新されます)
http://tenki.jp/sakura/expectation
私の該当ページは以下に。
桜の満開とタラの芽の旬 2010年
http://trace.kinokoyama.net/sansai/taranome/taranome-yohou10.htm
写真は、3月14日 東京・調布市 神代植物園のタラの芽のつぼみです。
私は採りに行きませんが、そろそろ八百屋さんに出てくる頃です。山の会メンバーに畑で栽培している人もいます。天ぷらにすると美味しいのですが、私は天ぷらの衣も不可なので、今度、から揚げで食べてみようと思っています。
tanigawaさん、こんにちは。
日数をシフトしただけのものであれば、当然の結果なのかな?
単純に10日シフトしているのであれば、計算するまでもなく、相関係数は1となるのですが、微妙に1日違いの場所(盛岡・青森)があるようですが…。
wakaさんへ
そちらは何をするにも、条件がいいですね。
>私は天ぷらの衣も不可なので、今度、から揚げで食べてみようと思っています。
油を使わないタラの芽の食べ方として、次の手もあります。
1)塩を二つまみ入れて、ゆでて、甘味噌か、酢味噌をつけて食べる。
2)素焼きにして、刻み、塩を少し加えたものを、炊きたてのご飯にざっくりまぜる。(タラの芽ご飯)
alpsdakeさんへ
>関係数を計算したら、0.979
ご指摘ありがとうございます。
それは私の足し算ミスです。
桜の満開と、タラの芽の摘みごろはぴったりよく一致しますし、私の体験では兵庫県、長野県、群馬県、東京都、山形県などなど、ほんとうにぴったり合います。
あとは平地と山地の標高差による時期のずれの要素で、これが高度差40メートルごとに1日遅くなっていきます。
山桜もけっこう一致するので驚かされます。
他の山菜も、タラの芽に前後して旬を迎えるものが多いので、春の山ではぜひ注意して、桜とタラの芽を見比べてみてください。
tanigawaさん、こんばんは。
各地の標高か他の要因が考慮されているのかと思っていました。納得しました。
2008/6/10に、白山山系の別山(標高2,399m)に登った時に、山頂直下での山桜の満開の写真が見つかりました。その近くで、タラの芽の木も見かけましたが、芽がどれだけ出てたかは覚えていません。今度からは、注意して見てみます。
別山は福井とほぼ同じ北緯なので、桜の開花日は、2400m/40=60(日)遅れ。福井の平年の桜満開日が4/10なので、40メートルごとに1日遅くなる法則が当たっていました。
そろそろいろいろな芽が出始めましたね。こんにちは^^tanigawaさん。
先週の越百山の帰りに、ふきのとうが出ていて、あえ物で食べました。タラの芽は毎年楽しみにしてます。てんぷらにして食べます。時期のものはおいしいです。
alpsdakeさんへ
>標高2,399m
というと、山頂直下のサクラは、もしかしてタカネザクラなどの高山種ではないでしょうか。背丈が低い、ヤブ状の。
その高度にタラの芽というのがまたすごいですね。
サクラの仲間の開花期は、私は不勉強なので、これからは標高が高い場所のものも、注意して見ることにします。
ウコギ科のコシアブラの場合は、ブナ林だと標高1800メートルくらいまで、私も見かけたことがあります。コシアブラも、タラの芽とほぼ同時期と思います。
riekoさんへ
>先週の越百山の帰りに、ふきのとうが出ていて、あえ物で食べました。
いま、さっき、神戸からの出張から帰って、越百山の山行記録を見ました。上半身がすっかり回復されたのですね。重い雪でラッセルがたいへんだったんですね。
冬季小屋は、真っ赤に染められていて、外観だけ様子が変わっているようですね。
2泊頑張られて、最高の眺めでしたね。
フキノトウは、お二人へのご褒美の自然の恵みですね。
tanigawaさん、こんにちは。
>というと、山頂直下のサクラは、もしかしてタカネザクラなどの高山種ではないでしょうか。
別山で咲いていた桜の品種をネットで調べてみたら、日本のサクラ属中、もっとも高所に分布する桜のタカネザクラでした。
●参考HP http://hccweb5.bai.ne.jp/nishicerasus/cera-tn/a-takane.html
●別山平付近の桜と花の写真 http://www.yamareco.com/modules/yamainfo/photoedit.php?mtid=1013
・ハクサンコザクラは、別山平(標高2,200)では、6/20頃に見ごろとなると思われます。
・白山室堂(標高2,450)での見頃は、7/20前後。
標高差だと、6日程度遅れ、緯度の差1日程度を考慮しても予想が当たりませんでした。
【サクラソウ科の同品種】
・ハクサンコザクラ(火打山・北アルプス・白山)
・シナノコザクラ(南アルプス)
・ヒメコザクラ(早池峰山)
・エゾコザクラ(大雪山)
などがありますが、これらの
tanigawaさん、こんばんは。
wakaさんへのお返事にあった「タラの芽ご飯」、私もこっそり夕食に作ってみました。上品でとてもおいしくいただけました。いい色ですよね^^ ありがとうございました。
alpsdakeさん
タカネザクラをふくむ桜の仲間と、
サクラソウ科草本、とくに高山種とでは、
生態や開花時期がまるで異なりますね。
それと、高山種の草本の場合は、残雪が融けた後に生長、開花をしますので、同じ山、同じ標高でも地形や積雪量などによって開花時期に大きな差が出ると思います。
日平均気温の時期ごと、地域ごとの上昇が基礎になるタラの芽の旬の訪れとは、性格がかなり違ってくるように思います。
でも実際に、ハクサンコザクラの開花の第一陣と、その山の中腹などでのウコギ科の山菜の旬の時期の統計をとると、おもしろい経験則がまた出るかもしれませんね。
山の楽しみは深いですよね。
kiyoshiさんへ
>「タラの芽ご飯」、私もこっそり夕食に作ってみました。上品でとてもおいしくいただけました。いい色ですよね^^
素焼きだと、香りと苦みがよく保存されるので、これぞタラの芽という味わいになりますね。日本酒をちょっと混ぜ込むのもOKです。
タラの芽には、幹が太い(直径4センチ以上)タラの木になる大きな芽があります。その芽は、木部に接する下部の部分で、加熱してもコリコリと歯ごたえがみずみずしい部分があります。
素焼きしてザク切りにして、さっとうす塩にして炊きたてご飯に混ぜ込むと、このコリコリ感が無上!のものです。
しかし、今年もうタラの芽を食されたということでしょうか?
栽培物でした、tanigawaさんの記事読んですぐに食べたくなったので。コリコリと、あと日本酒ですね。次回はそこに力入れて作ります。tanigawaさんの摘み頃予報にあわせてでかけてきますよ!情報とアドバイスありがとうございました。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する