裏銀座縦走
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- GPS
- 104:00
- 距離
- 41.9km
- 登り
- 4,403m
- 下り
- 4,173m
コースタイム
1日目・七倉ダム〜烏帽子小屋(着12:00)
2日目・烏帽子小屋〜三俣山荘(着14:00)
3日目・三俣山荘〜槍ヶ岳山荘(着14:00)
4日目・槍ヶ岳山荘〜北穂高小屋(着15:00)
5日目・北穂高小屋〜奥穂高〜前穂高〜岳沢小屋(着13:00)〜上高地バスターミナル(着14:00)
予備日・2日
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7/21
8:00高瀬ダム出発
10:50三角点
12:05烏帽子小屋
7/22
5:25テン場出発
5:50烏帽子岳分岐
6:00烏帽子岳
前烏帽子周辺に雷鳥のライさん
6:40テン場着
8:00テン場出発
10:30野口五郎小屋
10:50野口五郎岳
11:20真砂岳分岐点
12:25東沢乗越
13:10水晶小屋
14:20ワリモ北分岐
14:40ワリモ岳
15:05鷲羽岳
15:45三俣山荘
7/23
5:00テン場出発
7:00三俣蓮華岳
8:00双六岳(分岐から春道)
8:30水場(双六小屋設置)
8:50双六小屋
9:40樅沢岳
12:45千丈乗越
13:40槍ヶ岳山荘
7/24
4:30テン場出発
4:50槍ヶ岳
5:30槍ヶ岳山荘
6:30テン場出発
8:10南岳
8:20南岳小屋
10:10A沢のコル
11:05展望台
11:30北穂高小屋
(北穂高小屋のテン場はなかなかの距離)
7/25
6:00テン場出発
6:50最低のコル
7:30涸沢岳
7:50穂高岳山荘
8:50奥穂高岳
9:30馬の背
10:15ジャンダルム
11:30天狗のコル
13:20岳沢小屋
14:05風穴
14:25穂高・岳沢登山路標識
天候 | 梅雨はあけたもののちょこちょこと降ったりはします。雨に煙る山々はまだいいのだけれどもガスはね、どこにいるのかわからない。ここは丹沢だったっけか? |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
前夜に信濃大町界隈に泊まるならばタクシーの会社に出向き、相乗りを希望するサービスがあるようです。要、確認。 上高地から松本まではアルピコで2400円。1.5時間。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
大キレット、ジャンダルムなどの要領は雑誌・山岳本の通りですが西穂高手前・北東の『天狗沢』くだりは雪渓の為注意。ガスによる視界不良は想像以上に怖い。馬の背とはまた違う怖さ。 残雪があるならせめて軽アイゼンを。 |
写真
感想
《食料》
マカロニ(三食分)
即席カレーうどん(三食分)
マルタイ棒ラーメン(2袋・四食分)
アルファ米(二食分)
韓国風即席麺(二食分)
インスタント味噌汁(×3)
インスタントスープ(クラムチャウダーとかのカップスープなど六袋)
ビーフジャーキー(900円分)
カフェオレ(パウダー)
カロリーメイト(一箱)
バーボンウスキー(500ml)当然ペットボトルに移し変えて。
水(計2.5L)
飴ちゃん多数
魚肉ソーセージ(四本)
当日の朝に寄ったコンビニで朝食のおにぎり、昼食のおにぎり、計四個。
《7/21》お握りx2/お握りx2・魚ニソ/インスタント麺
高瀬ダム手前のゲートでヤマレコで作成した登山届けを提出。プレハブ小屋の中ではラジカセからサッチモの曲が流れていた。しぶいぜおっちゃん。
11時ごろから雨が再び降ってきたので雨具を用意すると共に昼食。
昼には烏帽子小屋に到着、ビールを一本グビリとやってテン場へ移動。設営後、ビーフジャーキーをかじりながら地図を眺めてウイスキーを飲み出す。
まずい。昼過ぎなのにダラダラ飲みだしてしまう。これ、あっという間に酒無くなるんじゃねえか?
《7/22》カレーうどん/魚ニソ・マルイタイ/インスタント麺
サポートタイツってーやつを導入して久しいのだけれども着脱が面倒。テントの中でジタバタ。
日の出を見ようと思ったけれどもなんだか周囲は結構明るい。つったかつったか烏帽子岳に向かう。復路、テン場へ戻る際の前烏帽子あたりで雷鳥発見。おお、雛もいる。とても嬉しい。
野口五郎小屋で一休みさせてもらうとお茶を薦められる。お茶菓子も頂く。火のついた焼却炉に読み終わった文庫本をくべさせてもらう。ありがい。今回は無理だけれどもいつか改めてお世話になりたいと思いま
した。
ゴーロゴロの五郎岳を乗り越え霧雨の中、水晶小屋のテーブルを借りて昼食。ガスでの眺望なさと時間的な制約もあり水晶岳なスルー。三俣山荘へ急ぐ。
鷲羽岳を超えたところで(おそらく)小屋番の男性とすれ違う。「電話をかけにいくのだ」と言っていた。元気な方だ。
三俣山荘の水場はとにかく最高。美味い。
水場のない小屋で分けてもらう水はありがたいし何事にも変えられないけれども、とにかく美味い水は美味いのだ。がぶがぶ。
テン場では若い子達の集団が楽しそうにテントを張っていた。孤独だなあ。
《7/23》カレーうどん/魚ニソ・マルタイ/ペンネのスープ和え
朝、快晴。テン場から水の補充とトイレを兼ねて小屋に進むと南に槍。今回初の槍をのぞむ。
小一時間で三俣蓮華岳に着く。見晴らしよし。そのまま双六岳へ歩を向ける。途中に再び雷鳥。今回の山行では本当に多くの雷鳥とあえた。なのでいちいち書かない。
あれだけ見たかった雷鳥もこれだけすれ違うと、旧知の仲というかいちいち写真撮るのも面倒。
双六岳から小屋を目指すが残雪のため夏道へは降りれず春道へ。(たいしたロスでもなんでもないので気にもしない)
途中、双六山荘が設置した水場に出会う。これがまた素晴らしいところなんだ。タオルを濡らしてしばし一息。
西鎌尾根の先、カネ折の登り道は冗長でだるい。そういえば手前の鎖場で放置されたポカリのプラボトルを回収。
槍ヶ岳山荘の売店は18時で閉店。日本酒やウイスキーを買いたい人はお早めに。しかしビールなどの自販機は使えるので安心といえば安心ですが飲みすぎに、注意。
《7/24》カレーうどん/魚ニソ・マルタイ/インスタント麺
4時におきて槍の穂先へ。つったかつったかで頂上。綺麗だった。
テン場に戻って朝食。南岳を越えて大キレットへ。手運び足運びを丁寧に行えば問題はなく渡っていけると思う。
北穂高小屋のテン場は小屋からは結構遠い。必要なものは最初の小屋への訪問でなるべく済ますのがキチ。お、カタカナにすると語弊が生まれるね。吉。
宿泊者以外は水は500mlで100円。
余談ですがこの日、東京・新宿からの登山者とイスラエル人の登山者と出会い、ゲラゲラと笑う場面がありました。ヨシダさん、ジャン、超えましたか?名前覚えられなかったイスラエルの人、立山には着いたかな?
余談ではあるが石井スポーツのフライシートはガスの中で見つけづらいと助言をもらう。確かになあ。あの化学繊維は染めることは出来ないのだろうか?調べてみよう。
《7/25》アルファ米のリゾット風/魚ニソ・マルタイ/(松本駅のすき家で牛丼)
奥穂高山荘はこれまた素晴らしい佇まいの小屋だった。水を1L補充。
奥穂高までガンガン登る。
さて、間近にジャンダルムが見えるわけですが。
馬の背をすぎてすれ違った方、的確な情報をありがとございました。
下降点の天狗のコルへ着いて昼食をとっていると岐阜県警のライチョウがホバリングを遠くでしていた。なにごともなければいいのですが。
西穂からの登山者の幾人かが非常に気になる態で馬の背へ向かっていきましたが大丈夫だったのでしょか?
最後のマルタイらーめんをすすり雪渓へ降りていきます。ガスのせいで道しるべが見えにくいのと、かなりの角度で降りていっているので緊張します。
足跡はほぼなくなりどうやら久しく人が降りていないようです。残雪がある際はアイゼン、少なくても軽アイゼンの使用を推奨します。とはいっても確実にステップを刻んでいけば大丈夫だとは思うのですが。
ガスも晴れてきた高度でエスケープルートに逃げます。
そこはもうお花畑で遠くに上高地の建物も見え始める。鼻歌もでる。
本筋に戻ったあともザレ場は続くが最早すべての終了間近。
たどり着いた岳沢小屋でビールを一本頂き上高地へ急ぎます。
最後になりますが上高地で入ったお風呂、下駄箱のスペースが驚きの匂いでした。いやー、マイッタナア。自戒自戒。
《総評》
食料のマカロニですが山で水を節約するために、一度自宅で茹でた後にアルファ化させたものを使用しました。この利点は茹でる時に少量のお湯ですむ。一度茹でてあるので煮汁がにごったりドロっとしないので、そのままインスタントスープを絡めると充分な一食になる。
言わずもがな魚肉ソーセージは最高。消化吸収率が悪そうなので昼前の行動食にぜひ。
これまではレトルトのカレーうどんを携行していましたが水分を考えてすべてインスタントに。朝食はすべてカレーうどん。
アルファ米はそのままで食べるのはやはり不味い。ので、インスタントスープをぶち込んでリゾット風にするのがいいかなあ。
いつも持っていく缶詰も今回は軽量化のためビーフジャーキーに変更。
食事はすべて必要以上によく噛んで吸収率をあげることに勤めました。こうするとトイレの量も少なくて済むのではと思った。実際はどうなのだろう?
気のせいか。
思いつきで飛び出した縦走だけれども満足。出発時、諸々の重量は18キロでした。もうちょっと減らせたな。ガスとか500余ったし。(でも非常時ってのもあるしなあ。エスビットは携行したけど)
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