週末のブナの山のオフでは、今回は時期もぴったりなので、ジュラルミン製の手製のフックを携行しようと思っています。
写真は、私が使用しているうち、長さ約80センチののフックです。
行動時は、リュックと背中の間に差し入れて、目だたずに携行できます。
このフックの材料は、長さ1m、直径1センチのジュラルミン棒。
両端は半径4センチほどのカーブをつけて折り曲げています。
折り曲げには、鉄製の水道管を使い、ジュラルミンの棒を水道管に差し込んで、曲げる位置をずらせながら、なめらかなカーブをつくるように曲げました。
軽量で、タフ。20年近くもっています。
残雪の山でコシアブラやハリギリの芽に出会った場合、枝が折られたものがけっこう目につきます。その点、このフックは、枝を柔らかくたわませながら、芽を採集することができ、それだけ木への負荷を減らしながら、スピーディーに動けます。
行動時もけっこう役立ちます。
藪混じりの急な雪面で行動するときに、灌木などの根元に掛けて手がかりにすることができて、効果絶大です。手が届かない範囲にある樹木の根元などにも、より広く手がかりにできる。灌木の枝先などを無理に握ることが少なくなり、樹木へのダメージも小さくなります。
根曲がり竹の根元にも、いい感じでフックできます。
先週は、沢の駆け上がりの斜面の上り下りで、重宝しました。
濡れた笹薮をかき分け、押し広げるときなどにも使っています。
フィールドで人に不合理に傷められたタラの木やコシアブラの木に出合あわないように、いろんな工夫があっていいですね。
ぼくは山菜採り全然わからないけど、以前一緒に詳しい人に連れられて、コシアブラ取りを拝見したら、コシアブラは枝の先っちょにつくんですね。木登りして、枝にぶら下がって、その体重で枝を下にしならせて手が届くようにして、もう一人が摘んでいました。
天ぷらはおいしいけど、何でもおいしくなってしまう。春の苦みは、酢みそ和えが一番味わえる、と教わりました。
20年モノの棒とは、たにがわさんは年季が入ってますねえ。
yoneyamaさん、枝や幹をしならせて、折らないようにして、採集してたんですね。私も、複数で入るときは、長短のフックや人の手を共同して使って、良く育った芽だけを摘んだりすることがあります。
コシアブラの木はよくしなるけど、タラやハリギリは、曲げ過ぎると折れやすいので、細心で。
で、そうやっても届かないところの芽は、資源涵養、種の保存と更新ですね。
酢みそは、明後日の晩に出発するオフの山へも、用意していきます。お天気が良さそうで、楽しみです。
便利そうな道具ですね。
こっちのコシアブラの葉芽はもうかなり大きくなりすぎて、時期は終わってるかと思います。
葉が開いて芽が20-30cm以上大きくなっても食べられるのかは判りませんが。
こっちの山はほとんどの木が冬の雪でやられたり高い木があまりない(森林限界が千m以下)ため、コシアブラの木が折れていることはあまりないですが、里山で背の高いタラの芽の脆い木は沢山折られています、かわいそうなくらい無残。
せめてこんな道具で木を折らずタラの芽だけを採ってくれればいいんですがね。
まだこれからも。山腹では6月前半が時期というところも、けっこうありますね。
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