今年も、採りたての「茎ワカメ」を2回にわたって送ってくれて、近所の横町の家いえに配って歩きました。
普通のワカメと、それから売り物としては少ししか出回らない「茎ワカメ」とを、いつも2つを送ってくれます。熱湯でざっと湯がくと、地味な色合いが、明るい緑色にかわり、コリコリと歯ごたえがいい。
ご近所の人たちも、すっかり茎ワカメのファンになりました。
漁師の親父さんは、奥さんとお孫さんと、新築したばかりの家を、津波で失いました。私たちとは、津波の半年前に温泉でいっしょに自炊した知り合い、という関係でしたが、消息を訪ね、再会し、以来、月に2、3回の電話での語らいを続けています。
まだ仮設住宅暮らしの親父さん。というより、家を失った人の大半は、いまも仮設が普通です。
岩手、宮城でまだ10万人。
原発事故の福島では、帰れない人が14万人。
私には、郷里の福島の友人たちにも、そして田老の浜の親父さんにも、やれることはわずかです。か細いご縁であっても、気持ちだけはつながっていたいと思います。
今年はGWか、夏には、田老の浜を再訪したいと思っています。
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