北アルプス縦走4泊5日(高瀬ダム〜上高地)


- GPS
- 104:00
- 距離
- 79.8km
- 登り
- 7,417m
- 下り
- 7,175m
コースタイム
- 山行
- 4:20
- 休憩
- 1:30
- 合計
- 5:50
- 山行
- 9:05
- 休憩
- 1:08
- 合計
- 10:13
- 山行
- 10:00
- 休憩
- 1:26
- 合計
- 11:26
- 山行
- 9:29
- 休憩
- 1:21
- 合計
- 10:50
過去天気図(気象庁) | 2018年08月の天気図 |
---|---|
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
上高地〜松本 バスと電車(2450円) 松本〜信濃大町 電車(670円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
地図やネットの情報にある危険箇所以外は、特に危険な場所はなし。しっかり整備されてます。 |
その他周辺情報 | 上高地アルペンホテルにて日帰り入浴(入浴600円 タオル300円) |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
ゲイター
日よけ帽子
着替え
靴
予備靴ひも
サンダル
ザック
ザックカバー
サブザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
ハイドレーション
ガスカートリッジ
コッヘル
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
携帯トイレ
|
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感想
夏休みを利用し、北アルプスを縦走してきました。
1日目は信濃大町からタクシー(アルプス第一交通さん)を利用し高瀬ダムへ。信濃大町からタクシー利用すれば車を無料でタクシー会社さんに預かってもらえます。
高瀬ダムからは日本三大急登のブナ立尾根を登り、今日の目的地烏帽子小屋へ向かいます。ブナ立尾根の始まり地点に水場があるので、ここで水を3.5リットル補給しました。烏帽子小屋で水は売ってますが、水場としてはここが最終なので。
ブナ立尾根は日本三大急登だけありましたが、登る毎に番号が振ってあるので、精神的にはそこまでツラくはありませんでした。
烏帽子小屋到着し、テントを設営し、烏帽子小屋でカレーをいただき、烏帽子岳へ向かいます。
烏帽子岳への最後の登りはクサリ場もあるので慎重に行きます。山頂からは高瀬ダムも見えました。
2日目はロングコースです。双六小屋まで行きます。コースタイムは12時間20分。
野口五郎岳までは快適な登山道で、裏銀座縦走路を満喫しながらの山行でした。
野口五郎岳から水晶小屋までは、小屋がずっと見え、なかなか近付かず、精神的にキツイです。登山道も岩場があり、険しく、注意して進みます。
水晶小屋に到着しますが、予定より遅れてるので、荷物をデポして急いで水晶岳へ。所々に水晶ありましたが、思ったよりないかな?
この旅一つ目の百名山、水晶岳へ到着。この旅で5座の百名山を登頂します。
水晶小屋へ戻り、次は鷲羽岳へ向かいます。天気がいいですね。日焼けします(^_^;)
水晶小屋からの鷲羽岳は登りが続きますが、三俣山荘からの登りに比べればかわいいもんです。
鷲羽岳山頂からは鷲羽池と槍ヶ岳がセットで見え、いい感じです(°▽°)
三俣山荘へ下り、昼食休憩。ここのカレーは絶品でした!このカレーを食べにまた行きたいです。他にも美味しそうなメニューがあり気になります。今度は小屋泊まりでゆっくり行きたい!
休憩後、鷲羽岳あたりからずっと見えていた今日の目的地双六小屋へ。休憩後は身体が思うように動かず、日和って巻道ルートへ。このルートも最後は登りになりバテバテになりました。
双六小屋のテン場は砂地で、下岩も少なく絶好のテン場でした。池も近くにあり、景色もいい感じです。ここもいい小屋でした。そのうち小屋泊まりで行きたいな。
3日目もロングコースです。コースタイムは13時間30分。今日の最大目的は憧れの槍ヶ岳です。西鎌尾根、東鎌尾根の難所?を通るので早起きして3時過ぎに出発します。
西鎌尾根は技術的な難所は少ないものの、千丈乗越からは急登が続き、体力勝負です。
槍ヶ岳山荘に到着し、荷物をデポし、槍ヶ岳山頂を目指します。クサリ、ハシゴありの難所でした。高所恐怖症の人には厳しいかも…。山頂までのルートは人も少なくすんなりと登れました。山頂には1グループしかおらず空いていました。天気も良くサイコーの登山日和でした。この旅最大の目的を無事達成です(^^)
下山も人が少なく、余裕を持って下れました。下山後は槍ヶ岳山荘でパンを食べ英気を養い、東鎌尾根への下山へ挑みます。今回の山行で一二を争う難所と考えていました。ハシゴ、急階段ありのアップダウンの激しい尾根でした。おまけに天気良すぎて、水分の消費が激しいです。気が抜けない中、水俣乗越まで下りましたが、ここからヒュッテ西岳へは急登です。遠目では絶壁に見える程急な感じです。
表銀座の難所はヒュッテ西岳まででした。ヒュッテ西岳で昼食(ここでもカレー)を取り、大天井岳へ向かいます。大天井ヒュッテに到着しますが、ここでスタミナ切れ。最後の登りはバテバテでゆっくり進みます。この辺は韓国人の団体が多かったです。
無事に大天荘へ到着し、テント設営後、大天井岳へ。この日は雨の予報も出ていましたが、一度も降られることなく快適でした。暑さ以外は。夜は遠くで稲光が凄くヒヤヒヤものでした。
4日目もまたまたロングコース。コースタイムは13時間50分。大天井岳から蝶ヶ岳まで稜線を進み、宿泊地は憧れの涸沢カールです。
まずは暗い中、常念岳へ向かいます。ルートをロストしないように着実に進みます。途中、雷鳥親子にも遭遇しました。
常念小屋から常念岳へは岩場の急登です。常念小屋から出発される方も多く、落石に注意しながら進みます。この日は朝から霧がかっており、常念岳山頂からも展望はイマイチでした。ただこれでこの旅4つ目の百名山登頂です。
常念岳から蝶ヶ岳への稜線の始まりは険しく急です。蝶ヶ岳から来られる方は、十分な体力が必要かと。蝶槍への登り前の鞍部付近は熊のフンや草地への動物の入った跡から、熊のいる雰囲気がプンプンしました。この辺は要注意です。
蝶槍辺りからは陽射しも強くなってきて、この日も暑さとの戦いです。蝶ヶ岳へ登頂後、横尾へ下山。標高を1000m程下げるので、横尾は気温が高く、日向に出るのも気がひけるくらいでした。横尾山荘でスタミナ丼を食べ休憩を取り、涸沢へ向かいます。暑さもあり、この旅では昼食後からはいつもバテバテになってます(^_^;) なんとか気力で乗り切り涸沢ヒュッテへ到着。憧れのテン場でしたが、岩だらけでどこに設営しようかとしばし思案。するとコンパネの貸出もあることに気付き、レンタルしテント設営。コンパネのお陰でこの旅一番の快適さでした。夕食は涸沢ヒュッテにてお願いしました。久しぶりの生野菜も食べれて満足です(^^)
最終日は予定では奥穂高岳から吊尾根、重太郎新道を通り岳沢から上高地へ下山の予定でしたが、連日の長距離移動での疲れもあったので、重い荷物を背負ってそのルートを行くよりは、奥穂高岳を空荷でピストンし、涸沢〜横尾〜上高地ルートが安全と判断し予定変更しました。
朝3時半過ぎに涸沢ヒュッテを出発し、ザイテングラートへ向かいます。取付点辺りで明るくなり始めました。まだ登っている人はいなかったので、自分のペースでゆっくり安全に進めました。慎重に進めばさほど危険な場所ではありませんね。それよりも穂高岳山荘から奥穂への序盤の方が危険度は高い印象でした。岩場で濡れており、滑らないように注意して進みました。
風はそれなりに吹いてましたが、無事に登頂し、この旅5つ目の百名山登頂です。天気は優れませんでしたが達成感は十分です(^^)
下山開始後まもなくして、天気は回復してきました。もう少し山頂で粘れば絶景が見えたかもと思うと、少し残念でした(^_^;)
ザイテングラートを慎重に下り、涸沢ヒュッテへ到着。テントを撤収し、名残惜しさ満載でしたが、また来ることを心に誓い、下山開始です。
難所は少ない下山ルートですが、最後の最後で怪我をしてしまっては元も子もないので慎重に進みました。最後の横尾からの11キロの平坦な道には苦しめられましたが、無事上高地へ下山しました。
今までの人生の中で最高に充実した山行でした(°▽°)
今度はテン泊ではなく小屋泊でゆっくり行きたいです(^^)
コメント
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初めまして。
三俣山荘の写真に私が散らかしてデポした装備が写っていますので、鷲羽岳の斜面ですれ違っているようですね(笑)
おそらくすれ違ってますね(^^)
三俣山荘からの鷲羽岳はかなりの急登でしたよね。僕は下りでしたが、一苦労でした。登ってくる人達は辛そうでしたね(^_^;)
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