長男の若よめさんが出産間近で、ひととき、家で体を休ませるために、子どもたち(孫)を秩父まで連れ出しました。
博物館で、恐竜や、秩父の野生動物の展示をじっくり楽しんで、外に出ると、そこには、大カゴに2杯分もの、雑きのこの山。
若い学芸員の方が図鑑を広げて鑑定中でしたが、きのこが専門の人はリタイアして、四苦八苦。
私も途中から参加して、今季初めて見る野生きのこの山に見とれました。
きのこを持ち込んだ地元の男性は、ウラベニホテイシメジ、フウセンタケモドキ、毒菌のクサウラベニタケなどは、名前も了解していました。でも、フウセンタケ科のきのこは、秩父あたりでは、一般にシバモチとか、シバハリとか呼ぶらしく、フウセンタケ科ならどれを指しても、シバ●●・・・。
で、確実に食用になるウラベニホテイシメジと、モリノフジイロタケ、なんとか食えるフウセンタケモドキをよりわけ、私は、「あとは、普通は食わん」と言ったのですが、その男性は、フウセンタケ科を分け取りして、「これは全部、けんちん汁にして食べます!」。全体の半分量は食べないことになったものの、残りのフウセンタケ科のきのこなどは、どうしても食べるらしい。
私。内心→(おいおい、こんなに採って、食べきれないでしょ。そのうえ、そんなものまで食うの!まあ、歴然たる毒キノコが混じってないようだから、どうぞお好きに)。
家に帰って、彼が食うと言ってるけど気になった1種を、改めて調べたら、イロガワリフウセンタケ(不食)でした。
まあ、無害のようだから、いいかも。
でも、この秩父市内での体験で教えていただいたのです。それは、今年は野生のきのこは、かなり不作だと思っていたのですが、いやそうでもないことを。地域によっては、なかなかけっこう出ているところもあるようなのです。ウラベニホテイシメジなどは、堅調。これはたぶん、まとまった雨がなくとも、地域によっては雷雨などでほどほどの湿り気もあったためかもしれません。標高の高い針葉樹のきのこや、カラマツ林のきのこが混じっていなかったのは、作況にやはり地域差があるからかもしれません。
私の近所では、つい1週間ほど前も、ミミズたちが乾いた茂みから大量に脱出をはかって、かえって熱い路面で大量死したところも見かけたりしました。
でも、関東南部でも、雨は、まだらに降っていたようです。
そこへ昨晩あたりから、関東内陸部にもようやくほどほどの雨が。
今夜は、二男と若ヨメさんが来て、明日は奥多摩方面に偵察です。
さて、どんな具合でしょうか。
tanigawaさん、お早うございます。
昨日は丁度良いお湿りになりましたでしょうか。
今日明日は山も良い天気のようで、キノコの偵察には気持ちよさそうですね。
休みが日曜日からなのですが、週明けが下り坂の予報で遠出は止めて近くにしておこうかと考えています。
ウラベニやクリフウセンの判別に自信を持てればよいのですが、練習不足でなかなか種類が増えません
firebolt さん、秩父での予感がドンピシャで、今日はこれまでにない幸運に恵まれました。
追って、記録をアップします。
こんばんはtanigawaさん
先日(23日)後山川に釣りに行った時、林道を歩いて帰っていたら、後ろからバイクで追いついてきた釣り師に声を掛けられしばし話し込みましたが。
その時、他の釣り師の話も話題になったんですが、なんでもその年配の釣り師の方はいつも50〜60匹釣って全部持って帰る、という話を伺いました。ここは(後山川)魚いなくならないから大丈夫だよ!なんて仰ってたそうで、今回の「地元のキノコのおじさん」と似てるな〜と思いました。(笑)
やはり限りある?と思われる自然の恵みは上手に消費しないと後生に申し訳ないですよね!?
ちなみにワタクシも大体魚はリリースしてますけど、時々家でいただける分2〜3匹持って帰ることもあります。取れたてイワナはプリプリして美味しいですよ
C-54さん、今日は仕事があって、コメントが遅れてすみません。
渓流でのごっそり釣りすぎは、とくに入渓者が多いエリアや沢の資源回復が難しい場所では、魚たちへのダメージが大きいですね。
こういう問題は、結局のところ、沢で何に、楽しみを見い出すか、ということになるのでしょう。
首都圏の渓流の場合も、30数年前に比べると、釣りに入る人の絶対数は、減っていると思います。登山人口、とくに沢や岩をやる登山者が減ったなかで、沢登りのついでに釣りもという人も激減した。そんななかで、奥多摩や奥秩父の谷でも、かつて魚が減った沢で、資源量が回復してきた沢も、ポツポツ、まばらに広がりだしたようです。
うまい遊び方、自然との付き合い方ができる時代ですから、長く付き合える楽しみ方を広げてほしいですね。
次の世代に、自然のなかでの体験の場を継承できないような形の行動は、考えたいです。
きのこの場合も、食べられる分、上手に消費できる分を持ち帰る。食毒不明のものを味見するなら、1,2本で十分。美味なきのこでも、一回に食べる量は制限があるので、限定する。また保存ができるか、どう処理できるか、その有無まで考えて、野外できのこに接するようにしたいと思っています。
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