自然力生ゴミ自動処理装置（長いものが嫌いな人は読まないで）

　５年前、わが家に設けた「自然力」利用の生ゴミ処理
装置が、今年もマイペースで作動を続けています。
　食品クズは、元をたどれば太陽と地球の恵みですから、
貴重な資源です。回収や重油焼却処理でさらにたくさんの
二酸化炭素を出すのは、不合理。地球温暖化を避けるため
には、バイオマス資源としてメタンガス生成などに使い、
そのガスを燃料や発電用に使って、地球に返すのが、化石
燃料の削減にもつながり、良策です。
　それにくらべれば次善の策ということになりますが、わ
が家では、ミミズに生ゴミを食べさせて処理しています。
　５年前、近所の畑の堆肥から２００匹ほどを捕獲して、
手製のコンポストに入れて、育ててきました。シマミミズ
で釣り餌にも使う種類です。
　ミミズは、ネギ、夏みかんの皮などの辛く、刺激性のあ
るものは苦手です。それ以外は何でもよく食べます。メロン
の皮などは大好物で、薄いネット模様だけを残して平らげま
す。魚のアラの残りなどは、水に漬けて塩抜きし、コンポ
ストに放りこみます。あとで菜園の堆肥に使うときに、塩分
は作物に大敵なのと、ミミズも塩分は苦手だからです。
　夏場など、匂いがでる生ゴミを貯めずに、どんどん投入で
きて、助かります。
　鶏卵ほどの大きさの土を取り出してミミズを数えたら、
大人１０匹、子ども同数くらいの密度でした。６０リットル
ほどのコンポスト全体では、４０００匹とか６０００匹と
かのミミズが、世代を重ねて生き続けていることになりま
す。
　気温が上がるこれからの時期、暑さよけの日陰を設けて、
元気に活躍してもらおうと思っています。

コメント

karamomo

RE: 自然力生ゴミ自動処理装置（長いものが嫌いな人は読まないで）
>畑の堆肥から２００匹ほどを捕獲

大変そうですね。

ウチでもミミズは土を耕してくれる大事な仲間？です。
庭の草木の植え替えに時期になると
畑の堆肥ごと庭にミミズを移植？しています。

庭をいじっていると、鳥が後からついてきて
土をおこした場所からせっせと虫を食べますが、
昨日はミミズをくわえて行ったので、
「ミミズは連れて行かないで〜。」
と思わず叫んでしまい、
それが聞こえたお隣さんにたいそう笑われました…

ミミズコンポストでも魚を入れられるんですね。
知りませんでした。
メロン好きなんてなんだかほほえましい。
中ではきっと取り合いなんでしょうね

tanigawa

RE: 自然力生ゴミ自動処理装置
　karamonoさんは、細長い虫も苦にされないようですね。うちのカミさんは、野菜くずが出ると「これ、ミミーちゃんにあげてきて！」とはいいますが、自分からコンポストのフタを開けることはないし、中をのぞいたこともありません。ミミズは、働き者なんですけどね。確かに１匹でも貴重です。

＞畑の堆肥ごと庭にミミズを移植？しています。

　うちのコンポストは底を抜いた大型ポリバケツを使い、底を花壇（菜園）の地中に１０センチくらいの深さで埋めています。
　ミミズは堆肥の層の最上面にいつも密に生息しているので、底から外部に脱出することは、あまりないようです。
　それで、内部がいっぱいになると、底から堆肥をかき出したり、上部の半分ほどの部分の上層を外に出して、堆肥を取り出したりしています。
　堆肥は、レンガで囲んだ用土入れに入れ、花壇の土や石灰と混ぜ合わせて、使っています。

　花壇を掘ると、シマミミズにたまに出くわします。それと、外から入り込んだ「ドバミミズ？」も生息しています。

＞ミミズコンポストでも魚を入れられるんですね。

　ミミズが食べてくれているのか、無数の微生物が処理してくれているのか判然としませんが、魚の肋骨やニワトリの太ももの骨などが、きれいに身をそがれて堆肥に混じっています。カルシウム補給になるので、そのまんま、堆肥として使っています。

＞メロン好きなんてなんだかほほえましい。

　りんご、梨、スイカ、桃の皮や芯なども、好きですね。フタを開けると、何匹もとりついています。
　今朝は、バナナの皮とコーヒーの滓を投入しました。