記録ID: 1288268
全員に公開
無雪期ピークハント／縦走
槍・穂高・乗鞍
槍穂連峰縦走 北鎌尾根〜大キレット〜西穂 楽しい岩稜三昧
2017年10月09日(月) 〜
2017年10月11日(水)
長野県
岐阜県
sirius
- GPS
- 57:13
- 距離
- 37.5km
- 登り
- 3,782m
- 下り
- 3,782m
アクセスを調べる
標高グラフを拡大コースタイム
1日目
- 山行
- 8:40
- 休憩
- 1:16
- 合計
- 9:56
7:05
142分
上高地
9:27
9:45
73分
横尾
10:58
11:35
104分
槍沢ロッジ
13:19
13:30
90分
水俣乗越
15:00
15:10
111分
北鎌沢出合
17:01
北鎌のコル
2日目
- 山行
- 9:18
- 休憩
- 1:13
- 合計
- 10:31
6:05
131分
北鎌のコル
8:16
0:00
101分
独標
9:57
10:10
46分
北鎌平
10:56
11:06
14分
槍ヶ岳
11:20
12:00
55分
槍ヶ岳山荘
12:55
0:00
56分
中岳
13:51
0:00
6分
南岳
13:57
0:00
75分
南岳小屋
15:12
0:00
24分
A沢のコル
15:36
0:00
37分
飛騨泣き
16:13
16:23
2分
北穂高小屋
16:25
0:00
11分
北穂高岳
16:36
北穂南稜テン場
3日目
- 山行
- 8:41
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 9:53
6:25
94分
北穂南稜テン場
7:59
0:00
12分
涸沢岳
8:11
8:30
33分
穂高岳山荘
9:03
0:00
54分
奥穂高岳
9:57
0:00
51分
ジャンダルム
10:48
0:00
71分
天狗のコル
11:59
0:00
27分
間ノ岳
12:26
12:40
81分
西穂高岳
14:01
14:40
98分
西穂山荘
16:18
上高地
| 天候 | 10月9日 晴れのちくもり 10日 ガス、風強い10〜15mくらい 11日 晴れのちガス、風強い10〜15mくらい |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2017年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
さわんどバスターミナル（市営第三駐車場） 3日間 1800円 【シャトルバス】 さわんどバスターミナル〜上高地バスターミナル 往復2050円 帰路は最終16時55分発に乗車 |
| コース状況／ 危険箇所等 |
★北鎌尾根 北鎌沢出合では水流なし。 少し登ると流れあり。 そのあと右俣上部まで水流あり。補給可能。 北鎌沢は基本的に右に進路をとる。左に行くことはない。 上部を確認しながら登れば次第にコルが見えてくる。 最後は真ん中を登ればコルに出る。 稜線上で出会った青年は左に進んで迷ってしまい、 結局6時間もかかったと言っていた。 常に上部を確認し、右に進んでいれば迷うことはないはず。 注意したいところ。 北鎌のコルは幕営に最適の場所。 夜中から朝まで物凄い風の音がしていたが影響は全く受けなかった。 独標の直登は基部を左に回り込んでハイマツと岩を乗り越え ルンゼ状を登る。ナイフリッジ状を通過したらあとは山頂を 目指して登るだけ。 基本的に稜線通しで行くこと。 稜線で行き詰まり巻く時は千丈沢側を行くことが多い。 下り過ぎないように注意すること。 踏み跡に惑わされないように。 北鎌平までの巻き道もあるが稜線通しに行くことを推奨します。 そうでないと北鎌に来た意味がないので。 ビバーク箇所多数あり。 ★大キレット、北穂高岳〜涸沢岳 詳細は省略します。 北穂〜涸沢岳は意外と侮れない。 ★奥穂高岳〜西穂高岳 ジャンダルムは西穂側から容易に登下降出来る。 過去に奥穂側から直登したが今回は止めた。 無理することはない。 |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
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10月10日
撤収完了
昨夜は
風の影響を受けず
快適な一夜でした
お気に入りの
幕営ポイントです
さあ4度目の北鎌だ
行くぞ
撤収完了
昨夜は
風の影響を受けず
快適な一夜でした
お気に入りの
幕営ポイントです
さあ4度目の北鎌だ
行くぞ
手前は硫黄尾根
奥は鷲羽と野口五郎
今日はガスの一日に
なるのかな？
奥は鷲羽と野口五郎
今日はガスの一日に
なるのかな？
永遠の課題
P3〜P5〜P7
いつの日か必ず
湯俣からの
クラシックルートを！
P3〜P5〜P7
いつの日か必ず
湯俣からの
クラシックルートを！
ビバークポイント��
天狗の腰掛〜独標
広い幕営スペース
ここで
一度幕営してみたいな
天狗の腰掛〜独標
広い幕営スペース
ここで
一度幕営してみたいな
独標の
直登ルートを見る
右下が
トラバースルート起点
その左側の
ハイマツを乗り越え
ルンゼ状を登る
直登ルートを見る
右下が
トラバースルート起点
その左側の
ハイマツを乗り越え
ルンゼ状を登る
独標の
トラバースルート起点
緑色の固定ロープあり
今回はトラバースしない
左側に回り込んで
直登する
トラバースルート起点
緑色の固定ロープあり
今回はトラバースしない
左側に回り込んで
直登する
回り込んでハイマツを
乗り越えたところ
残置されている
ロープ？スリング？を
掴んでおもいっきり
体を持ち上げて越える
乗り越えたところ
残置されている
ロープ？スリング？を
掴んでおもいっきり
体を持ち上げて越える
この先
左右が切れ落ちた
ナイフリッジ状を
緊張しながら通過
あとは容易に山頂に
着く
左右が切れ落ちた
ナイフリッジ状を
緊張しながら通過
あとは容易に山頂に
着く
たぶん
P11〜P14まで
どのピークが
Pいくつなのか
わかりにくい
P11〜P14まで
どのピークが
Pいくつなのか
わかりにくい
到着！
北鎌から
2年ぶり4度目の登頂だ
通算では10回くらいかな
かわいい女の子に
撮ってもらった
北鎌から
2年ぶり4度目の登頂だ
通算では10回くらいかな
かわいい女の子に
撮ってもらった
お昼ごはん
牛丼1000円
後半に備えて
エネルギー注入
ちなみに
アルコールは
全て売り切れでした
牛丼1000円
後半に備えて
エネルギー注入
ちなみに
アルコールは
全て売り切れでした
ジャンダルム
たぶん直登できると
おもうけど
止めておこう
無理することはない
たぶん直登できると
おもうけど
止めておこう
無理することはない
そう、この斜面だよ
滑落したのは
よく生還できたなと
いま改めて思う
滑落したのは
よく生還できたなと
いま改めて思う
撮影機器：
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
行動食
飲料
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
ライター
地図（地形図）
コンパス
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
|---|---|
| 備考 | ・モンベル ロッシュジャケット アウターとして防風性に優れ、抜群のストレッチ性を備える。 2日間の強風をものともしなかった。 ・モンベル クリフパンツ ストレッチ性と強度に優れ、ひざの立体裁断により抜群の 運動性を実現。岩場での動きにストレスなく追従し快適な 3日間だった。とても気に入ったので色違いでもう一本購入 することを検討中。 |
感想
2年ぶり4度目の北鎌尾根。
そのあと西穂まで岩稜三昧の縦走をする。
今度の課題は独標の直登ときっちり西穂まで縦走することのふたつ。
北鎌の稜線で青年と出会った。
北海道から来たらしく一生に一度のことだと言っていた。
なるほどいつでも来れる自分と違い、その気持ちわかる気がした。
求められて若干のアドバイスをしたが最後までやり通せただろうか。
北鎌平でビバークするとは言ってたけど・・・。
課題のひとつ、独標の直登。
とくに難しいことはなかったがナイフリッジの箇所は少し緊張した。
それでもロープの必要性は感じなかった。
積雪期は直登が普通のようだが無雪期でもトラバースルートより
時間短縮できる。次回も直登したい。
そして西穂までの縦走。
大キレット、北穂〜涸沢岳、奥穂〜西穂と岩稜三昧が続く。
ハシゴ、クサリ場が連続し、緊張する箇所もあったが実に楽しい時間
であった。やっぱり岩稜歩きが好きなんだなと改めて実感した。
紅葉に彩られた槍穂連峰。
岩稜三昧の縦走。
とても充実した最高の山行でした。
〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜 〜
特別なルート、北鎌尾根。
かつて憧れていた北鎌はもはや憧れではなく現実のものとなった。
しかし、あの青年が抱いているであろう同じ憧れの気持ちをこれからも
忘れないでいたい。それがこの歴史あるルートに対する礼儀のように
思うから。
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利用交通機関：
電車・バス、 タクシー
技術レベル
3/5
体力レベル
5/5
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やりましたね。
素晴らしい。
今の私なら5泊6日ですね。
いや途中でおっこちゃうかな。
独標基部の写真とても分かりやすいです。
３８年前の３月にあのダケカンバに北鎌で初めてビレーを取りました。
直径が3ｃｍ位でしたが。（笑）
直登あるのみ。というかトラバースは怖くてできませんでした。
天上沢側の雪壁を登ったのは一回きりでピッケルのシャフトを刺して登りました。
ジャンダルムの直登を避けたのは北鎌を終えた後の人としては笑えますが、これも納得です。
素晴らしい単独行です。！
borav64mさん、こんにちは。
3月に北鎌をやるborav64mさんは凄い！
積雪期の独標のトラバースなんて考えただけで恐ろしいです。
自然と直登ですよね。
3月の北鎌はどんな感じでしょうか。
私にはとても無理ですがせめて残雪期には挑戦してみたいと思っている
のですがそれも難しいかな。
ヤマレコでは人気抜群のジャンダルムですが私は
それほど関心がないので西穂側から簡単に登りました。
独標を直登したのでそれで満足してしまいました。
まあ、今回はそれでいいと思います。
さすがですね★
時期の割には気温が高かったのでそこまで寒くもなかったのでは？
いつもチェックさせてもらっていますよ。
liew2fowさん、こんにちは。
さすがといっても、北鎌は4度目でそのあとは一般ルートですから。
ただ気の抜けないところばかりですから常に緊張感をもってのぞみました。
本当は湯俣から縦走したいんですよ・・・。
仰るとおり気温が高めで寒さはまったく気にならなかったです。
むしろ2日間、稜線で西からの強風を受け続けました。
でもモンベルのウェアで快適に縦走出来ました。
liew2fowさん凄い記録ばかりで素晴らしいですよ。
以前にも拝見しましたが3月の西穂〜奥穂は本当に凄いです。
私は燕〜常念の縦走が精一杯です。
そう言って頂けると光栄です。
実は、僕ヤマレコを始めた頃参考にしていたのが、siriusさんで
記録を辿って
タイムを競って
って目標の人でした。
いつの間にか、アルパインクライミングの方にいったので縦走は少なくなりましたが
目標だった人にそう言っていただけると嬉しいです★
目標にしてもらっていたとは光栄です。
少しでも私の記録がお役に立ったのであれば幸いです。
でも今ではliew2fowさんのアルパインの記録が凄いのでとても
かないませんよ。
私も少しそっちのほうに足を踏み入れたいと思ってるのですが・・・。
如何せん、ロープワークがまったくダメなんです。
なのでどうにかしなければと考えているところです。
ただテント担いでの縦走が私の持ち味なのでそこは変わりません。
また凄い記録拝見させてもらいますよ。
私も今夏で4年連続4回目のソロの北鎌だったので同士のような想いを抱きましたww 独標直登も2回目の時に挑んでナイフリッジに痺れた想いが蘇り懐かしかったです。。
そういえば最低コルからの前穂北尾根フリーソロも同じヒトが居るんだ、とコメントしたのでしたね。もっとも当方はスピードは全く比べ物にならない鈍足ですが。
私の4度目の北鎌は満を持しての湯俣からP2経由でしたが、渡渉もP2取付きの見極めもＰ5.,6の核心もルーファイミスからの藪漕ぎ地獄も、半ば一般ルート化した？かのような北鎌上部と比べてバリバリなバリルート感が満載で格別でした、是非次回トライしてくださいませ。また、北鎌に食傷気味になったら大槍からの逆行という手もアリます、これはなかなか刺激的で痺れます。私はもう2度と下りの北鎌はやろうとは思いませんけど。
hatsuさん、こんにちは。
湯俣からのレコ、以前拝見しました。
お気に入りに登録させてもらいました。
なかなか厳しいようですね。
でもそれだけやりがいはあるというもの。
なんとか実現させたいです。
大槍からの逆行ですか。
それはちょっと・・・あまりにも刺激的過ぎます。
おとなしく穂先を目指したいと思います。
今年は前穂北尾根の日帰りも狙っていました。
でも行きそびれてしまいました。
再三チャンスはあったんですけどね。
来年は必ず実現させます。
現地にて見聞きした情報です、次回の参考になれば幸いです。
�‥肋賃从�:
8月だと水位は天候次第ですので最終的には現地で是非判断、場合によっては撤退止む無しで臨みました。水位が下がる秋の方が渡渉は確実だと思いますがこの場合稜線ビバーク時の寒さ対策がポイントになりますかね、もっとも稜線以後はスピードで抜けるなら大丈夫でしょう。
なお、私の翌日に湯俣から北鎌沢出合経由を辿ったガイドパーティと槍山荘で会話したのですが、渡渉は最小限の2回程で巻道、高巻きを丹念に踏み跡探してトレース出来たとのことでした。
水温はネオプレンのソックス&膝当てで十分でした。
�▲襦璽�:
最速で周回するとなると高瀬ダム起点だと裏銀座？または上高地〜高瀬ダムへ戻るのが厄介ですかね？
バス電車タクシーを使うなら、ゴールの沢渡に停めた方が都合良いかも。上高地起点で貧乏沢から降りて天上沢をP2取付きまで下るレコを見たことはあります。新穂高起点で千丈乗越から降りるという凄いルート(昨年？のhigaeriさんだったかと)含め、快足なsiriusさんなら様々なプランが可能でしょうね。でも、湯俣からだといかにも末端から攻めてる感含め雰囲気も良くて、古い吊橋の残骸や千天出合のビバーク岩陰を眺めては「加藤文太郎はこの辺りでこと切れたのだろうか」などと想うことにもなり、湯俣起点がやはりお勧めですね。
��ロープワーク:
ソロ行のため行き詰った際、もしくはより安全を期した備えとしての懸垂用途で、自分の場合鈍足でビバーク装備や水を含めると20kg近い重荷ということもあり今回は2箇所で使いましたが、フリーソロで前穂北尾根や独標直登出来るなら基本フリーでいけるとは思います。今思うといやらしいＰ５核心のザレは空身で登って荷物をロープで引き上げた方が確実だったろうな、と思います。
ともあれ、湯俣ルートのレコ楽しみにしてます^_^
hatsuさん、こんにちは。
ルートは湯俣からに拘っているので
クラシックルートで行きたいと思ってます。
情報ありがとうございました。
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