(そういえば、札幌近郊の無意根山には、最初の急登に「電光坂」という深雪ラッセルの場所がありましたね。)
これまでスノーシューで意のままにならない思いをした結果を踏まえて、注文・入手しました。
以前に使ってきたスノーシュー(2001年購入)は、緩い傾斜なら深雪でも進めたのです。しかし、斜度が増すと、雪中にひざ上まで潜った足に立ちこもうとしたときに、軸足が雪の中で横滑りして定まりません。
前爪(クランポン)は今度のアッセントの前爪よりずっと大きかったけれど、その前爪と後部(かかとの真下)の短い爪だけでは、斜登高で板の横滑りは押え切れませんでした。
雪が浅く締まったときは前爪で支えることができるものの、深いと難しい。
今度のこのアッセントは、前爪に加えて、縦方向と横方向にそれぞれフレーム自体にギザギザの鋸歯状の滑り止めがあります。歯の長さは1センチ前後ですが、数は数十個はありそう。
浅い、締まった雪質なら、斜度があっても食いつきがよさそうです。
深雪で斜度があるところは、試してみないとまだなんとも言えませんが、期待はできます。
サイズは、私もカミさんも25インチ(64センチ)。スノーシューの一番の用途は深い雪で使うためのものですから、中型サイズにしました。
並べて見ると、カミさんのは女性用で幅が2センチ細い。女性用は幅が狭い分、足のとり回しがやや楽という設定です。
幅2センチ減といいますが、底面積で比べると目検討で15%くらい小さい感じです。
これに男女両タイプに共用の、追加の浮き板(フローテーション・テイル)が着脱できます。5インチ伸びるので、30インチのサイズになります。
着脱は、簡単なように書いていますが、こつをつかんでも手の力が要りました。女性で非力な方にはむずかしいかもしれません。
追加の浮き板なしでは、1足1・8キログラムの重量です。前のものよりやや軽い。
フレームをぴったり重ねると厚みは小さく収まります。
今回は2つの店から通販で購入しました。ちょっと割引があり、どうかなと心配していたら、2013年モデルと明示していない店の男性用は、前爪が中ごろで合わさった2012年モデルでした。
通販の方、表示を確かめると無難です。
さて試用です。私は頚椎を痛めているため、右腕に力が余り入らない。今季は転倒を懸念して山スキーは様子見。スノーシューも、地形がほどほどのところに持ち出して試用したいと思っています。
上越方面は、去年暮れに比べても、まだ雪が足りなそう。大晦日前には試したいと思います。
写真説明。
3つ並べて比較。手前から女性用(青)、男性用(黄)、男性用+浮き板。
10年余使った古モデルと、ライトニング・アッセントの、裏面の比較。アッセントは前爪、横爪のほかに、フレームの周囲に細かい鋸歯がある。古モデルは、前爪が大きく、かかと下に中ぐらいの爪があるが、これだけでは深雪の斜面では滑る。
2012モデル(右、黄)と2013女性用モデル(左、青)。幅の違いがわかる。2013年モデル(左)は、前爪が分かれている。
関連する日記
MSRライトニングアッセント、湯ノ丸山での使用実感
http://www.yamareco.com/modules/diary/990-detail-46208
スノーシューは、斜度がある深雪(斜登高)は、やはり苦手
http://www.yamareco.com/modules/diary/990-detail-17643
tanigawaさんもライトニングアッセントになりましたか。
ライトニングアッセントはイイですよ
ベルトはゴムなのでグイッてひっかけるだけでいいし、行動中の脱落が他のメーカーのモノより少ないと思います。(少なくともT○Lよりはいいです )
自分も先日ですがレディースの22インチを購入しました(男性ですが)装着も楽ですし軽いし登りもばっちりでした。これがあればどこでも行けると思います。
wakaさん、私はこれから何年かの雪山での行動を大事にしたいと考えて、右腕の故障も念頭に、いま考えられる範囲でこのスノーシューを選びました。
スノーシューは、山スキーのような勢いのある転倒は避けやすいとも思って。
いずれにしても、夏と違ってストックに大きな力をかけてしまうため、腕、首への負荷と転倒は注意したいと思っています。
bmさん、確かに山靴にはよりしっくりくる止め具ですね。
カミさんは、スノーシューは山スキーよりも軽快な半面、では靴底のかかと部分に雪がたまって、踏み込みのじゃまをする問題を嫌ってきました。
このスノーシューは、その点もどうでるか、興味があります。
goma0135さん、女性用は私が見ても歩きやすそうです。
浮力が必要なときは、追加の浮き板(フローテーション・テイル)を使えば問題はありませんね。
私たちは、修理・交換部材が共用できるメリットも考えて、このスノーシューを選びました。
tanigawaさん、こんにちは。
ちょうど今、ライトニング・アッセント購入検討中です
写真を拝見すると、女性仕様はスリムなデザインで、とても取り回し
が良さそうですね
余程の過体重でもない限り(笑)、多少浮力を犠牲にしても取り回し
や軽さを優先させるのもいいかも知れませんね
う〜ん、どのモデルにしようか、悩むなぁ〜 (笑)
pokopenさん、男性だったら、最低でも25インチは要りますよ。
これは考え方や山によっても個人差が大きいですけど。
悩まれているので、私の意見を書きます。
私の場合は、
アイゼンだけで行ける山、
わかんを併用する山、
25インチでも腰までもぐる条件の山、
など分けて考えて、スノーシューはやはり深雪ラッセル用に考えています。実際に、30センチ、50センチというより浅い積雪でも、25インチかそれ以上のスノーシューは適応できます。
ところが、深い雪のところで、トレースなしだと、25インチでもかなり厳しい。スノーシューでも太ももまでもぐる登りのラッセルでは、1キロ進むのに1時間かかったりします。
だから、スノーシューはほんとうにラッセルでたいへんなところで、役だってくれる装備と思います。
で、浅い雪だったら、大は小を兼ねてくれます。
さらに30センチぐらいだと、アイゼンとわかんが、むしろ快速でいけたりします。
軽さを優先されるか、どうか、山域や積雪量、入山者数などで判断されるといいのではないでしょうか。
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