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名前を覚えるには、実は、自分の鮮烈な体験込みで、キノコとの出会いを印象深く、胸に刻み込むのが、とても効果的です。
ときには、くやしかった気持ちや、魅入られたり、びっくりさせられたりした思い出もコミコミで。
そこで役立つのが写真です。
この数をこなすのが覚える早道です。
よくキノコを斜め上からだけとらえる写真があります。傘の色や性状は判別の大事な手がかりの一つです。科や属までは、これだけでかなりわかることもあります。
しかし、しばしば判別のカギになるのは、キノコの柄の様子や、傘の裏側のヒダの部分の色、性状です。
でも森の中では、傘の裏は真っ暗にしか写らない。また、日なたで撮影しても、コントラストが強すぎて、柄は黒く写ってしまう。
私がこういうときに使っているのは、LEDライトです。
写真1枚目は、富士山の4合目で、アカモミタケの基部に、直接、LEDライトを当てて撮影したものです。
これだと、ヒダや傘との接続、色合いなど、様子はわかります。判別の役に立ちます。
しかし、これでは自然な写真にはなりません。しかも、LEDの青味が出てきてしまっています。が、記録はそれでもOK。
そこで写真2枚目。
ヒメスッポンタケで、先週撮影したもの。
これは光はアゲインストで、撮影位置からは柄が暗くなる。しかし、ボケ味と木漏れ日を写しこむには、この角度がいい。
そのために、LEDライトを右斜めから、当てました。しかも、ライトを白い買い物袋に入れて、買い物袋全体が大きな行灯になるようにしました。
これだと、LEDの青味が緩和されます。いつでも使える、簡易のライティングができます。
写真3枚目。
これも先週撮影した、ムラサキアブラシメジモドキ(おいしい!)です。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-76158.html
このキノコの場合は、光沢とぬめりがあり、弱い光を使っても、周囲から浮き上がって、撮影できます。
右上から木漏れ日が入り、左手前から、買い物袋を使った行灯をともしています。
傘と柄の部分の光沢が、このキノコの特徴を際立たせます。
光をもう少し弱くすると、周囲もよりきれいになるはずでした。
デジカメであれ、デジ一眼であれ、いずれの場合も、カメラを地面すれすれに置いて(固定して)、当てる光を弱くして、スローシャッターをぶれないように切ると、背景まで写しこんだ写真が撮れます。
LEDまでは使っている余裕がない行動時などは、カメラを地面の位置においた写真をもう一枚追加するだけでも、判別の情報が広がります。デジカメは、柄の部分で露出とピントが合うはずです。
おはようございます
キノコちゃんはキノコ目線で
いつも上手に撮られているな〜
陰にこんな努力があったのですね
秘訣を教えて戴き,ありがとうございます(^^)/~~~
機械音痴の私は,動き回る子供用にいつもスポーツモード
切り替えをしている内にシャッターチャンスを逃してしまうので(泣)
現像した写真の荒いこと(更に泣
今,密かに手頃な一眼レフを探しています
カメラを新調する前に,腕の方を磨いた方が確実かも知れませんね
kayo-piさんへ
昼休みに、お返事します。
ヤマレコでは10人ほどの方が、キノコの写真をよくアップされています。なかにはかなり、のめり込んでおられる方も。
どんどん撮る、そして図鑑で調べる、その仲間に加わってください。
キノコ目線が意識されれば、大丈夫です。
>カメラを新調する前に,腕の方を磨いた方が確実かも知れませんね
露出やシャッタースピードなどを、その場の条件に応じて考えて設定するようにすると、早く覚えることができるかもしれません。
たとえば、kayo-piさんのプロフィールの写真は、画面の真ん中に露出が合っていて、岳沢から上部のかんじんの穂高連峰や空は、わずかに露出オーバーです。
ここらへんのことを考えないと写せないカメラをもつと、写真が一段、変わるかも?!
自分の書き込みにコメント、補足です。
>また、日なたで撮影しても、コントラストが強すぎて、柄は黒く写ってしまう。
花を写すときもそうですが、明るすぎる日なたなどで、コントラストが大きいときは、ビニル傘で日陰をつくって撮影することも有効です。
ビニル傘で、透明でなくて、不透明な白いビニルを使ったものが、適度に光が拡散し、遮られて、うまく行きます。
ほかに、自分の体や、脱いだ帽子などで、人工的に日陰をつくり、写す場合もあります。
これらの方法で、日なたが明るすぎるのを抑え、日陰になる部分にも露出が合うよになります。
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