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あの日の御巣鷹の尾根で
https://www.yamareco.com/modules/diary/990-detail-3964
山に向き合う私の気持ちをふり返る、大事な日です。
民間機の問題では、このごろは、羽田空港の過密ダイヤと、都心のビルをすり抜けて飛ぶような新しい離着陸ルートが、問題になっています。
曲技飛行もどきの旅客機の出入り。機体、天候、そして離着陸コースに、それぞれゆとりを持たせてこそ、パイロットは不意の事態に対応できるのに、羽田は危うい。
飛行機が落とす落下物も、下にあるのは過密の街中だけに怖い。
(写真は墜落翌朝の御巣鷹の尾根。写真右上スミに、同行したカメラマンがとらえた私が写っています）
saitama-nの日記：御巣鷹の尾根に行った話
https://www.yamareco.com/modules/diary/148886-detail-148488
自分が行ったのは5月初めの山開き後直後だったのですが、登山道があっても急な登りには辟易しました。夏の暑さもあいまって救助に携わった方は相当な苦労をされたと思います。
当時は墜落地点が長野だとか二転三転したようですが、当時の航空機からのレーダー測量ではズレが生じてしまうのは仕方ありません。地形図を見ると当時の目撃情報からすると墜落地点が長野と判断されても仕方ないところがあったと思います。
事故現場が御巣鷹山から御巣鷹の尾根に訂正されたこともあり、西上州の御巣鷹山はすっかり有名になりました。
御巣鷹山とはいったいどんな山なのだろう･････と興味を抱き、2013年11月に昇魂之碑登山口から尾根伝いで登りました。
登山の対象にはなり得ないような、尾根上の小さなピークでした。
地形図上の御巣鷹山（1639.6ｍ）は墜落現場から直線距離で2�匐瓩�北北西ですが、『御巣鷹の尾根』と呼ばれる背景には、幾つもの山名を持つ高天原山（1978.8ｍ）もまた御巣鷹山とも呼ばれるものと思われます。
2005〜6年ころ渓流釣りでスゲノ沢へ入りました。
当時は、山と高原地図のＰ30台の所が車道終点でした。
車道終点から入渓したのですが、油の異臭が漂い、ゴミがとても多いこともあり、慰霊登山される方のことを考えると渓流釣りで入るには相応しくないと思い、上野村漁協へ禁漁区にするよう提案しました。
提案が受理され、今、Ｐ30台地点から上流は禁漁区になっているはずです。
saitama-nさん、takayama2さん。
私も、事故の翌年に、当時ともに現場を取材したスタッフとともに、現場を御巣鷹の尾根を再訪しました。
現場の景観は大きく変わりましたが、ご家族の方がたが現場に行けるようにするための、取り組みだったように感じました。
あの日の墜落の現場の情景は、忘れることは絶対にできません。
４人の生存者が、谷の源頭部から、地元消防団が現場で作った、急ごしらえのし担架に体を固定されて、順に搬出されて、尾根に上げられてきた。
1人の担架を尾根に上げるのに、それぞれ８０人ほどの消防団員が、ロープで体を結び合って、押し上げられ、引き上げられてきます。
あのような状況下で、生存者がいたこと。その命を救う努力が、目の前で続けられたこと。
消防団も、自衛隊員も、報道スタッフも、その顔はみな、煤と煙と涙でグショグショでした。
下記も参考にされてください。
https://www.yamareco.com/modules/diary/990-detail-99118
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