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私は、沢であれ、森であれ、焚火は自然のままで道具なしが一番と思います。しかし、昨今の家族連れのキャンプ場ではそれは許されず、また自然の場所でも植生保護や後始末のうえで、焚火の楽しみは制約を受けつつあります。
こんなわけで、条件次第で対応できるものを作りました。
写真1枚目が、完成して奥利根の山菜キャンプで試用したところ。
火をたく燃焼床には、車のオイル缶でももらってこようかと思いましたが、台所の流し台の端にセットして食器や野菜洗いに使うステンレスの水槽を転用しました。カミさんが洗い槽はじゃまになると言って、使っていなかったものです。縦45センチ、横35センチ。
この水槽は、保護用のゴムを焼ききり、ゴム栓を除き、側面にドリルで空気穴を開けました。
写真2枚目は、鉄製の支柱(アングル)を組み立てて、水槽をボルトで止めたところ。支柱のボルトナットは、野外で素手で分解・組み立てできるように蝶ナットを要所に使用。錆びると分解できないため、ネジもステンレス製です。4つの部分に分解して運びます。
この水槽部分だけでも、石などで固定すれば、簡易の焚き火の燃焼床として使えます。フル装備で組み立てると、ファミリー・キャンプ用になります。
ステンレスの水槽の底には、灰受けと空気の流れの確保のため、100円ショップで穴あきの水きりトレイ(ステンレス製)を2枚入手して、敷き並べました。
写真3枚目は、鉄板を載せてスペアリブを焼いているところ。
水槽の堅牢さが不安でしたが、大丈夫でした。鉄板や金網を載せるために横にアルミ製の支柱(これは古いベランダを解体したときの廃材)を渡したら、そのアルミ支柱が熱でぐにゃりと曲がりました。今後は鉄筋の鉄棒を使います。
焚き火台そのものは、大きな焚き火でも、炭火でも、まったくしっかりしていました。
費用は、アングルの支柱とステンレスのネジなどで、約8000円かかりました。加えて、次の頑丈なロストル(鍋やパエリア大皿などの支え台)を購入しました。
ユニフレーム ファイアグリルヘビーロストル ステンレス製 2200円。
キャプテンスタッグ ロストル スチールの太い棒製 880円。
市販の売れ筋の焚き火台は、4000円から16000円。
こちらも追加装備がけっこうかかります。
自作した焚き火台は、やや大ぶりです。用途、人数などに応じて、台座のフレームは大小、臨機に加減して組み立て、使おうと思います。空き缶方式も、材料が入手できたら、同じ支柱で台座を試作するつもり。
キャンプ場の大半が直火禁止の昨今、焚き火台はなかなか悩ましい問題です。
私のサイトの写真豊富な解説は、こちら。
http://trace.kinokoyama.net/gear/takibi20100502.htm
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