八方尾根を下山ルートに選んで、花の盛期を楽しめたのですが、登ってくる方が多くてたいへんでした。
さて、上り下りのパーティーの行き違いのときは、
基本は、登り優先ですね。
対面した双方で、あうんの呼吸で、譲り合うものの、基本は登り優先。
では、足場の悪い場所、狭い道、とくに道が急斜面の切り通しのような場合は、
この場合は、登り優先だけでなく、安全な位置で相手をやり過ごせる場所で、行き違うのが普通ですね。
位置関係から、登りの人が安全な交差位置にいるときは、そこで下りの人をまつ場合もあります。
八方尾根は、よく整備されて、地形も穏やか。でも、稜線の手前や、雪田のそばを電光形に登る場所などでは、谷側がガケだったり、斜度がある雪渓だったり、することもあります。
今回、登山者が多いなかを下降してみて、上り下りが行き違う際に、道の谷側で待つ人が多いのを感じました。
これは、ほんとはかなり怖い場合があります。
谷側のスペースで待つ人に、行動中の人が、何かの拍子にバランスを崩して、ザックや体を当てると、待機している人は谷側に転落しかねないからです。
下りる側の人が、状況判断して、まずわが身を山側のスペースに位置させて、登る人を待つ。
状況次第では、登る側の人が安全な山側の場所を得て、下降者に合図する。
残念ながら、昨日の八方尾根は、ウエアはばっちり決めている方が、そこそこいたのですが、交差のルールや、安全確保について、気を巡らせていない方が、目立ちました。
場所によって、または、子どもさんがいるパーティーなどには、声をかけました。
「待機する人は山側に位置しないと、体を当てられたときに、落ちちゃいますよ!」
そうですね、といって、次に交差する人に、「そこは危ないので、ここまで来てください」と声をかけるパパさんもいました。
山雑誌などでも、ウエアや、食事、コースの楽しみなどだけにページを割かずに、ぜひ山での安全な行動、一番危険な交差者との間の取り方など人為的な危険等々についても、アナウンスをしてほしいと思いました。
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