毎年、不思議に思うのは、かじると、ぼんやり、少し甘いってな感じの杏子が、砂糖を加えて一晩寝かせ、果汁がいっぱい浸み出したところで、鍋で加熱すると、とても強力な酸味が出てくることです。
生でかじったときは、これでジャムになるのかな?という曖昧な味なのに、加熱すると、梅ジャムより強い酸味がでる。
朝、ヨーグルトにかけて食べても、チーズケーキにたっぷり注いで口に運んでも、「主役は私」と杏子がしっかり自己主張しています。
1)杏子のジャムづくりでは、杏子に実から種を取り出すのが、コツが要ります。
へたを取った杏子の実に、ナイフを縦に刺し入れて、種にとどいたところで、種にそってナイフを1周させ果肉を切る。そして、実を両手指でもって、種を中心に互いに逆回転させてねじると、中の種が実からはがれてくれます。
2)二等分、ないし4等分した実は、鍋に入れて、杏子の6割前後の砂糖(グラニュー糖)にまぶして置くと、数時間でエキスがたっぷり出て、実がエキスに浮くような状態になります。(写真2枚目)
3)そのまま鍋で加熱すると、40分ほどで、実と皮は剥がれ、実は細かく砕けて融けだし、鍋のなか全体がジャム状になります。
エキスの部分もすべて杏子の実から出て、渾然一体になったもの。杏子の実と砂糖だけの純なジャムに仕上がります。
一口、味見すると、強烈な甘酸っぱさに驚ろかされます。
ところで、杏子ジャムづくりの仕込み段階で、取り出した杏子の種を使って、いま杏仁豆腐をつくる準備をしています。
以下が前回挑戦したときの日記。
http://www.yamareco.com/modules/diary/990-detail-10110
また報告します。
tanigawaさん、こんにちわ。
今年は杏の出来が悪くて手に入らず、ジャムが作れませんでした。
杏は果肉の色も鮮やかで、酸味がパンチありますね。
そう言われてみると、生でかじった時に比べて
ジャムにした方が美味しいと感じるのはそのせいでしょうか。
種から杏仁豆腐はこんなにも手が込んだ物とは、
と、驚きました。
sakusakuさん、今年は南関東でも、先日までのカラ梅雨や、日照不足、そしていま雨とまた日照不足で来ました。西多摩では、ビニルトンネルで促成したトウモロコシが盛期に入っていますが、雨で傷んだものが出ています。
杏子も本場の産地は大変なんですね。
先週、4・2キロ、91個の杏子をジャムに仕込んだときは、生協から予定通り、杏子が入りました。
その杏子は長野産でした。
明日も、2キロ、配達されるはずなんですか、地元も入手しにくいとなると、「欠品」になるかも知れません。
杏子の玉数まで数えているのは、杏仁豆腐をつくる際の記録のためです。
先週、91個の杏仁を下ごしらえして、いま保存しています。
今週の杏子の分といっしょに、仕上げようと思っていますが、さて、2キロ、届けてもらえるか?
tanigawaさん、はじめまして。
rainbowと申します。よろしくお願いします。
私も1週間前に杏のジャムを作りました。
それはそれで美味しかったのですが、砂糖を大量に入れたのにもかかわらず、甘みよりも酸味が強いことに驚きました。
砂糖がこれほど必要なら二度とジャムは作れないと思ったのですが、tanigawaさんの日記で杏ジャムの酸味は特別強いと知って安心しました。
杏の仁ですが、私は擂り潰すなどしてジャムに加えてみました。
ジャムがより美味しくなっただろうと決め込んでいますが、本当に効果があったかどうかは不明です。
rainbowさん、コメントありがとう。
杏仁をジャムにですか。どんな味になるのかな。
杏仁豆腐に、ふりかける手もありますね。
いま、最後の2・8キロをジャムに仕込んでいます。
いろいろ試してみます。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する