それから、出演者の紹介ではあまり注目されない扱いになっていますが、KiKiさんが、無謀・新米登山者役で、ちょこっと登場。せりふも少しで、ちょっとかわいそうでした。
木村大作監督の立山・剣の一帯からの四季の映像は、さすがに雄大でした。人物を望遠でカメラを離してとらえる場面が多く、人物の背後に白馬から槍・穂までの稜線が、意外な大きさと近い距離感でせまってきました。でも映像は、「剣岳点の記」がずっと上に感じたのは、テーマが歴史に残る出来事だったゆえでしょうか。
このページの動画を見ると、撮影の苦労が伝わってきます。
http://www.haruseotte.jp/trailer.html
ロケ地が立山・大汝山の小屋だったので、その位置関係を頭においてストーリーを追っていたら、つじつまが合わなくて混乱しました。「すみれ小屋」の映画のうえでの場所は、室堂から4時間前後かかる設定だったので。それに、荷揚げの場面になった急な痩せた尾根も、実際のルート上にはないものでした。痩せ尾根場面のロケ地は浄土山近辺かも。
大汝山の小屋(休憩所)は、昔(90年代末まで)は、10坪あるかないかの傾いだ建物だったはずですが、今は宿泊も受け付け、トイレも最新型できれいなんだそうです。
http://www.nicheee.com/archives/1781486.html
全体に、もうちょっとスケールのあるストーリーだとよかったとは思いますが、まあ、楽しめました。
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