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2019年05月25日 04:04全体に公開

記憶

 週の最後の一本だから、怪我しないよう気を付けていたにも拘らずやってしまった。杉の木の伐倒自体は「ここしかない」場所に上手く入っていったのだったが、隙間を狙ったヒノキの枝張りがやはり強くて掛かり木になってしまった。それを外すべく根元の加工をしていた際に右膝を捻ってしまったのだった。まあ、切創でなくて良かったが。
 夕刻、パッキングしながら明日の乗鞍は微妙かもしれない、けれど主に下降ラインなので何とかなるかと思いきや、夜中に起きてみたらば歩くのも難儀な痛みである。やってしまった。これはちょっと歩けたものではない。折角の好天周期、月の出だったのに。今日は諦めて次女の運動会を観に出掛けよう。

 昨日の昼休みに、数日前に送付頂いた「旅の記憶」という福澤氏追悼文集を読了した。山森欣一氏の「日本ヒマラヤ登山通史」が同時に届いた奇縁を思った(F氏遭難時の隊長)。

 構成は山崎彰人氏追悼集「ウルタル曲、サクッと登ってきます」とほぼ同じである。印象に残った点を以下に。
●P.113の便りの件は、向こう側の心情を汲んだにしても実に痛い。
●P.131で、帯畜山岳部の難波君という魅力溢れる男が亡くなったニルカンタ雪崩遭難報告書も思い出した(偶然にも最近読み返したばかりだった)。その請われて書いたという裏P.4原稿は、多忙時に書いたものとはとても思えない程のこなれた文章である。
●P.146「泥沼の議論へ身を投じる無謀さ」!
●P.153「山を下りた瞬間にはもう次の山を考えている」
●P.181「小学校の頃から書道を学び、初段の腕前」(、、、私と同じだ)
●P.209「例の険悪なスラブ状の登攀では、腕時計の針が進んだ」
●裏P.33には、ニルカンタ同様にこれまた氷雪崩で亡くなった広島三郎氏が、ギリシェールを譲った風に書かれている。
●表紙写真もいいけれど、そのP.8上の十勝写真がまた素晴らしい。
●P.183の山田氏(梅里雪山の京大遭難!)、P.202義弟の作文は心に残った。
●P.148の新宮氏の武骨でありながら温もりある文も印象的であった。
●P.192白岩氏の「状況証拠だけで結論を導いていいのだらうか?」に憤慨する件また「プータローの樋口氏」に思わず、、、。
 しかし何と言ってもアキ氏の二編(と愛ちゃんの一編と)に目が潤んだ。エーデルワイス、私も好きな花の一つです。これは大平山のものだろう、か。

 ズブロッカ(の空き瓶に入れた水)を呑み、伐採の合間にオガ粉を盛大に付けながらスギヒノキツガモミの木立の木漏れ日の中で読んだ。近く、国稀でも呑みながら再読したい。同じ国稀でも、美味しいものもあるそうなので。

 探検部先輩澤田氏を亡くした直後だけに、感じ入るところ多くあった。
参照:
https://www.yamareco.com/modules/diary/826-detail-166134

追;今し方、今度は台湾遡行で大変お世話になった許氏が亡くなった報を受けた。一体何の巡りだろうか。氏とは昨夏山行を共にできて幸いだった。ご冥福をお祈りします。

 今回の冒頭に書いたケガも、御三方の意志なのかもしれないと思って収めたい。
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この日記へのコメント

登録日: 2007/5/15
投稿数: 5759
2019/5/25 17:23
 RE: 記憶
松本へは、来なかったのだ。こちらはチェンソウへの怖さが幾分取れました。暑いとはいえ、まだまだ初夏、アカシアの花香る良い森でした。許さんの訃報、驚いた。旧友の死は、唯悲しいばかりではないね。輝く初夏の陽光が、尊いものにかんじられたりする。
登録日: 2008/6/30
投稿数: 866
2019/5/25 19:49
 RE: 記憶
そう、澤田さんも許さんも、悲しみ以上に感じたのは懐かしさというか自分を顧みる機会を貰った有難さです。知人の死を乗り越えて今ある私、というか亡き人と共にある私と言いましょうか。チェーンソー、便利なだけに恐ろしさも持っていますね。便利さと共にある恐れ。


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