新穂高から笠ヶ岳〜槍ヶ岳〜穂高岳へ周回縦走
長野県
岐阜県
whitefire
体力度について
- GPS
- 30:52
- 距離
- 50.7km
- 登り
- 5,785m
- 下り
- 5,775m
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- 山行
- 10:26
- 休憩
- 0:28
- 合計
- 10:54
- 山行
- 9:09
- 休憩
- 0:46
- 合計
- 9:55
- 山行
- 9:04
- 休憩
- 0:34
- 合計
- 9:38
| 天候 | 1日目：快晴 2日目：晴れ→ガス→晴れ 3日目：晴れ→ガス→晴れ |
|---|---|
| 過去天気図（気象庁） | 2015年10月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関：
自家用車
深夜0時着で6割程度の埋まり具合でした。 鍋平を覚悟してたけど、意外と空いててびっくり。 |
写真
新穂高登山指導センターを出発です。
いつもは右だけど今日は左に進みます。
お腹がすいたのでここで朝食。
水も補給しました。
どうやら日の出を迎えたようです。
まずは大キレットから。
穂高岳山荘を出発。
奥穂高岳で明るくなる予定だったけど、かなりのガスでぜんぜん暗かったです。
通る場所は南側の風下なので岩が凍ってなくて助かりました。
軽い荷物だって大変なのに、大きな荷物でよくまあこんなところを・・・
ソロの女性とすれ違いました。自分は奥→西の方が簡単だと言い、この方は西→奥の方が簡単だと言い取っ組み合いの喧嘩が始まりそうな一触即発の雰囲気でした(嘘)
颯爽と垂直の鎖場を降りて行きました。
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自分は奥→西の方が簡単だと言い、この方は西→奥の方が簡単だと言い取っ組み合いの喧嘩が始まりそうな一触即発の雰囲気でした(嘘)
颯爽と垂直の鎖場を降りて行きました。
感想
いつも槍ヶ岳や穂高から眺めてた笠ヶ岳に行きたいと思ってました。
また、いつかは西鎌尾根を歩いてみたいと思ってました。
さらに、4年前に天候悪化で行けなかった涸沢岳にも行ってみたいとも思ってました。
天気も良さそうだし2日間じゃ厳しそうなので有給休暇を取って3日間で合わせて周回してみました。
1日目
その名は聞いていた笠新道。
急登と聞くと孫悟空じゃなけど「なんかオラわくわくすっぞ」状態です(笑)
だいたいは登ってる途中で後悔してきますが。。
夜明け前にスタートし暗いうちに急登を乗り切ります。
空が白み始める頃に樹林帯を抜け景色が見え始めました。
杓子平に着く頃には笠ヶ岳や抜戸岳のモルゲンロートが広がっていました。
そこから稜線に出ると強風とともに絶景が待っていました。
まずは笠ヶ岳を目指します。
快晴できれいな稜線を歩けるのって楽しいですね。
テン場を過ぎてゴーロ帯を登りきると笠ヶ岳山荘に到着です。
ここから一登りで笠ヶ岳に到着です。
山頂にはほぼ同じ時間に笠新道をスタートした人がいるだけでした。
寒いので写真だけ撮って早々に降ります。
次に目指すは宿泊地の双六小屋です。
見た目はきれいな稜線だけど、歩くと結構なアップダウンがあって疲れます。
疲れると立ち止まって景色を見ながら休みました。
弓折乗越は小池新道と合流するので登山者が一気に増えました。
無事に双六小屋に到着しチェックインします。
10人部屋に4人とかなり余裕がありました。
槍ヶ岳のアーベンロートが見たかったんですが、樅沢岳に登るのはちょっとしんどそうだったので、来る途中に目星を付けておいた場所まで15分くらい歩きました。
夕飯直後に歩いたので体がかなり重たく間に合うか心配だったけど、ギリギリ見られました。
翌日に備えて7時ごろ寝てしまいました。。
2日目
風は吹いてるものの昨日よりだいぶましでした。
星空も広がっていてかなりテンションが上がります。
なんて思ってたのも硫黄乗越まででした。
西の方から雲が広がってきて、あっという間に飲み込まれガスの中。。
まあ、慣れてるからいいんですけどね(笑)
途中、雷鳥と遭遇しつつ千丈乗越を過ぎて急登に差し掛かるとガスが岩に付いて凍りまるでエビの尻尾状態でした。
槍ヶ岳山荘に到着してもガスは取れないけど、とりあえず凍った岩場を登ってみます。
はしごも凍り付いていてかなり滑るので慎重に。
手がかじかみながら山頂に到着。
誰もいないかと思ったけど、けっこういました。
山頂に着く頃にはガスが切れ始めてました。
降りてる途中もどんどん回復していきます。
山荘に到着する頃には槍ヶ岳がはっきり見えるようになっていました。
テン場ではこの日2羽目の雷鳥と遭遇しました。
かなり接近してたけど逃げる様子は無かったです
次は大キレットを経由し、穂高岳山荘を目指します。
そういえば槍ヶ岳〜南岳の間も歩いたことがなかったのでちょうど良かったです。
南岳小屋で休憩させてもらって、いよいよ大キレットに突入です。
一言で言ってしまえば、最初はがんがん下り、最後は北穂高岳目指してがんがん登ります。。
岩場を降りるのはそれほど好きじゃないけど、登るのは「なんかオラわくわくすっぞ」状態です(笑)
危険なところには鎖があったり足場もあったりするので比較的安心です。
ガレ場の急登を登りきると北穂高岳に到着です。
最初は北穂高小屋に泊まろうかと思ってて、予約しようと電話したらだいぶ混んでるらしく1つの布団に1人で寝られなさそうなので次の穂高岳山荘にしました。
こちらは大丈夫そうだったので予約しておきました。
ここからは今回の目的のひとつ、涸沢岳です。
穂高岳山荘への通過点と完全になめてました。
危険箇所が多く、またアップダウンが多くかなり疲れました。
前回悪天候の中、こっちまで来なくて大正解でした。
なんとか無事に涸沢岳を通過し穂高岳山荘に到着しました。
天気も回復していたので沈む夕日を見られました。
我慢強い人は外で、その他の人は中で見てました。
自分は寒さに弱いけど外で頑張りました。
この日も疲れ果てたので7時ごろに就寝です。。
3日目
2日目に穂高岳山荘まで来られて時間に余裕がありそうなので前穂高岳に行くことにします。
ロープウエイの終便が16：45なので、これに間に合うように出発します。
しかし、外はガスの中。
当然寒いので岩やはしごは凍っています。
滑らないように、またルートを見失わないように慎重に登ります。
奥穂高岳からはいよいよ前穂高岳に繋がる吊尾根を歩きます。
極端な危険箇所は無いけど、滑りやすいところもあるので注意が必要でした。
紀美子平からは前穂高岳に向けてガレ場の直登が始まります。
マークに従い登ると山頂に到着です。
槍ヶ岳は見えなかったけど、その他はバッチリ見えました。
これから向かうジャンダルムも晴れて岩の氷も解けてそうでした。
帰りも吊尾根を通り奥穂高岳に戻ります。
奥穂高岳に着くとまたまたガスの中でした。
相変わらず岩は凍っていてかなりの注意が必要です。
救いなのは最難関の馬ノ背が風下の南を向いてるということです。
なので岩に凍りは付いてなく降りられました。
ジャンダルムで合った青年は大きなザックを持っていたので聞くと北鎌尾根からやって来たそうです。
20kg超の荷物を背負って北鎌や、大キレット、涸沢岳、馬ノ背なんかの危険地帯を通過して来たなんて凄いですね。
自分は日帰りプラスα程度の軽い荷物なのでかなり楽してました。
その後は岩場やザレ場を慎重に通過し無事西穂高岳に到着しました。
念願の四穂高岳コンプリートです。
あとは空いてる登山道を快適に降りてロープウエイで下山完了です。
平日で空いていたこともあって予定より早く降りてこられました。
天気が持ってくれたおかげで、なんとか周回で行ってこられました。
なんて書いてたら、6日は槍ヶ岳や穂高で雪が積もったようですね。
1日ずれてたら。。
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whitefire さんはじめまして。
今頃の時期は、何時雪が降ってもおかしくないとは分かって居ても、今回の山行の様に、霧氷が結構な勢いで着氷してしまい、恐い思いをされたと思います。
私は、whitefire さんの一日遅れでキレットを歩きましたので、凍った個所は無く無事でしたが、北穂高のテント場では寒さに凍えました。
＞「なんかオラわくわくすっぞ」
楽しい表現です、私もそれぐらいに楽しんで歩けるように精進致します。
いつかどこかのお山で！
graveltrek
graveltrekさん
コメントありがとうございます！
本当はツエルトでも持っていこうかと思ってたんですが、小屋泊にして良かったです。
風も強く、かなり寒かったですもんね。
たぶんあの寒さだったら寝られなかったと思います。
歩きだして体が温まればそうでもないんですが、それまでが大変でした。
北穂のテン場、今回初めて確認しました。
ちょっと小屋から離れてて大変そうでしたね。
トイレが近い人は往復が大変そう・・・(笑)
お疲れさまでした！！
１日の行動距離がすごいですねっ！
私だったら最低１週間かかりますw
しかも凍りついて難しさ数倍増のなか全穂高岳完倒おめでとうございます！
山頂での写真が「記念撮影中」なとこがステキですw
おつかれさまでした(*^^*)
junpieさん
コメントありがとうございます！
いっぱい歩けてるのは単純に荷物が軽いからです。
junpieさんの1／4程度なんで^^;
危険な稜線をテント荷物満載で歩いてる人もたくさんいましたが凄いと思いました。
来年こそは、と毎年思ってますがなかなか実行できずにいます。。
記念撮影は、あれでもベストショットなんです。
5、6枚の連写モードにして撮ってるので、中には間抜けな姿も写ったりしてます(笑)
それもまた見直してみて楽しいんですが。。
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